Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

Spiral Fiction Note’s 日記(2026年3月1日〜2026年3月15日)

2月下旬の日記(2026年2月15日から2月28日分)


3月1日
日付が変わってすぐに先月下旬の日記をはてブに、半年前のものをnoteにアップしてから寝る。


5時過ぎに目が覚めてしまったので、諦めて起床して朝のルーティン。派遣仕事は8時に西新宿駅集合だったが、歩いたら一時間半かからないぐらいなので6時半前には家を出ることにした。
TVerで『ゴッドタン』とradikoで『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』を流しながら読書をしてから出発の準備を。昨日の派遣仕事は午前中に終わって、内容的にもほぼなにもしていないようなものだったが、今日はタイルカーペットの搬入で派遣二人なのでそこまで量は多くないだろうなと推測。

radikoで『脳盗』を聴きながら池ノ上駅方面を目指して歩く。番組で紹介していたタデクイは帰りにアルバム『MOTHER』を聴いたが、トークでも話が出たように踊ってばかりの国の系譜でもあるが、曲ごとにスタイルみたいなものが違ったりしていて、キリンジっぽいものやD.A.Nみたいなもの、Bialystocksみたいな雰囲気のものもあった。好きなサウンドだった。

聴き終えてから『オードリーのオールナイトニッポン』を。若林さんの喉の治療のための3週お休みの2週目。パンサー尾形&あばれる君という春日さんの盟友というか体を張って生きた芸人としての絆がある二人がゲスト。とても和気あいあいとしていてとてもよかった。
体を張ってきた男たちの意地だったり、そういうやり方で生き抜いてきたという自負もありながら、人間としてのかわいらしさが感じられるトークになっていた。
若林さんがいないからこそのトークでもあり、コンビでやっているラジオはたまに相方が休みのもう一人が仲のいい人や二人の時では話せない話をできる相手を呼ぶというのはいいかもしれない。


幡ヶ谷駅から甲州街道沿いをまっすぐ歩いて行き、途中で今日が「東京マラソン」だったことに気づく。甲州街道沿いから北にある西新宿駅に抜けようと思うと思っていたら、どんどん出場するランナーがそれぞれの目標タイムごとのエリアに向かって歩いてきていた。
多いよ、歩道がうめつくされてるし、歩くのすごく邪魔だ。なんでたまにしか来ない新宿方面の派遣仕事が今日に限って「東京マラソン」とかぶってるんだ。
なんとか抜け出して西新宿駅に着くと今日一緒に仕事をする人と合流。何度も仕事は一緒にしているし、気楽ではある。歩いて少しのところの高層ビルのある階にタイルカーペットを搬入する作業は、担当の会社の人と合流して、ビルのB2にある詰め所で他の階とかでも作業している人も含めて朝礼。
監督と補佐っぽい人が女性だったが、地下にあるのでいろんなモーターとかが動いているのでマジで何を言っているのか聞こえなかった。最初音が聞こえな過ぎて、モスキートン音みたいな状態になっていて、自分が中年を迎えているからおそらく二十代ぐらいの監督っぽい人の声が聞こえないのかと思った。みんなその人たちの声が小さ過ぎて聞こえていなかったことがのちに判明した。
「東京マラソン」があると道路が封鎖されていたりするので、搬入のために荷物を持ってくるトラックが来なかったり、遅れたりするのかもってちょっと怪しんでいたが8時半すぎには地下の搬入口には着いていた。そこから僕ら二人で一ケース16枚入りが100箱ないぐらいを台車に一回8箱ぐらい積んで13階に何回か往復して運んで行った。
タイルカーペットを貼る職人さんたちはタイルカーペットが運ばれるまでは他の作業をしていた。全部上げて一度休憩をして、箱から中身を出して職人さんたちが置いてほしいといったところに積む。あとは職人さんたちが貼っていくので僕らの仕事はない。彼らが昼休憩に行くのと同時に僕らは作業終了。
外はかなり暑くなっているかなと思ったが、風はそこそこ吹いていたのでTシャツだけでは寒いので上着だけは着て、また帰り道も歩いた。いい気温にはなっていたので汗ばんでいて、もう春だなって思いながら花粉が乱れ舞っているせいで何度も大きなくしゃみが出た。

帰宅してすぐに湯船に浸かって洗濯機を回して昼ごはんを食べながら、TVerで『ボクらの時代』(田中みな実×あの×三宅香帆)を見る。三宅さんこの番組に出てるのもすごいけど、この組み合わせで出てるのがかなりインパクト。「あのANN0」ファンだし、「あったかタイム」も永野さんやDJ松永ゲスト回は絶対に聴いているので、好きなラジオ番組のパーソナリティーと一緒でいいなっていう。前にもポッドキャスト『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい』に三宅さんが出てる時にうらやましいなって思った。単純聴いているラジオのパーソナリティーと一緒に仕事をしていると、出る立場ではないけど、うらやましいなという謎の気持ちもなる。
田中みな実さんとあのちゃんは仲良いし、ラジオでも言及しているし、「あのANN0」に田中さんはゲストで出ていたりするので、ここに三宅さんが入るとどういうトークになるのかなって思ったら、ちゃんと田中さんが三宅さんに聞く形で読書のことなんかを話しやすい感じで進めていた。さすが元アナウンサーというか進行力がある。あのちゃんも田中さんがいるのでリラックスしている感じだったし、三人の会話のテンポや声質も混ざっても違和感がなく、聴き心地がよかった。
夕方に昼寝がてら一時間ちょっと仮眠して18時すぎに再び家を出た。昼過ぎとは打って変わって寒くなっていた。

