深夜の本屋で園子温著「愛のむきだし」の原作本というか映画の小説版を購入。映画は四時間ぐらいだが小説は250ページぐらいと思ったよりも短いし、本も上のスペースが大きくて下にはスペースがほぼないという何かふつうのものと違う体裁。映画は一月の末に公開、やっぱり映画館で観るべき作品。今年観た映画で最強にして最強、そして号泣。
変態がいる世界でもそこに戻ってきてほしいと妹を、いや最愛の人を閉じられた宗教の世界から救い出す盗撮マニアの兄の、実話を元にしたぶっ壊れた、いやぶっ飛んでるけど切実で悲しいぐらいに響く園子温監督が描く唯一無二の映画。
「愛のむきだし」@東京フィルメックス↓
http://d.hatena.ne.jp/likeaswimmingangel/20081130
一緒に出ていたQJは特集が「漫画の底力」で浦沢直樹の15000字インタビュー、他には西島大介、五十嵐大介、浅野いにお、ハロルド作石のインタビューもあった。もうひとつの特集はゆらゆら帝国のニューヨークライブで、ゆらゆら帝国の曲は「愛のむきだし」にも使われている。その繋がりもあってか園子温監督のインタビューもゆらゆら帝国の前に掲載。
しかも佐々木敦さんが緊急寄稿したフルカワヒデオムゲンダイもあるし、hon-ninから出張?した古川日出男「叱れフルカワヒデオ叱れDLX」も掲載している。なんだこの僕にドンピシャな掲載人は。
そういえば「野生時代」で古川日出男新シリーズ『黒いアジアたち』の第1弾・プロローグ「すきとおる浅い青いところからはじまるものと奥深い緑からはじまるもの」が載っているはずだったんだけどチェックするのを忘れてた。
「流星の絆」は来週最終回みたいでけっこうテンポよく話が進んでいた。静奈役の戸田恵梨香が前半かなりいい感じだった。このドラマでかなり株が上がったなあ戸田は。コスプレも人気だしさ。小説読んでないから真犯人知らないけど、戸神の妻とかバナナマンの設楽統の刑事でないことを願う、だとしたらかなり寒いから。
「ラブシャッフル」の予告じゃないけどメインキャストが出るのが流れてたけど、大丈夫か?野島伸司×伊藤一尋Pの久々の作品であんなに明るそうな感じで大丈夫なのかなあ、とちょいと心配。
- 作者: 園子温
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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