Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『TRANSLATOR』

 昨日行った代官山ヒルズテラスの柿本ケンサク『TRANSLATOR』展。
 写真OKやった。










 柿本ケンサクさんはwikiで見ると中野裕之さんに師事されていたらしい。専門出てすぐの頃に中野さんに勝手に書いたシナリオを送ってしまった。中野さんは優しくてお返事をいただいた。今考えると恥ずかしいし、なんてめんどくさい奴だと思う。でも、読んで感想をくださった中野さんは本当に懐の深いというかいい方なんだなと思う。ピースな人っていうね。一度もその後お会いしたことはないのだけど。



『TRANSLATOR』
伝えようとする 
なにかに変換しなければ伝わらない
そのまま伝えようとしてもそれでは共通言語にならず
翻訳する者は透明ではない
どんなに薄くてもその存在のフィルターはかかる
かかるざえない
意味は追加されるのか削減されるのか
ただ、伝えるためにフィルターはいる
いるんだ
言葉だけではなく、ジャンルをこえて表現の枠をこえて
ほら、新しいものが伝わる
本来の意味に何かが足されて引かれたもの
そう、
だから、
越えてきたものだ
伝えるということはそういうことを否応にも孕んでしまう