高畑鍬名さんの初著書『Tシャツの日本史』が2025年夏に刊行され、大きな反響を呼びました。
Tシャツの裾をインするかアウトするか?--日本のファッション史150年の中で、誰ひとり検証した者のいなかった死角に切り込む意欲作に、各界から絶賛の声が届きました。

その中のお一人で、『JJとその時代』にて女性ファッション誌の変容を鋭く分析した作家・鈴木涼美さんをお呼びして、トークイベントを開催します。

三島由紀夫や小津安二郎の作品にはじまり、木村拓哉や菅田将暉、そして無名の若者へと連なる日本人の「無意識」が、Tシャツのイン・アウトに隠されていた――
本書から溢れ出るTシャツをめぐる事件史や、現代の若者とファッションの緊張関係など、私たちの「無意識」と「自意識」がせめぎあうTシャツの裾を見つめ、ヒリヒリする一夜。

高畑鍬名×鈴木涼美「「ダサい」も地獄…「おしゃれ」も地獄…ファッションの呪いは解けるのか?」『Tシャツの日本史』(中央公論新社)刊行記念

マイメン・パン生地くんこと高畑さんにご招待してもらって下北沢のボーナストラックのB&Bの刊行イベントへ。
けっこう知り合いの人たちが来ていて、始まるまで世間話なんかもできたし、お久しぶりな方にも会えたりできた。
高畑さんと鈴木さんは鈴木さんが学年が一つ上だけど、同世代の東京生まれ東京育ち、互いに子どもの頃に親の仕事の関係で鈴木さんはイギリスのロンドンに、高畑さんはアメリカに一、二年ほど住んでいたという共通点があったりした。
今回の『Tシャツの日本史』も最初は修士論文が元になっていて、鈴木さんの最初の著書『AV女優の社会学』も同様に修士論文が書籍化されている。Tシャツの話というよりは大きな意味でのファッションであったり、なぜ歌舞伎町やギャルのファッションはみんな同じものを着ているのかという鈴木さんが見てきたことに関する話など、ただ話題として見聞きしたのではなく、その現場にいた人だからこそわかる解像度の話なんかはとてもおもしろかった。
二人とも共通点もあるし、ファッションや文化への視線とかも近いのもあるのか、トークはちょうどいい流れで噛み合っていき進んでいた。

終わってから、『Tシャツの日本史』の版元の中央公論社の編集者さんたちにお声がけしてもらって、パン生地くんや鈴木さんや二人の知り合いの編集者さんたちと南口にある「MOTHER」というお店で打ち上げがてら飲みへ。
はじめて入ったお店だったけど内装が凝っていたけど、居心地もよくてビールもたくさん飲んで話せてすごくたのしかった。終電近くに解散して、僕は歩いて茶沢通りを下っていく感じだったけど、パン生地くんも一緒に歩いて缶ビールを買って飲みながら雑談の続きを。三茶近くで彼はタクって帰宅。けっこうビールを飲んだけど、ほとんど酔っていなかったのはわりと話をしたからだろうか。

1991年から1994年まで放送された深夜ラジオ番組『電気グルーヴのオールナイトニッポン』。多くの芸人、文化人に影響を与え、90年代のサブカルチャーを代表する伝説的番組。本書は、彼らの静岡時代からの後輩で、本放送に放送作家として入っていた椎名氏による回想録。ほぼ同時期に上京し、友達として遊び、仕事仲間として騒いでいた人物が、メジャーデビューした年に始まり、わずか3年で終わった青春と熱狂の日々と、その前後の笑止と狂気の沙汰の後先を振り返る。

B&Bでイベントとは関係ない本を買ってしまって申し訳なかったのだけど、椎名基樹著『オールナイトロング ―私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代―』を。「電気グルーヴANN」はリアルタイムで聴いたことはなくて、2023年のANN55周年企画で復活した時には聴いたぐらい。今ラジオやポッドキャストを聴くのがたのしみでもあるので、影響を与えまくったラジオに関する本は読みたいって思った。

 

3月2日
7時の目覚ましで起きて朝のルーティンをして、可燃ごみを集積所に持っていく。前日にビールをたくさん飲んだけど、二日酔いにはなっていない。
昨日夜聴けなかった『川島明のねごと』『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』をradikoで流しながら、昨日買った「オールナイトロング」を仕事が始まるまで読むことにした。「ねごと」のゲストは男性ブランコだった。男ブラとロングコートダディはどうもおもしろいと思えなくて、コントもそこまでハマらないしトークも相性の問題なのか、なにか聴きたいという気持ちになれないので、最初の10分ぐらいでやめて「サンドリ」を。
8時からいつものように一旦ラジオを聴くのをやめて、TVerで『ラヴィット!』に変える。メールが来ていて、銀行振り込みがあったというものだった。先月の確定申告をした際の還付金の入金だった。イメージだと確定申告の初日にして還付金があったら三月中旬から下旬にかけてぐらいの入金だったような気がするが、今年異様に早いような気がする。
9時からリモートワークを開始。先週金曜日に集英社に行った際の記事の作成に時間を使いたいが、通常業務や今日中に確認して戻すものがあったのでとりあえず、その作業で午前中は終わった。

