Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

渋谷 の検索結果:

『羊の木』

…) TOHOシネマズ渋谷にて12時過ぎの回を鑑賞。7割ぐらい埋まっていたような。錦戸ファンだけではなく、わりと年齢層も幅広く、男性客も多かったのでキャストと監督が吉田大八さんだったからだろうか。まあ、設定が重そうだし、そうなるのかもしれない。 やっぱり犯人はお前か!っていう展開は正直どうでもいいというか、そうなるだろうってキャスティングなんで気にならない。ただ、主人公の月末は言わば巻き込まれていく役割なんだけど、どうも彼に感情移入できない。あまり感情を出さない役ってのもあるの…

『スリー・ビリボード』

…一でTOHOシネマズ渋谷にて『スリー・ビリボード』を鑑賞。解決されない娘の死、母は三枚の広告看板を出すところから動き出す物語。この作品と相撲協会の昨今の貴乃花親方の行動に通じるものがあるんじゃないかなあ、と観ながら思ったりした。すい臓がんで末期の警察署長と暴力的な警察官、娘を失った母の強い思い、田舎町で誰もが知っている中で娘がレイプされ焼死体となった事件は未解決のまま、そのことに関しては同情をしていたが、広告看板に事件についてのことを載せて、署長に事件はどうなってるの?と問い…

『伊藤くん A to E』

原作は未読。寝起きで歩いて渋谷に行ってそのまま最初の回を観る。夏帆と池田エライザは『みんな! エスパーだよ!』における染谷くん演じる嘉郎の幼馴染の美由紀のドラマ版と映画版を演じた二人だなあと思った。これを観て思ったのは廣木監督が山内マリコさんの小説『ここは退屈迎えに来て』を監督しているのは去年ぐらいからニュースで知っているけど、大丈夫なのかっていう、不安しかない。

『スーパー・ササダンゴ・マシンのノンストッププレゼンテーション』

…ウスの町になっている渋谷の円山町のユーロスペースがあるところにちょっと前にできたロフト9。ユーロには行くのに実は一度も入ったことがなかった。今日初めて入った。昨日、そういえば、ササダンゴさんのイベントがあったよなと思って調べたら昼の部があったのでその場でチケットを取ったんだけどチケット取るのも簡単になったものだ。 08年ごろにTBSラジオの「文化系トークラジオLife」界隈の人たちと知り合いになってからトークイベントに行くようになった。新宿ロフトで番組のメインパーソナリティー…

『キングスマン ゴールデン・サークル』

…日、TOHOシネマズ渋谷初回の回を。金曜日公開にこれからなっていくようだが、前作は素晴らしかった『キングスマン』とはいえ映画好きじゃないとたぶん知らないだろうレベルなので、まあお客さんもまあまあという感じなのは仕方ない。 前作の大ヒットを受けての続編だったのだと思う。そんなわけで前作で死んだと思われていた人物が二人復活し、物語に大きく関わって来る展開になっている。労働者階級出のエグジーは前作のラストでスイスのお姫様を助けたことで付き合っている。今回は彼女の父と母、王と妃に会う…

『泥棒役者』&『勝手にふるえてろ』

…日ヒューマントラスト渋谷にて『泥棒役者』を観る。監督の西田征史さんは脚本家としても有名なのでどんな感じか観てみたかった。ある家の中でほとんど進んでいく展開のワンシチュエーションものなので、舞台とかでもできる感じ。主演の丸山さんが忙しいから家のセットだけあれば撮れるみたいな注文とかあったのかもしれない。でも、もともと西田さんはお笑い芸人だったし、今回の嘘に嘘を重ねて行く感じはどこかアンジャッシュのコントに近いかも。後半はストックホルム症候群みたいになったみんなである目的を果たそ…

『三月の5日間』リクリエーション

…れない。2003年の渋谷とその当時の若者っていう近過去の話として、ブックファーストも渋谷にはもうないし、ラブホはあるけどミニシアターもほとんどなくなってしまった。あそこにあった空間は当然ながら都市の記憶としてはどこかの層にあるけど、現在にはもう失われている。近過去と現在を結びつけるとどうなるのかを岡田さんは知りたかったんだじゃないだろうか、意味があるとかないとかではなくてそれをやってみたら何が起きるのか、どんな感覚が観客に沸き上がるのかが知りたかったんじゃないだろうか。浮かん…

『パーティで女の子に話しかけるには』

…、ヒューマントラスト渋谷にて鑑賞。予告編を観ている時からジョン・キャメロン・ミッチェル監督だし、パンクロックの時代の音楽についてのボーイ・ミーツ・ガールものだってのはわかっていたので期待大だった。 実際観た感じは、異星人であるエル・ファニング演じるゼンとパンクロックのライブハウスとか時代背景がうまく溶け込んでいなくて、どこか乖離したまま、それが意図的なのかそうなってしまったのか。そのせいで絵的にはすごくいいのに物語自体としてはそんなにボーイ・ミーツ・ガールもので恋愛ものなのに…

