『病室の「シャボン玉ホリデー」』

　伊坂幸太郎『PK』文庫版。ハードカバーの時よりもこっちの装丁のほうがいい。

　西尾維新の最新刊『掟上今日子の備忘録』を読んだ。このところ同じくメフィスト賞出身である浦賀和宏『姫君よ、殺戮の海を渡れ』読んでからデビュー作である『記憶の果て』しか読んでなかったからデビュー当時の中二病溢れんばかりの作品群（安藤シリーズ）を読んでいる。
　前者の童貞感たるや！　
　後者のこじらせ感たるや！　
　しかし後者はYMO好きすぎてそれ物語に関係あるのかな（実際にはあるけど）ぐらいに書いてて「ああ、それってわかる」と思った。僕はそういうのやりたい側だし。
　『備忘録』で亡くなった大御所作家が何十年かの作家生活で百作出しててみたいな件があるんだけど西尾維新はデビュー１２年で百冊越えてるんだけども‥。

　なべおさみ著『病室の「シャボン玉ホリデー」』出ていた。今日の大盛堂のイベントには行けなかったけど文春の目崎さんがかつて編集して作った本が違う出版社から文庫で再び世に出された。意志は引き継がれるというか。
　前のB&Bでのなべさんイベントで本当に目崎さんがなべさんに信頼されてるのがわかったのでまだ未読ですが面白いと思います。大盛堂行った時に買おう。