天気予想では明日は雨らしい。派遣仕事は入れているがいつもみたいに火曜日水曜日に近いという理由で学芸大駅の現場にしてほしいという要望は出していなかったが、どうせそこなんだろうなって思ったら昼休憩が終わったぐらいに明日の現場の詳細が来た。
田園都市線宮前平駅集合だった。それは全然いいのだけど、駅改札でもう一人と集合してそこからバスに乗っていく現場らしかった。うーむ、めんどくさい。現場の住所だと駅から歩くと20分ほど、バスに乗って降りて歩いて行っても12分ぐらいとアプリでは出てきた。
一人だったら早めに駅に着いてから歩いていくけど、もう一人いるからそれが難しいのが嫌だ。もう一人がバス代もったいないから歩こうというタイプかもしれないが、雨の可能性を考えるとそれもなあって。

休憩あとは再びの「三四郎ANN0」にTOYOTA会長サプライズ電話出演の回をradikoで、そしてアフタートークを「バチボコプレミアムリスナー」で聴いた。やっぱり三四郎の驚きもだし会長のノリの良さも含めて、語られることになる神回候補なんだろうし、これでスポンサーがつけば15周年に向けて安泰でもあるので、リスナーとしてぜひ、という気持ち。
「TVerアワード」を受賞した番組の過去のアーカイブが配信になっていて、『水曜日のダウンタウン』の25年1月ぐらいに放送された「新春クロちゃんリアル人生すごろく」前・中・後編を流しながら残りのリモートワークを。
途中、ドアがノックされて出たら若い男性がいた。宅配サービスの案内で訪問している人みたいだったが、この辺だとスーパーどこに行かれますかと聞かれたりした。正直、スーパーに買いに行くとかでリモート作業をしているときは家を出る理由になるし、宅配してもらうというイメージがわかない。だって、欲しいときはスーパーに行ったほうが早い。家族で住んでいて食料品がたくさん家に備蓄していたり、多めに頼んで何日か分の料理を作っておくとかならわからなくもない。
「物価も上がってきてるんで」みたいなことを言われてたので、「政治のせいですけどね」って言ったら苦笑いしていた。そういう時に「共産党入れました」とかならまだいいけど、もし彼が自民党とか与党側に投票してたらそんなこと言われてもとは思ってしまうだろう。
アメリカというか今のトランプ政権がやってることは完全にアウトだし、それを日本政府も問題がないみたいなことを言っているのも全部ダメだし、結局、自民党が圧勝したということは彼らに投票した人たちはそういうことを容認している、OKと言わせている原因にもなっている。とか繋がっていく。あと訪問してくる人たちの顔ってなにか表情がうそくさいというか、表情があるんだけどない。マニュアルを覚えてきたからその人の内面が死んでる感じ、デスマスクみたいな顔で話されても怖いだけだけど、そういうことが客観性が抜けてるなら人をだませないだろうし、話は聞いてもらえないと思う。

仕事が終わってから、風呂に入ってから軽く晩ご飯を食べる。Spotifyのポッドキャスト『83 Lightning Catapult』をのんびり聴いてから、ちょっとだけ読書してライティング作業を。明日の派遣仕事がどうなるのかが気になってしまう。作業が早く終わるといいとか思いもするけど、バスに乗るとかもろもろのほうがめんどくさい。一人だったらよかったのになあ。

 

3月3日
5時過ぎに目が覚めてしまった。6時に目覚ましをセットしているけど、もうちょっと寝るかというのも危ないので諦めて起床。朝のルーティンをしてから、radikoで『空気階段の踊り場』を聴きながら「オールナイトロング」の続きを。
7時20分に川崎市の宮前平駅で集合だったので、たまにそっち方面に行く時みたいに二子玉川とかまで歩いていってそこから電車に乗るというのはちょっときびしかった。雨というのもあって、歩くのは諦めて6時10分すぎには家を出て三軒茶屋駅に乗って各駅10駅先の宮前平駅へ。雨だし、混み合う前に電車に乗っておきたかった。電車はトラブルで停まったらもうどうにもできないから。

『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』はなんか外で聴きたいという感じが以前からあまりなくて、何聴きながら行こうかなって思ったら、Spotifyのポッドキャストのところに『BAD PHARMACY』最新回がアップされていて、そういえば初回から聴いてみようと思いつつ、聴いていなかったのを思い出してまずは初回から。
TaiTanと上出遼平feat.藤原ヒロシという三組のトーク。TaiTanと上出両氏とも実家が薬局という共通点があり、一回目はTaiTanの実家の薬局が閉まるという日に収録をしていて、その最終日に藤原ヒロシさんの運転する車に乗って向かい、そこでTaiTanの父も登場して話を聞くというものだった。



