昨日の朝に「特ダネ」を見ていたらピーコの隣に去年のエクス・ポナイトで「メタ国家論とサブカル(チャー)」のテーマで東浩紀氏とcharlieこと鈴木謙介氏と対談していた萱野稔人氏がいた。普通にピーコの横にいたぁ〜。東さんの隣で苦笑いしていたけど、ピーコの隣でも苦笑いしてましたね。
そんなcharlie繋がりで文化系トーク系ラジオ Life 2009年1月17日「2009年のチェ・ゲバラ」Part1配信中。
http://www.tbsradio.jp/life/2009/01/20091172009part1.html
現在公開中の映画「チェ 28歳の革命」と末に公開される続編の「チェ 39歳 別れの手紙」の特集番組。僕は映画を観たけどいまいちピンと来なかった。チェ・ゲバラについて詳しく知らないけど、映画として好きではないという感覚、映画館で観なくてもいいかなっていう気がしてしまった、それは僕の基準だし他の人と違うだろうけど。
チェが人格者だったことはわかるし、そういう完全主義みたいな部分が後にソ連を批判してキューバから出て行く事になる要因なのもわかった。
僕がこの世界の成り立ちをもっと知れば彼のした事の凄さがもっとわかるのかもしれない、でも今の時代に彼がいたとしても何が変わるんだろうか?今の時代に彼を求める人は彼に何を希求するのか、アメリカがオバマに期待するようなヒーロー像なのか。
変革の時代に現れる英雄が時代を変えるわけじゃないと思う、カリスマ的な人間が時代を作るわけじゃなくて彼らは磁石のような磁力で人を惹き付ける力が圧倒的に優れていて、磁石に導かれて近寄ってくる人間、砂が集まる事で変革する力が発動する。時代を作るのはその砂達、民衆だから。
いつも時代を変える時の英雄やカリスマが長生きしないのは、きっといろんな人を惹き付けて人々の羨望や嫉妬を浴びて、生け贄、サクリファイスとして新しい時代に食されると思う。まあこれは大塚英志「摩陀羅 天使篇」シリーズからの受け売りだけど、これはわりと正しいような気がする。
オバマ就任ですげえ人が集まるみたい二十五万人だっけ? アメリカの人たちは自分たちが生きた時代の決定的な瞬間の目撃者になりたいのだろう、日本でそんなことは起きないけどさ。
小説「われらが歌う時」を読んでいると黒人の差別問題や、黒人と白人のハーフの人間(主人公の兄弟)がされた差別とか出てくる、アフリカ大陸から奴隷として一方的に自由を奪われて連れてこられた祖先達の事を考えればオバマが黒人初の大統領になることの感激はものすごいのだろう、僕ら日本人には到底共有できない。雑種な国、アメリカ、雑種というハイブリッドの強さがあることでアメリカはまだ勢力を持ち続けるんだろう。
アメリカは自由の国らしい、そりゃあ、アフリカ大陸で生活してた人を強制的に奴隷として連れてきて、インディアンの土地を奪って彼らを殺した土地だもの、多くの人の自由を奪って建国したのだから自由で溢れるだろう。その自由には自己責任が付き物だけど。
自分の書いてた小説も終盤でもう少しでエンドロール、書いていて思ったけどだんだんと私小説みたいになってきた、実際に僕に起きた事とか経験したこと(ノンフィクション)をフィクションの中に取り込んだからなんだろう。なんか変な構成の物語になったような気が。しかし時間がかかり過ぎだ。終わったら、終わらないと次の事に取り組めないので終わらすしかないのだ。
小説のタイトルを「多重人格探偵サイコ」のある回のタイトルから付けているんだけど、「サイコ」が少年エースから移籍して連載していたコミックチャージが休刊するらしい、しかもたった二年で。「摩陀羅」シリーズ同様に終わらないのか「サイコ」、どうすんだろう。終わらない物語はもう止めようと大塚英志×田島昭宇コンビ作品。「サイコ」はいい加減に終わらせてほしい、「ぼくたちのゼロ年代を終わらすために」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000008-maiall-ent
多重人格探偵サイコ (13) (角川コミックス・エース 23-30)
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今日にはサカナクションのサードアルバム「シンシロ」が発売される。雑誌「MUSICA」でも特集されていたので鹿野さんはかなりプッシュしているみたい。リキッドルームで土曜0時からオールナイトでイベントもあるみたい。鹿野さんボーカルの山口さんとかDJするらしいのでちょいと行こうと思う。
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