21日(月曜日)は友人に誘われて銀座に行きradioheadのアートディレクターの人の個展へ。
「The Bends」以降のアルバムのジャケットなんかを担当してる人だ。しかし〜月曜日は定休日だった。
とりあえず、その近所のお茶漬け専門で飯を食う。これからどうしたもんかと思い、何かイベントはないかと探したら上野美術館で「ダーウィン展」が台場の日本化学未来館で「エイリアン展」がしていた。「ダーウィン展」も月曜休館だったので「エイリアン展」へ。
入ったらすぐに映画の「エイリアン」のデカイやつが展示してあった。
オーソン・ウエルズの「宇宙戦争」の当時の放送が聴けたりとか。
ウィキペディアより→ラジオドラマ『宇宙戦争』(うちゅうせんそう、The War of the Worlds)は、オーソン・ウェルズが、H.・G・ ウェルズ作『宇宙戦争』をラジオ番組化したものである。1938年10月30日にハロウィン特別番組として、アメリカのラジオ番組Mercury Theatre on the Airで放送された。この生放送は多くの聴取者を恐怖させ、実際の火星人侵略が進行中であると信じさせた。侵略がフィクションである旨を告げる「お断り」が何度もあったと言われるが、そのうちの1度は放送開始直後、残り2度は終了間際であったため、その間、聴取者側から見れば、混乱と恐怖のための時間が充分残っていた。
この古典的SFを読んだ記憶はないのだけど知ってるのはたぶん西島大介「凹村戦争」とかの関連で知ったのかなあ。
「エイリアン展」は何ブースかに別れていて、想像の宇宙人や進化の過程から見るというものがあって、深海の生物などや生物の進化によって現れた独自なものや、化学的好奇心を揺さぶるものでした。プラネタリウムも見れたのだけどしょぼすぎて途中から寝てしまった。
他の階は生命と科学をテーマにしたものなんかがあって、宇宙船の中で使われているものなども展示されていた。デブリ(宇宙空間に飛んでいるゴミとか)によって空けられた穴も、それを見て思い出すのは幸村誠「プラネテス」だ。このマンガは僕の人生においてはフェイバリットな作品で宇宙でデブリ拾いをしながら木星行きの宇宙船のパイロットになることを夢見ている主人公が自分と向き合いそれをやがて受け入れていくようになるといえば大ざっぱな話だけど。
しかし物語の中では人間が宇宙空間に出ることを阻止しようとするテロリストや大多数側にいないがために居場所を奪われた人など、読んでいてSFの形を取っているが現在の世界の縮図があるように感じる。主人公はやがて孤独や怒りや悲しみを夢への愛する人に受け入れてもらうことで変わっていく。周りの人物にもそれぞれのストーリーがあり、とても人間臭くて引き込まれていく作品だ。何度読んでもわかっていても泣いてしまう回がある。
「凹村戦争」の作者・西島大介作品はSF的な要素が多い、僕はSFを読んでなかったのだけど彼の作品はすごく好きだ。
「アトモスフィア」はドッペルゲンガーがテーマだし、「世界の終わりの魔法使い」は魔法対科学でありながら、台詞がすごく詩的な感じもしながらなぜこんな世界になったのかが2巻で1巻の千年前のことの始まりが描かれている。
帰りは台場から船上バスに乗って日の出桟橋へ。東京で初めて船に乗った、鳥はほとんど飛んでなかった。海は緑でクラゲもあまりいなかった。ビルしかないんだなあ。
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