7時前には到着し、今日の現場までのルートをスマホで再確認なんかしていた。集合時間にもう一人が改札の向こうからやってきた。どこかの現場で一緒だった20代の青年だった。とりあえず、バスに乗って向かっても15分ぐらいかかるということ、歩いていくと20分ほどかかるけど、どっちがいいと聞いた。バス代は仕事が終わった際に派遣会社に請求すれば出してくれるが、僕としてばその分浮かして歩いたほうが楽だった。雨の乗ったことのない経路のバスに乗るほうがストレスでもある。彼も歩いていくほうがいいというので傘を差して歩いて現場へ。
作業としては玄関ドアの搬入ということだったが、集合住宅のおそらくすべての部屋の玄関扉を外壁とかのリフォームに合わせて交換するみたいなことらしく、四階の共有エリアが呼んでくれた会社の人たちの作業スペースと搬入したものを置かせてもらう場所になっていた。
この辺りは坂道が多いみたいで、四階のところから外に出ると傾斜のある道路に出る。そこまでは「く」のじみたいな形の細い道になっていて、その道路に扉などを積んだトラックが停車してそこから僕ら二人が搬入するという形だった。
玄関のドアが50枚ほど、そのドア枠も同様、あと網戸も同じぐらい、プラス玄関ドア交換に必要な材料とかの段ボールがそこそこあった。最初に長物の金属製のパーツを運んでからドア枠を運んだ。それが終わると二台目、残りのドア枠とダンボールが入ったものだった。ドア枠は中身がないのでまだ楽ちんだったが、「く」のじみたいな坂道を上り下りして運ばないといけない。三台目は玄関ドアのみ。これが一人で持つには重いしデカい。もう一人はあまり重いものを持ったりする作業はしていないみたいだし、ボードとかは背面に背負う形で運んだりするが、段差もあるので難しそうだったので結局、二人で一枚ずつ運ぶことにした。たぶん54枚あった。雨は降っているし、そこそこ重いし時間はかかるし、疲弊はした。これが終わったのが11時半ぐらい。
呼んでくれた会社の職人さんに話をした。作業としては次の四台目で網戸を運んだら、明日設置する三軒分を間配りしてくれたら終わりという言質を取った。一緒に運んでいた青年にも一時間休憩するか、休憩しないで終わらせて早く帰るのどっちがいいと聞いたら、早く帰れるほうと言ったので四台目をすぐに呼んでもらって、網戸を運んだ。
住宅街で近所にコンビニもないし、雨も降っているし、疲れてもいる。休憩なんかしたら疲れを認識してしまうし、帰るのも遅くなる。もし、彼が昼休憩したいと言ったら説得して早く終わらすほうに持っていっていた。
五階と四階と一階に言われたように間配りして作業が終わったのは13時前。まあ、定時が16時なので悪くはない。帰りも駅まで歩いて彼と世間話をしながら歩いた。たまに解体現場で産廃ごみとしてドアとかを運ぶときがある。セキュリティの問題もあるのだろうけど、ドアはそこそこ重いものが多い。一日に50枚とか玄関ドアを運ぶ機会もこの先あまりないだろうけど。

雨が降っている中、ずっと搬入していたので安全靴も中の靴しもびしょ濡れになっていて、早く湯船に浸かりたかったし、体が冷えきっていた。こういうときは油断すると体調を崩してしまう。
電車で三茶まで帰って、東急のスーパーで惣菜を買ってから家に帰って速攻で暑い湯船に浸かる。濡れたソックスを脱いだら両足とも冷えているせいか真っ白みたいな色になっていて血の気がなかった。お風呂に入っていると血流が一気に駆け巡るみたいな感じで足の感覚も戻ってきた。

昼ごはんを食べながら、TVerでTXQ FICTION第五弾『神木隆之介』を見た。サムネイルスタッフに大島依提亜さんがデザインで、伊賀大介さんがスタイリストで参加していた。「恐怖心展」とかの座組なんだなあ。
1話目を見たけど、モキュメンタリーであるが、神木さんや大森時生プロデューサーも本人として出ているので、構造がメタでもあり、多層になっている。どういう着地になるのかたのしみ。

15時ぐらいから「深夜の馬鹿力」をBGMにして「オールナイトロング」の続きを読んでいた。17時以降はSpotifyのポッドキャスト『DJ松永 Lightning Catapult』『あのと粗品の電電電話』最新回なんかをBGMにして。
夜には「オールナイトロング」を最後まで読み終わった。雨に濡れて搬入とかをしているときに、『東京』というタイトルで短い小説を書きたいなとなぜか思った。それはきっと「オールナイトロング」をこの数日読んでいたからだと思う。出すなら9月〆切の林芙美子文学賞かなあって。
このエッセイは電気グルーヴの石野卓球さんとピエール瀧さんの中高の後輩で、『電気グルーヴのオールナイトニッポン』の放送作家を勤めたライターで著者である椎名さんが電グルと「ANN」を中心にしたもの。椎名さんが電グルの二人や彼らの同級生である先輩たちと出会って共に過ごした静岡時代の話もあるけれど、上京してからもそのメンツで一緒につるんで遊んでいたりするし、その時代の東京で起きていたカルチャーの話だけでなく、それを共に体験していた友人や仲間たちとの、東京での日々(青春)の回顧録だった。そういうものを読んだから、自分にとっての東京について書いてみたいと思ったのだろう。

電気グルーヴ 『N.O.』

 

3月4日
6時に目が覚めた。両肩の周りや脇腹あたりが痛い、筋肉痛のような気もするし、昨日の扉を運び続けたことによる疲労の残りなのだろう。やっぱりあれだけ扉とか運んだら鍛えていない体はこうなってしまうのは仕方ない。無理しないでおこうと思って、radikoで『アルコ&ピースD.C.GARAGE』を聴きながら目を瞑った。
7時半に再び起床して、朝のルーティンをしてから近所のセブンイレブンへ。ホットコーヒーと朝食用のパンを買ってくる。雨はほとんど止んでいた。昨日の派遣仕事で着ていた服は雨がずっと降っていたので洗えなかったので洗濯機を回した。


