Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

集団心理と戦闘服とか

【コラム】 夏フェスに異変 ライジング・サンとロック・イン・ジャパンの確執 ってのがmixiニュースiに出てた。
ようするにアーティストが被ってなくてライジング側が出演アーティストにこっちに出るならロッキンオンのほうには出ないでねって言ってるとロッキンオンの社長・渋谷氏がネットで書いてフェスの裏側をバラしたことで賛否両論になっているとのこと。


ライジングサンの出演アーティスト。
http://rsr.wess.co.jp/2008/artists/lineup/index.html


そんなことがネットで騒がれていたとは知らなかった。
確かにRIJとRSRのアーティスト被ってないわな、ほぼ。ライジングサンのほうに出るアーティストで言えば、くるりザゼン椎名林檎電気グルーヴrei harakami凛として時雨銀杏BOYZ勝手にしやがれTOWA TEIは観たい。ブルーハーブがRIJには出る事はないだろうけど観れるならフェスで観たいな。


RIJ初日があんまり観てぇってアーティストがいなかったので、ザゼン東京事変電気グルーヴ来ないかなって思ってたらこれだよ、ははっはっはっ。


渋谷(社長)のおっさんは自分でネットに書いた事で参加するみんなががっかりさせてすまないと言ってるけど、狙ってるだろうなあ、このオヤジは。
↓ 
これから僕達がすべきは、フェスに出たい、フェスに出て欲しいと思うアーティストが自由に出られる状況を作る為に、当事者同士が話し合う事だと思います。そこに進みたいと思います。そこで日本のフェスが良い状況に進む、何か具体的な方法を当事者同士で作り出せるように努力したいと思います。


って反響がでかくて数日後に書いたことの最後の部分ね。


まだ片足半分ぐらいは突っ込んでると自覚してるけどロキオン病ですよ、僕はね。一時は完全なロキオン患者だったわけで。
あそこまで影響力を持ちえた会社の社長が単純なボンミスするとは思えない、これからのフェスのことで優位にことを進めるための戦略の一環じゃなかろうかと思う、それくらいのことはするよなあ、悪い事だとは思わないけど。
だって資本主義って宗教が完全に支配する社会で影響力のある会社がするのは当然先のことを見通して打つ手は打つし、ロックンロールだって流通ツールに乗らないと人には届かないわけだし、まあネットから広まっていくアーティストってのもどんどん出てきてるわけだからこの影響力を持続できるかと言えばできなくなってくるとは思うが。まあネットで出てきてもうちが発掘しました、なんてことはやるだろうけど。


なんで渋谷のおっさんには別に否定的ではない、だってこのくらいのことはするでしょって思うから。まあ、アーティストがここまで別れてるとひくけどね、というか笑っちゃうよね。
まあ、言えるのはアーティスト全然発表してない時にしか完全にチケ取れないってのはないわあっていう。せめて2、3組はその日の軸となるアーティスト発表してくれないとチケ取ってアーティスト発表された時の他の日が羨ましく思えるあの悲しみがねえ。


スヌーザータナソウこと田中宗一郎スヌーザーでRIJでフェスTをみんなが着てるって、あれって宗教服か戦闘服みたいに見えて気持ち悪いって発言があって、ニュアンス的にはこんな感じだったはず。読みながら納得してしまったことがある。


みんなで同じ服装して同じものに熱狂してるってその場にいて参加してると問題とか違和感はないんだけど、一旦ひいてみるとそれって怖いよなって思う。年齢が増えて行く度にその感覚は肥大しているように思う。


韓国で米牛肉のことで内閣総辞職が起きて何万人規模のデモをしているけど、あれってあの中でデモ参加してたら違和感ないよね、きっと何かを革命を起こしているような錯覚や高揚感があり、アドレナリン出まくってるからもう冷静にモノを見る事はできないと思う、上で何か操るような、デモの本質を変えて運動の意味を変えてるやつがいてもたぶん気付かないだろうな、僕がその中にいたらきっと気付かないよ、99%ぐらいで。
でも、なんか異質だなって怖いなって思うのは画面を通してかもしれないけど当事者ではなくて冷静に見ることができるからだ、と思う。


前に友人がメーデーのデモに参加して撮っていた映像は、最後デモの人たちと警察がぐっちゃぐっちゃになった、デモの一人が列から走り出して警察官が数人で押さえ込んでデモの人たちは仲間を助けるためにさらにもみ合い掴み合いが起きて収拾のつかない混乱になった。
あれを見て思ったのは、一つの信念を持った集団は恐ろしいものであるという感情、警察はデモから罵声を浴びさせられても顔色一つ変えないただの人の壁だった、権力や仕事は人から感情を奪うのか?という疑問。
わかりあえないよね、きっと。労働問題で訴えてる人と仕事としてデモを監視してる警官がわかりあうことはない、価値基準違い過ぎるし。
わかりあうにはそれなりの共通点がないとしんどいよな。


何を書こうと思ってたっけな、好きでたまらないアーティスト以外だったらフェスの時はわりと周りの客を見てしまう事が多い、彼らはこんなこと思わずに楽しめていていいなってのとこんなことを考えてる自分が明らかに彼らぐらいの時期はとうに過ぎ去ってしまったんだなとぼんやりと思いながら音を聴いて揺れている。



松本人志高須光聖のラジオ「放送室」の発売したCDの2のDisc8を借りて聴いているけど松ちゃんが2世について語る所では、古谷一行とKjについても語っているのでちょいと面白かった。高須さんはKjがオヤジを一気に越えていったねえって言っても松ちゃんがオヤジは長い事おるからなあと、長いスパンで考えないといけない、オヤジの方がまだまだ知名度も(全世代的に見て)あるから越えてないと言ってたなあ、なかなか興味深い話。
あと飯島愛にAVのこと聞くなって言われても他に何聞くねん、他に聞きたい事ないわって言いきっている所がやっぱり松ちゃんだなぁ。


バイト先に松浦亜弥のモノマネでおなじみのはるな愛が来たのでバイト先の近所にあるというはるなさんのお店を本人に聞こうと思ったけど忙しくて聞けなかった。たまに客にはるな愛の店ってどこですかって聞かれるんだよなあ、その時は僕は「僕も知りたいんですけど」って言うと客は笑って店から出ていくんだけど、どこなんだろ?


あとは「週間真木よう子」はやっぱりおもしろいわ、今日のは脚本が阿佐ヶ谷スパイダース長塚圭史だったりしたし。DVD-BOXが楽しみだなあ。

放送室(2)

放送室(2)