Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Sputnik」

 昨日、東京の姉と慕い、東京の弟として可愛がってもらっているSさんからの電話で起きた。
 内容は今度行く予定だった阿佐ヶ谷スパイダーズの舞台についてだった。日程の確認かなと思うとどうやら違うらしく、ぴあで見たら予定終了みたいになってるとか言われて、「えっ?だって阿佐ヶ谷の事務所からの先行のやつで申し込んだんじゃ?」と言うと忘れててしかも今日一般の発売だったらしい。もちろん人気劇団売り切れ。


 これが二回連続で続いた。前の公演も同じような出来事があった。あんた天然だよと言うと天然に言われたくないと言われた。僕は友人から観ると天然が入っているらしい、おまけにKYらしい。まあKYなのはたまに意識的に雰囲気をぶち壊すこともあるが、空気をぶち壊した時は正直気持ちいい。
 阿佐ヶ谷はSさんが好きで「ともだちがきた」だっけな、それの再演から誘ってもらって見ているのだが、本多劇場での「悪魔の唄」が舞台って感じですごくよかった、空間をすごくうまく使っていたなあと思うし、「桜飛沫」や「イヌの日」も見応えがあったし、特に「イヌの日」のダークな感じは人間の本質であるのかなと観て感じた。


 まあ、人気劇団取れませんわな、しかも今回は箱も小さいらしいし仕方ない。Sさんと最後に観たのは劇団、本谷有希子「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」かな、こちらももう取りづらいなあ。おもしろかったし、人間の本質を最終的にはえぐり出すような作品だけどそれを特異な環境に置くことで露に露骨にしたような感じでこの人の作品また観たいなあと思った。


 家には夏のROCK IN JAPAN FES.2008の先行抽選に当たった葉書がきてた。フェスで売り切れるってどういうことなんだよと数年前から思うが、しかも今の段階で出るアーティスト発表前だけど申し込みってなあ、まあ発表されたら取れなくなるから仕方ないけど。商業主義マックスなフェスだしロッキンオンの会社もデカクなって影響力ありすぎだからロックの精神ではないとは思うけど。まあ大昔からロックは資本主義に取り込まれているし、だからこそ僕らに届くっていうこともあるし、たまに複雑な気持ちだ。たまにだけど。


 バイト先に以前蓮沼フェス(チケの入らないフリーなフェス)で観たヘアブレ(hare-brained unity)のベースの人が来たので、前にレジする時に蓮沼で見ましたと言って話したことがあった。彼らのバンドもロッキンのフェスに出てるので聞いてみた。「ロッキンジャパンって出るんですか?」「まだ事務所から聞いてないなあ」と。
 えっ?ほんと。わかってるけど言えないのかほんとに言われてないのかどっちだろ。


 ヘアブレの曲でいいなと思うのはアルバム「EVEN BEAT」に収録の『Sputnik』です。このバンドはなんか宇宙の匂いっていうか天体望遠鏡で星を眺めながら聴くといいサウンドトラックな音です。


 蓮沼のことでいうとその時に一緒に行った友達にTBSラジオ「life」のパーソナリティの鈴木謙介氏ことcharlieを紹介されて、ポッドキャストで番組を聴くようになって、蓮沼を観に行く理由だったアーティストのANAのワンマンライブとかでもcharlieに会ったりして飲み会とかにも呼んでもらったりするようになって、新年会でサブパーソナリティの仲俣さんに会ったりして、こないだの花見の時に仲俣さんにブログやりなと言われてこれを書いていたりとなんだか繋がっていたりする。僕はこういう一連の流れをシンクロニシティだと考えている。というかそう思いたい。

EVEN BEAT(初回限定盤)

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