そういえば、昨日届く予定だった大塚英志さんの私家版『三島由紀夫論 なぜ自死の直前ディズニーランドに行きたかったのか』が届かずじまいだった。この私家版のシリーズのペーパーブックはAmazonぐらいでしか買えないので注文をしていて、たまたま配送されて到着日が昨日になっていた。
派遣仕事が終わってから帰ってきても置き配で置かれておらず、その後雨が強くなっていった。そのまま日付が変わったのでどうなったのか、Amazonの注文履歴から配送状況を確認したら到着予定日が明日の5日に変わっていた。メールなどは届かずに勝手に変更になっていたのもどうかと思うのだけど、おそらく前みたいにパッキングすることをやめてしまったので配送中にずぶ濡れになってしまって無理になったのではないかと推測する。そうじゃないと届いていない理由がわからない。
車で配送するならまだ大丈夫だが、たまに停まっている配送車から何人かの配送員の大きな台車みたいなものに荷物をわけて地域ごとに運んで配達しているのを見ることがある。あれだと雨の場合はおそらく商品を入れている段ボールの薄いような包装もすぐにダメになるし、中まで濡れてしまうと思う。
個人的にはAmazonで書籍はよほどのことがないと頼まないが、前みたいにパッキングをやめてしまってからは届いた書籍の帯や装丁カバーが破れていたり傷ついていたりするので基本的には頼まずに、書店で買うようにしている。
配送料もちゃんと取ってパッキングしてくれたら、まだ頼もうかなって思えるのだけど、本が好きで買う人は帯とか装丁カバーが破れているぐらいならAmazonでは頼まないということを理解していないのかな、どうなんだろう。

『星野源のオールナイトニッポン』をradikoで聴きながらリモートワークの作業を。8日に開催される武道館イベントのグッズ発売のお知らせとか、現地での観覧チケットは二次先行も外れてしまっていた。ラジオを聴いていると今月で最後だし、オンラインで見届けたいと思って配信チケットをポチった。
この前に聴いていた『JUNK 爆笑問題カーボーイ』で太田さんがニッポン放送に来た時に社長が挨拶に来てくれて、裏番組である「星野源ANN」の次のパーソナリティーは誰かめっちゃくどいぐらい聞いたけど、教えてくれなかったとトークで話していた。そういうめんどくさいとこは太田さんらしくもあり、おもしろい。先週は星野さんがラジオやめてから「爆笑カーボーイ」ゲスト来てくれないかなって言ってたし。

そのまま『あののオールナイトニッポン0』をBGMに。月曜一部の山田裕貴からのメッセージが届いたり、ラストを迎える前のゲストとして来週は「ママ」である田中みな実、再来週は番組に何度も登場しているジャンボたかお&熊元プロレスがゲストということが発表された。ああ、終わってしまう。だけど、うん、このまま無事に最後まで放送してくれればというのがリスナーの願い。
「星野源ANN」と「あのANN0」は31日に最終回なので残り5回。「オールナイトロング」の著者の椎名さんは「電気ANN」の放送作家だった人であり、電気グルーヴの地元の後輩でずっと付き合いがあった人だからこその回想とあの時代についての話を書いていたが、「星野源ANN」は10年という長い間放送されたので、なんらかの書籍を期待してしまう。寺坂さんは放送作家だけど、この番組について書くとなると音楽的な知識だったり、星野源さんが出ていたドラマや映画や舞台のことも詳しい人の方がよいような気はする。
「あのANN0」は3年だから、期間としては長いわけではないが、あのちゃんという存在がどんどん一般的に知られていった、彼女が寝る暇もない期間の記録としても、こちらも形になったらいい。こちらもドラマや映画だけでなく音楽活動と多岐にわたるが、さらにテレビバラエティ出演が多いので、その辺りを押さえている人がどのくらいいるか。

昼休憩の時に池尻大橋駅のあおい書店へ。新刊コーナーを見ていたら、ヤマノエイ著『さむわんへるつ』2巻が出ていたので購入。仕事が終わってから読んだけど、二人の関係性のほどよいゆるさとボケとツッコミのやりとりが心地いい。そういえば、近々で読んだ「オールナイトロング」もこの漫画もどちらもラジオに関するものだった。

Creepy Nuts×Ayase×幾田りら / ばかまじめ 『あの夜を覚えてる』Special Video 



リモートワークが終わってから風呂に入ってから晩ご飯。夜はSpotifyのポッドキャスト『奇奇怪怪』『小嶋陽菜 Lightning Catapult』最新回を聴きつつ、自分のライティング作業をする。寝る前に読みかけになっているカポーティの『遠い声、遠い部屋』とガルシア=マルケスの『予告された殺人の記憶』の続きを。

 

3月5日
連日のパターン、起きたが眠い、春眠暁を覚えずモードなのか、すぐにまた寝たくなる。結局、また7時過ぎに起床して朝のルーティンをした。派遣仕事があると基本的には6時台に起きて出発の準備をしないと集合場所に間に合わないことになってしまうので、危機感がある。しかし、珍しく水曜から金曜日までリモートワーク三連勤だった。その気持ちの余裕が出ている&春眠モードが重なったのかもしれない。
とりあえず、radikoで『佐倉綾音 論理×ロンリー』を聴きながら日常モードへ。佐倉さんがリスナーのお悩みに応える「サードプレイス」コーナーがメインだった。彼女のやさしい視線や自分に送ってくれているということの意味をすごく感謝しながら答えているのが伝わってくる。ほんとうに長期的に続いてTBSラジオの看板のひとつになっていくのかもしれない。

リモートワークが始まる前に何十分か遅れて、TVerで『ラヴィット!』のリアルタイム配信を追いかけて見ようと思ったけど、あんまりおもしろく感じなかったのですぐに切って、Spotifyのポッドキャスト『視点倉庫』最新回「習慣が流行している”という現象を考える」を。
この前聴いた『奇奇怪怪』最新回「「ふつう」はカウンターカルチャーになれるか?」と実は似たような話な気がした。「習慣」も「ふつう」も日常の中にあることで、特別ではないことがこの今の世界や現実にどう抗えるのか、あるいは内部から変革ができるのか、みたいなことって感じがした。
作業用BGMとして、このあとは『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』とSpotifyのポッドキャストで『きしたかののブタピエロ』最新回とAT、『BAD PHARMACY』の続きを。