『ブレードランナー2049』

…日のTOHOシネマズ渋谷で3割か4割程度はお客さんがいたような気がします。僕は原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の著者であるフィリップ・K・ディックが好きなので観たいなって感じでした。正直に言えば、今ドラマでやっている『高い城の男』はどうも観ても合わないし、前作の『ブレードランナー』も観たような観ていないような記憶がありません。 『ユービック』を映画でやってほしいなとずっと思ってます。ミシェル・ゴンドリーあたりで。しかしながら、『ブレードランナー』以降のSF映画…

『ミックス。』

…開、TOHOシネマズ渋谷にて9時40分の初回の回で観る。台風が近づいていて雨のためもあるのか半数も埋まっていなかったような、どうなんだろう。フジテレビが製作していることもあって、新垣結衣&瑛太コンビが宣伝のためにいろんな媒体に出ているが、今作の脚本が『リーガルハイ』の古沢良太さんの脚本ということもあり、ガッキーと組ませてフジテレビが映画を作らせたかったのだろう。『逃げ恥』でまたもやガッキー人気は急上昇であり、極めて同感の成長しているはずなのにまだ制服もいけるんじゃないというこ…

『ナラタージュ』

…近いTOHOシネマズ渋谷の客席の9割は女性。こういう作品を観に来る時にジャニーズの強さを改めて思い知るわけだが。 原作は島本理生さんの小説だが未読。行定勲監督は2000年代初頭の『贅沢な骨』『GO』『ロックンロールミシン』がとても好きだった。それ以降はあまりこれが好きという作品はない。もともと文芸好きというか純文学とかの小説を原作にした映画が多い行定監督であり、今作も何年も前に発表された恋愛小説の映像化。キャスティングは話題性があるし、強そうだ。 恋愛小説と謳われているが、松…

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

…』をTOHOシネマズ渋谷初日の9時台で観る。 妄想だと失恋した妻夫木が作務衣を着て民生の地元・広島に。カープ女子みたいに広島カープのユニフォームを着た水原希子に再び出会って可愛さにやられてしまう。みたいな無理矢理な着地をしたけども、映画はほぼ原作通りの展開でした。 途中で、企業タイアップのコラムが結局のところ「山内マリコさんになりました」「妥当だね」みたいなやりとりがコーロギと新井浩文演じる先輩の間であったけど笑ってしまった。原作の帯文にも山内さんはコメント寄せているし、最後…

『スパイダーマン:ホームカミング』

…』をTOHOシネマズ渋谷で観た。舐めててほんとうにすみませんでした。最高か、と。 なんでアメリカであんな奴が大統領で、日本はあんな奴が総理大臣やってるのにさ、アメリカは『スパイダーマン』ていう繰り返し描いてきたヒーローものできちんと少年が「大人」になるというテーマを掲げて描ける。今の時代だからやるべきことを大作できちんと表現としていてめちゃくちゃ正しいなと思った。 主人公のピーターに対する境遇の違うふたつの「父性」、「家族」を守るために逸脱してしまうこと。富むものと貧しいもの…

『パターソン』

…にヒューマントラスト渋谷に鑑賞。18時過ぎの回だったけどかなり席は埋まっていた。当然ながら年齢層は高い、落ち着いた感じでよかった。 作品は町と同じ名前のバスの運転手のパターソンの毎日のルーティンと詩的なものがすごく心地よい。最後にパターソンを訪れてきた日本人(永瀬正敏さん)がやってることは僕も今年、ブコウスキーの墓参りしたことに通じてるんだなあ、とか思ったり。なんかあるんだろうな、そういうもの。 パターソンと奥さんの関係性、愛しいのが伝わる。彼女が200ドルとかするギターを買…

『たかが世界の終わり』

渋谷で確定申告をしてガーデンシネマでの上映に間に合いそうだったのでダッシュして観る。 グザヴィエ・ドラン作品はほぼ「家族」について描いている。この作品では家族にある不穏な気配が終始漂ってくる作品。なんかドランの映画に出てくる家族ってDQNというか自分本意でなんか思いや思い込みが激しくて、個人同士がぶつかるみたいな、『Mommy』のお母さんとか。いいのか悪いのかわかんない映画でした。これってフランス語だからまだ聴いてられるのか、英語だったらもっと嫌な感じに聞こえるものなのだろう…

