Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『エンドレス・ポエトリー』


 アレハンドロ・ホドロフスキー監督の最新作をアップリンクにて。監督自身の実話というか体験したことを映画にしたもので、『リアリティのダンス』の続編みたいな作りらしい。パンフを読んでいたら5部作になっていくみたい。


 マジック・リアリズムの世界観、お母さんはずっとセリフが歌ってる口調だし、暴力はすぐ目の前にあるし、詩人になっていくアレハンドロと仲間達の芸術と行動主義というか、もうなんかすげえわかんない、エネルギーがどんどん加算されて暴発していく感じ、ちょっと幻惑すぎて夢幻感も強い。作家性というものをこれでもかと見せられる。
 3部作目はパリが舞台みたい。詩人としてのアレハンドロ・ホドロフスキーを楽しむことができる作品なのだろう。ちょっと鈴木清順監督的な極彩色でリアリズムからズレていくような幻惑的な世界観。ちょっといい意味で狂ってる。