13時からTPAC Selection“た組×四把椅子劇團『どうも不安な様子』”の劇団先行チケット販売があったので、そちらで友だちの分も購入。5月の公演だが、現状、5月にこれを合わせてもう一つ舞台のチケットを取っていて、週末にもう一枚5月公演のものを別の友だちと観に行く分を取るつもりなので、なぜか三公演も舞台を観ることになる謎な5月、そこにサンダーキャットのライブもある。イベントだらけの5月。そして、それ以降の6月には今の所こういう公演やライブとか約束事とか予定が何もないというアンバランスさ。
お昼休憩後は昨日聴いた「星野源ANN」「あのANN0」をもう一度、&TVerで『冬のなんかさ、春のなんかね』最新回を流す。やっぱりこのドラマは映像見てないとあんまりわからないな。冒頭であの人死んだの?とはなったが。


リモートワークが終わってから、ニコラでほたると菜の花のリングイネとロゼ(ヴィーノ ロザート “エ ロザート!)、食後にアルヴァーブレンドをいただく。ニコラの二人はモノノフなので、ももクロのあーりんこと佐々木彩夏さんの結婚発表を知って喜んでいた。素敵なファンだ。

家に帰って風呂に入ろうと思ったら。『マーティ・シュプリーム』のジャパンプレミアム試写で、卓球つながりで『ピンポン』主演の窪塚洋介さんが壇上に登場。主演のティモシー・シャラメやジョシュ・サフディ監督、シャラメ演じるマーティのライバルの日本人選手のエンドウを演じた川口功人さんと一緒に壇上で質問に答えたり、シャラメや監督に質問をしていた。
けっこう、この組み合わせよかったし、ナイスな人選。監督が『ピンポン』の原作漫画をポン・ジュノ監督にプレゼントしてもらって読んでいたりとちゃんと繋がっていた。

3月6日
早起きをするつもりだったけど、春眠暁を覚えずモードのため5時に一度起きて寝て、6時に起きてまた寝て、結局7時に起床して朝のルーティン。すぐに溜まっていた洗濯物を洗濯機にかけて、掃除機を部屋にかけて朝から少しでも気持ち良い環境にしようとしたのは、花粉のせいか、寝過ぎた罪悪感か。
radikoで『ハライチのターン!』を自分のMacBook Airで再生して聴きながら、リモートワーク用のPCを立ち上げて早めに作業を開始。今日中に終わらしておきたい課題みたいなものがあったので、通常業務を先に終わらせておきたかった。
8時半ぐらいにTVerで『ラヴィット!』をちょっと遅れてのリアルタイム配信を作業BGMに。EXITのりんたろー誕生日ということでいろんなサプライズが番組内であった。けっこう感動的な放送になっていた。9時前にタイムカードは切って通常のリモートワークモードへ。
金曜日なので、ほかにも『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』『四千頭身 都築拓紀のサクラバシ919』が作業BGM。

昼休憩の時に古川日出男さんの「あるこうまたあおう」シリーズ最終話『灯台から灯台へ』が掲載されている『群像』2026年4月号を買いに池尻大橋のあおい書店へ。今夜のおたのしみ。
14時ぐらいに明日の派遣仕事の詳細がきた。赤坂見附駅近くの現場だった。2013年ぐらいにピカソ赤坂見附店でバイトしていたので馴染みのある地域だし、現場の住所を調べると何度も前を通ったビルだった。歩いていくと一時間四十分ぐらいかかる。それは散歩がてらちょうどいいのだけど、呼んでくれた会社は僕は初めてだし、作業内容も搬入だけでなく大工手元とかだったので、実際どのくらい疲れるのか想像できないから朝歩いちゃっていいのか悩みどころ。

渋谷PARCOで行われたマーティシュプリーム ×NAHMIAS のポップアップストアにやはり主演のティモシー・シャラメが顔を出しにきたのを新TwitterことXで確認。昨日の時点でポップアップストアの整理券は16時台のものを取るには取っていたが、今日中に終わらせておかない作業が絶対に終わらないのがわかって、お昼前には行くのを諦めた。Xで検索すると整理券を欲しがっている人がいたので、とりあえずタイムライン見て映画とか好きそうな人に声をかけて整理番号を譲っていた。
まあ、16時台だとぎりぎりティモシーが来た際にはストアの中には入れていない可能性もあるがそれがどうなったのかはわからない。前からティモシーが着ていてNAHMIASのコラボジャケットがお目当てだろうけど、定価は四万円だったらしい、アパレルは一人二着とか限定にはなっていたらしいが、この日記を書いている時点でメルカリを見たら平気で10万以上の価格で出されている。確かにカッコいいけど、四万かっていうのもあったし、実際着るのはけっこう勇気がいる。だって、似合うかどうかもあるけど、高いってことがわかってるものを着るのはちょっと怖い。
プラス公式アカウントでの動画にあるようにめちゃくちゃ人が集まっている場所にできれば行きたくないという気持ちがあるので、結局譲ってしまった。PARCOあとにかおたんラーメンに友だちと行ったみたいだけど、馴染みのある知っている店の前にティモシー・シャラメいるとなんか不思議。
来週公開の映画の方は何度も観に行きたいし、初日は有給取ったし万全の状態で観たい。