『退屈な日々にさようならを』試写

…映画.comより) 渋谷の映画美学校で今泉監督から試写のご案内をいただいていたので観に行った。ユーロスペースとかには来るのだけど、美学校のこの地下のスクリーンは初めてだった。試写の最後の日というのもあって8割型埋まってたような気がする。 今泉監督作品て二、三作しか観れてないが公園のシーンがよくて印象に残る。今作も公園でのシーンはよかった。それは公園というスペースは個人的でもあり公けのものでもあるけど、そこにいる人たちの共有空間になっていて、出入りが自由だからだろうか、家とかパ…

『ハドソン川の奇跡』

…カン・スナイパー』は二時間少しで今作はなんとたった96分で事実だったことをこんなにもうまくまとめられるのすごい。邦題のタイトルは違うつうか年寄りしか劇場に来ない理由なんではと思うし、実際に火曜日、平日の初回にTOHOシネマズ渋谷に観に行ったら7割ぐらい50代オーバーでした。奇跡て誰かの救いようのない絶望の上に成り立ってると思うんだけど、この作品にはそんな絶望はなかったと思う。。あとアメリカンジョークはマジ大切というか場を救う。 もっともっと観られてヒットしてもいい作品なはず。

『ゴーストバスターズ』

…mより) 去年、僕は渋谷でハロウィンが終わった翌日にキングコングの西野亮廣さんが中心となって行った渋谷ゴーストバスターズに参加した。ハロウィンで汚れた渋谷を、ハロウィンということで幽霊、ゴーストのゴミを、あるいはゴーストとして五百人ぐらいがゴーストバスターズのコスプレをして清掃を朝一からした。集まったゴミは集められて東京デザインウィークで、ゴミを使ったオブジェみたいなものを作るという一連の流れがあった。 渋谷ゴーストバスターズは今回のこの映画が公開されることもあって、タイアッ…

『Time when you were there 君たちの居た時間』

…6日にTSUTAYA渋谷店で最終巻のサイン会があった。 整理券をゲットするために7月1日の発売日に有休を取り仕事をのうのうと休み、開店の1時間前から並んだ。僕は並ぶのが大嫌いだ。2時間並んで美味いラーメンを食べるなら並ばずにそこそこの、最悪まずいラーメンでいいと思う派だ、しかし、これとそれは次元が違う。だって、19年続いた連載の完結であり最終巻で『多重人格探偵サイコ』のコミックにおける最後のサイン会になるのだから。 すでに10名ほどの人が並んでいた。危なかった、油断して仕事に…

『シング・ストリート 未来へのうた』

…決まっているからだ。渋谷パルコ自体が建て替えで三年後に新しくなるらしい、そこにシネクイントが入るかどうかは未定だから休館。目の前のシネマライズもライブハウスとしてのwwwになったしゼロ年代初頭に田舎から上京して単館系映画をリアルタイムで観れるのが嬉しかったけどあの頃観に行っていた渋谷の単館系映画館いくつもなくなってる。なくなった映画館で観た映画は僕の人生を変えたものはいくつかある。だけど、時間は止まることないし、あったものがなくなっていくのは当然だし、なんせ資本主義の世界では…

『セトウツミ』

… ヒューマントラスト渋谷で初日の初回を観た。主演ふたりの熱心なファンだと新宿ピカデリーでの舞台挨拶に行っているだろうから、半分ぐらい埋まってたのかな。八割方女性の、若い世代の客層だった。まあ、出演の池松壮亮と菅田将暉のファン層は二十代前半から十代半ばがメインだろうからそりゃあそうだ。そして、この作品におけるふたりのやりとりや流れでの笑うところはほとんどの人が同じポイントで笑っていたのでふたりの雰囲気を十二分に楽しめるものになっていた。 関西弁のやりとりなので、その間とかやりと…

『死神の系譜』

…スクランブル交差点を渋谷駅を背にして歩き出していた。巨大なビジョンに映るミュージックに惹かれながら前方からくる笑顔の者や疲れ果てた者、老若男女の群れを避けて進んでいた。 交差点の真ん中辺りでなんとなく視線を感じたのでそちらに視線を移すと正面から歩いてくる四十にも三十にも二十代にも見える輪郭がぼやけているような女性がいた。彼女は私の正面で止まり話かけてきた。 「あなた、人間ではないでしょ」 そう言った彼女の額には第三の目というかチャクラが開いてその目が私をガン見していたのでそち…

『FAKE』

5月30日、渋谷のwwwにてモエアンドゴースト×空間現代/ZAZEN BOYSライブに行く。楽しかったし気持ちよかった。ザゼンのリズムのカッコよさは狂ってる、「暗黒屋台の親父〜」と歌うThis is 向井秀徳はギターとシンセを操り、時には指揮者のように他のメンバーに指示を出す。カッコよすぎて笑ってしまう。 モエアンドゴーストと空間現代も初めてライブで観たけど何かが浮遊しているような感じでこちらとあちらの狭間で揺らいでいるような音だった。どちらも素敵だった。 向井秀徳さんと朗読…

