Dragon Ashニューシングル「繋がりSUNSET」を買う。メンバーのBOTSさんもご結婚されておめでたい。「繋がりSUNSET」はkjも数年に一度しか書けないと雑誌インタビューで語るようにDragon Ashの「静」「動」の「静」である「静かな日々の階段を」などの叙情的な優しい歌の系列でごく親しい友人たちに向けて歌われたもので、それは僕らファンにも、リスナーにも通じるゆるやかに穏やかな温度で包まれるような歌詞だ。
Dragon Ash「繋がりSUNSET」
カップリング「thought and action」は英語の歌詞で和訳を読むと僕の一番好きな「Canvas」や「Morrow」のような流れの、その先の進化系のものだった。
歌詞は「Grateful Days」で負ったとてつもない傷と痛みからKjが音楽を辞めようとまで考えて出す予定だったアルバムも見送り、それでも音楽をやろうという思いで実り咲き誇った復活の宴だったアルバム「HARVEST」に通じるもの。
僕が「Canvas」が好きなのは水中深くに沈んで落ちてしまった後に水中から見えるゆれる日の光りを求めて、今自分のすべてを出してそこから誰かのせいにするわけでもなく、傷つけ返すわけでもなく、楽しむ事で周りの仲間と共に水中から空中へ自分のやり方で浮上する強さと揺るぎない意志が感じられるところ。
だって、あの曲は再生への祈り、復活の祈り、そして自らの揺るぎない意志の確認だったから。
読み始めた小説を一時中断して大塚英志「ストーリーメーカー」を読んでいる。買って後書きだけ読んで放置してた。ある程度の物語の創作の関しての確認。物語の基本中の基本「行って帰る」とかわりと知らないうちにやってたりはするんだなと読みながら思う。僕としては救い出した者が救われた者に救われ返されることと、失われた、あるいは止まった時間の奪取というか動き出すということを描こうと思っている。一日もあれば読み終わるので実践として形にしながら物語の構造を作り上げるしかない。
大塚英志氏や他の漫画家の人が関西の大学で漫画を教えていて、そこの学生の漫画をまとめたTO▲BIO(トビオ)vol.1というのが出ているみたい。実物を見たことないんだけど、大塚氏は物語を作る事は作家の特権ではなく教えればある程度誰でもできると言っているのでそれの実践として学生に教えているんだろう。元々は先生になりたかった人でそれでがダメだったから漫画の編集の仕事を初めて「漫画ブリッコ」とかしていた人みたいだし。
それにしても「多重人格探偵サイコ」終わらねえなあ〜。
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