夕方すぎにトワイライライトのアカウントのほうでリチャード・パワーズ著『囚人のジレンマ』文庫版上下巻が入荷したとポストしてたので、抜け出して買いにいく。パワーズの小説は何冊も読んでいるけど、この作品は読んだことがなかったのでたのしみ。

【サクマ&ピース】佐久間宣行&アルピー平子がふるさとのスゴイ人やモノをプロデュース!【ゴールデンSP】 


古川さんの『灯台から灯台へ』を読み終わる。『ゼロエフ』から続くこのノンフィクション、歩きながら考えて、書きながら歩いて、考えながら書いて歩いた軌跡の記録でもあり、古川日出男という作家の自伝、いや、古川家の、郡山でしいたけ栽培をしている生家に生まれた兄と姉がいる次男としての古川さん兄弟たちの歴史でもある。一度目は何も知らずに最後まで読んだ。もう一度、最初から読んでみて感じたことを古川さんに感想として伝えようと思った。
寝る前に福島つながりとも言える『サクマ&ピース』のスペシャル番組で「楢葉町編」がYouTubeにもアップされたのを見ながら寝る。楢葉町は『ゼロエフ』の取材時にJヴィレッジにも寄ったりして少しだけ滞在した場所ではあるが、こうやっていわき出身の二人が訪れていろんな場所を紹介してくれると興味がわく。最後まで見終わる前に寝落ち。

 

3月7日
5時半の目覚ましで起きて朝のルーティンをして出発の準備をした。今日の派遣仕事は7時40分に赤坂見附駅に集合だったのだけど、歩いていくと一時間四十分ぐらいかかる。6時前に出ればちょうど着く。出発の準備が終わった時に6時前だったので、もう歩いていくことにした。

土曜日の朝の散歩のお楽しみな『三四郎のオールナイトニッポン0』を聴きながら赤坂見附駅に向かう。先週のTOYOTA会長との生放送での電話の話題ももちろんだけど、それを真似ようとしている「都築サクラバシ919」での都築のムーブの話もしていた。ほんとうに今週からTOYOTAがスポンサーになっていてCMが流れた。一週間経ってない間にTOYOTAほど大きな会社のCMが入るというのは「三四郎ANN」関係者たちだけではなくニッポン放送の人たちも正直びっくりしていると思う。
来週の9日に4月からの「ANN」ラインナップが発表されるらしい。今回の件で「三四郎ANN0」が「星野源ANN」の枠に昇格する可能性がゼロではなくなったと思うし、正直、星野さんの後の枠はマヂラブか佐久間さんのどっちかかなと思うのだけど、三四郎もありえる。
だけど、書いてみると一年で一部をやめていったCreepy Nutsが一部に、星野さんのあとに戻ってくる可能性ってあるんじゃないかな、と「DJ松永ライカタ」での松永の暇だという発言でワンチャンあるかもしれない。今の「ANN」のジングルは星野さんが作っているので、ミュージシャンが欲しいと思っているかもしれない。
一部に「三四郎」「マヂラブ」「佐久間宣行」の二部の誰かが昇格すれば、二部の「ANN0」が「あのANN0」も終わるので二枠空くことになる。個人的には三宅香帆さんが一つはやってほしいけど、誰が抜擢されるんだろう。

赤坂見附駅に到着したのは7時20分ぐらいだったので、歩いて一分ぐらいの現場を下見に行った。2013年ぐらいにピカソ赤坂見附店でバイトをしていたので見慣れたエリアではあるし、新しいお店はたくさん増えているけど、ビル自体はそこまで変化はない。何度も通ったことのあるビルだった。
今日一緒に作業をする派遣の人ははじめましての人だった。話をしたら福島県のいわき市出身らしく、昨日の古川さんの『灯台から灯台へ』を読んで、さらに『サクマ&ピース』SPを見ていたので、なんらかの縁みたいなものを感じた。
作業自体は飲食店の内装工事の大工さんのお手伝い。途中、作業に必要なものを買いに四谷に行ったりしたが、定時の16時前に終わった。最初にちょっと大きなものを階段で運んだりしたが、しんどいのはそのぐらいであとは大工さんの作業の進み具合でちょこちょこヘルプするぐらいだった。

帰りはスペシャル番組『オズブラウンのニッポン放送・札幌テレビ 超!圧縮計画』SPep.1「トム・ブラウンとオズワルドが合体 計画」を聴きながら。永田町駅から渋谷駅まで乗って、そこから歩いて帰る。土曜日の渋谷は混んでいたので早めに道玄坂の向こう側に進む。スーパーに寄って昼ごはん兼晩ご飯の惣菜とかを買って帰る。
すぐに暑い湯船に入って、洗濯機を回してご飯を食べた。明日の派遣仕事の詳細も来ていたが、毎週お馴染みな学芸大駅近くの現場だった。いつもは最低でも二人はいるけど、明日は僕一人だった。たぶん、ずっと掃除とかをすることになるし、定時17時までは基本的には帰れないのでハズレといえばハズレだ。まあ、重いものを持ったりもしないし、疲れるような作業はたぶんないので、それをプラスだと思うしかない。