『デッドプール』

…) TOHOシネマズ渋谷で土曜日の朝一の回で観る。噂だけで面白いと聞いていたのもあって、なんとなく観にいく。今日はユーロスペースで森達也監督『FAKE』が公開初日だが絶対に満席だろうし混むと思ったので平日に行こうと思ったのもデカい。 七割か八割ぐらい客席は埋まっていた年齢層は高校生から50過ぎの夫婦ぐらいと幅広い。僕はマーベルコミックもののアメコミ原作映画はほぼ観ていない。冒頭でデッドプールが全身毛もくじゃらの人は出ませんよっていうセリフがあったから「ウルヴァリン」だとはさす…

『ヒメアノ〜ル』

…をヒューマントラスト渋谷にて鑑賞。劇場出てから日常に戻って人混み歩いてるとあの森田剛の視線とか暴力に晒されてるみたいに思えてきて恐ろしさが増す。 原作は発売当時に読んでいたが、今作はやはり森田剛の一人勝ちというか過去にイジメられていたという背景があるにしろ、彼の終わっているという絶望は人を殺しても犯してももう衝動としてのみあり、世界に復讐するだけして死ねばいいというどうしようもない悪意、いや悪意でもないのかもしれない、ただの絶望というものが人の形をして迫ってくるという怖さだっ…

『太陽』『レヴェナント』

…』をTohoシネマズ渋谷にて。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』での顔芸が素敵だったディカプリオ、今作でも。『ウルフ〜』の方が好きだけどさ。どんだけ災難に巻き込まれてるねん、ディカプリオっていう。神とは大自然の象徴でしかないが、信念と復讐について。すげえ大自然の映像、ディカプリオがんばったという以外に特にない。 DJまほうつかい(a.k.a.西島大介)さんに叱咤激励ソングを作ってもらったんだが、ありがたいやら申し訳ないやらが混ざりながら、ピアノソロじゃなくて歌うんだ!て思っ…

『モヒカン故郷に帰る』

…ragon Ashの渋谷AXのライブで昼過ぎに起きて246沿いを歩いて向かっていたらTBSラジオの黒幕こと長谷川さんと阿部さんからTwitterのDM来てて、その日の『小島慶子のキラキラ』のコーナーで水道橋博士さんが園さんの『冷たい熱帯魚』公開前にフィルメックスで観て書いた僕のブログの評がいいと紹介してくださって(この時博士さんとはまだ会ってない)、しかも小島慶子さんがその文章を読んでくださった。で、お二人からのDMは今日のラジオでブログ紹介されるよってことについてだった。 …

『逆鱗』

…青学近くのベルサール渋谷ファーストとかいう所やった。渋谷区だし! 雑費とか間違えてたから最初から教えてもらって作成した。来年からはもうちょっとスムーズにできるかな。 「人魚は、ひとつの『逆鱗』を食べる」 http://www.nodamap.com/gekirin/ 一昨年は、古川日出男戯曲×蜷川幸雄演出『冬眠する熊に添い寝してごらん』を、昨年は野田地図『エッグ』を。そして、『逆鱗』を。 「百年の想像力を持たない人間は、二十年と生きられない」 古川日出男著『冬眠する熊に添い寝…

『BACON ICE CREAM』

…会が延期になったので渋谷まで出かけてPARCOミュージアムで今日から始まった奥山由之写真展『BACON ICE CREAM』を観てきた。 舞城王太郎さんの『淵の王』装丁写真だとか最近だと『トリッパー』の表紙を見て奥山さんっぽいなと思ったらそうだったりしてなにか漂ってくるものがあってそんなにカメラマンっていう人達を詳しく知っているわけではないけど、近くで写真展とかあったら観に行きたいというぐらいのミーハーさはある。 メルマ旬報チームなスタイリストの伊賀大介さんの所属しているとい…

『神様なんかくそくらえ』『ソークト・イン・ブリーチ』

…, Try 新宿から渋谷にチャリで移動してヒューマントラスト渋谷でレイトショーで公開している『ソークト・イン・ブリーチ』を。カートの死についての検証ドキュメント。途中から真実とかよりも『ラストデイ』が観たいなって思ったのは正直なところ。関係者のインタビュー(探偵とか警察とか、コートニーとかはもちろん出ない)とカートが亡くなる数日前のドラマパートと交互に展開する作品。ちょっと単調というか監督の思惑は当然あるのでカートの死因はこうだったんじゃないかって方向に編集されているし向かっ…