Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

目黒川の桜

likeaswimmingangel2008-04-06

バイト帰りにチャリに乗って中目黒まで。
東京に来てもう7シーズン目かな、たぶん。
毎年中目黒には桜を観に来ている。
今年は行ってなかったのだけど、お昼に行くと人だかりで
道が埋まるので朝早くに行ってみた。
少し散り始めていたけど、川沿いに咲く桜は春を教えてくれる。

桜を見るとやっぱりあと何回見れるんだろうと少しおセンチになる。
散り際が大切だと戦時中には言って桜を例えたんだろうけど、
今は早く散って次にバトンを渡すべき人たちが自分たちの利権や諸々のために
いなくならないから不純物ばかりが蓄積されていろんなものを浸食しているような気がする。

いろんなことを考える季節は期待や再生やポジティブなことばかりではなく、
それができないという事実や、新しい環境に馴染んでいけないという
新たな危険性も同時に現れてくる。

裏表はしっかりとあって、眩しい光に照らされて輝くその下にはくっきりとした影が
できることも忘れないようにしよう。

影ができるのは光があるから、散っていく桜は来年に想いを馳せながら。