『新潮』掲載の舞城王太郎新作『淵の王』めっちゃ面白いんだけど、これ本になったらけっこう舞城好きには好評価な作品じゃないかなあ。
『阿修羅ガール』や『ディスコ探偵』の系譜かな、語り手の感じとかは同じく三島賞作家である古川さんの『LOVE』みたいに主人公について語る人がいるような。
だからぶっちゃけていうと矢野さん的な『新潮』の王道ラインな小説のような気もする。舞城節というか世界観とスピードとか舞城王太郎好きには堪らない部分がある。これは単行本期待だな。
それとも過去も未来もなくて時間の経過は一冊の本みたいに全て書かれて全部一緒に存在してて、何かが開いてるページ、あるいはその何かが読んでる文字、そういうものが今ってこともあるかな?
舞城王太郎『淵の王』より
宇野さんの『楽器と武器だけが人を殺すことができる』出てたのでGET。『PLANETS 』vol.9も楽しみすぎる。
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楽器と武器だけが人を殺すことができる (ダ・ヴィンチBOOKS)
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