洗濯物を干したあとにAmazonで頼んでいた大塚英志著『三島由紀夫論 なぜ自死の直前ディズニーランドに行きたかったのか』が届いた。大雨の日に届く予定だったけど、5日に勝手に延期されてその日にも来そうになかったので一度キャンセルして昨日再び注文したもの。
最後の方に「三島由紀夫の首」というタイトルの文章があって、1970年に三島が自決した翌朝の朝刊には斬首された彼の生首の写真が掲載された。しかし、現在その日の朝刊をデータで探しても生首の写真は違うものも差し替えられているらしい。歴史上、一番多くの日本人が見た生首は三島のものだと言われる。江戸時代のさらし首とかはある種エンタメみたいなもので民衆が見にやってきていたみたいな文章を読んだことがあるが、新聞に掲載されてみられたという意味でその数は比較にならない。
そして、それ以降に多くの人の目に触れる形で生首がみられたということもないはずだ。その三島の生首と『サロメ』の共通点みたいなものを講演で話したり、戯曲にしたりしたのが古川さんだった。僕は影響を受けている大塚英志さんと古川日出男さんによって、三島由紀夫や中上健次という小説家に、その作家性と作品に出会えている。

 

3月8日
6時過ぎに起床して朝のルーティンをして、radikoで『JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』を流しながら出発の準備。普段は火曜日か水曜日に呼ばれることが多いし、自分でも希望を出すことがある現場が今日の派遣仕事先。
土日とかに呼ばれることがあると他の人が言っていたが、店舗の自体は営業していて、改装しているところは大きな音も立てられないので職人さんたちもほとんど来ないと聞いていた。たいてい、定時の17時まで清掃とかちょっとしたことをやるらしい。うーむ、そうなるとけっこうめんどくさいし、一日が長い。だけど、仕方ないと家を出る。歩いて四十分ほどで普段は学芸大学駅に行って、他の人と集合して現場に向かうのだが、今日は僕一人なので直接現場に向かえるのだけありがたい。

ブラック・ミディのベーシストであり、時折フロントマンも務めていたキャメロン・ピクトンによる新バンド、マイ・ニュー・バンド・ビリーヴが、デビュー・アルバム『My New Band Believe』を2026年4月10日に〈Rough Trade Records〉よりリリースすることを発表した。アルバムのプロデューサーはキャメロンと、キャロラインのジャスパー・ルウェリンとマイク・オマリーが務めた。またその発表に合わせて、ジョーディー・グリープ日本ツアーのバンド・メンバーを務めた松丸契が参加し、盟友、セス・エヴァンスが共同プロデューサーとミックスを務めた新曲「Numerology」がミュージック・ビデオと共に公開された。

My New Band Believe - Numerology (Official Video) 


行きはradikoで『脳盗』を聴きながら。けっこう風が冷たくて寒い。天気予報を見ても気温が上がるのは昼ぐらいだけど、まだ朝は寒い。『脳盗』の中で上記のマイ・ニュー・バンド・ビリーヴの曲が流れた。サックスプレイヤーの松丸契さんも参加しているらしい。曲はかなり好きな感じだったし、ブラック・ミディぽさも残っている。


8時から17時まで、呼んでくれた会社の人に言われたことをやっていく。簡単なものの移動とか、その際に養生したりもするし、清掃もする。型枠を外す作業をやってと言われたので、はじめてやってみた。地面というかコンクリにも釘がうちつけてあって、取るのが難しいし中々取れない。
できるだけ取れる釘を抜いてからバールとかを使ってテコの原理で型枠を浮かせたりして取って行った。足場があったりするのでずっと中腰でやらないといけないし、普段やらない仕事だから難しかった。言われた箇所の型枠を全部取るのが昼休憩のあとぐらいまでかかった。
その後はそこを清掃してキレイにして、他の場所でタイルカーペットを搬出することになるが、その下のOAタイルはそのまま使うみたいで、搬出するときにその上のごみがOAタイルの下に落ちると困るというのでそのフロアをずっと掃き掃除して仕事は終了。掃き掃除の時も中腰になっていたので、めちゃくちゃ腰が痛かった。重いものとかを運んだりするより、腰が痛くなる方がしんどい。

昼休憩と帰りは『オードリーのオールナイトニッポン』を聴いていた。若林さん休養の三週目は先月アメリカでの放送でゲストにきたMr.綾部ことピースの綾部祐二再び。
いやあ、話す話す。春日さんが押されていたけど、同期というか近い芸歴で同じようにテレビに出たとかもあるから、感覚が近しいのがわかるトーク。さすがMr.綾部。年に一回だと思ったら、すぐに呼ばれて恥ずかしがっているのもおもしろかったし、この人の天然的な陽キャな部分は聴いていると明るい光がさすような心地よさがある。

18時前にはスーパーで惣菜を買って帰り、いつもならすぐに湯船に浸かってから洗濯機を回してから、ご飯を食べる流れだったが18時から『星野源のオールナイトニッポン in 日本武道館』の配信が始まるので、それらは後回し。18時に始まって、見ながら晩ご飯は食べていた。冒頭でいつものラジオをやるという話があったけど、放送の二時間ではなく三時間ぐらいはやるということだった。実際配信オンリーのアフタートークみたいなものを含めると終わったのは21時20分すぎるぐらい。大ボリュームな内容になっていた。
もともと普通の放送を武道館でやるというコンセプトだったので、ゲストは出てこない。代わりに、ジングルのコーナーやメールテーマのところに星野さんと関わりのある人たちのジングルやメールが送られてくるという特別さはあった。ジングルだとYOASOBIや三浦大知さんやダウ90000という面々、メールは細野晴臣さんや藤井隆さんやバナナマンの日村さんやオードリーの若林さん、春日さんと妻のくみさん、佐久間宣行さんなど。
日村さんのメールでうるっときている星野さんが印象的だった。『地獄でなぜ悪い』の紅白の時の騒動に関して、日村さんがメールをしていたことが星野さんを強く勇気づけてくれたみたいだった。
あとは幕間映像として、名物リスナーたちが出てきて会場は沸いていた。メールを読む際にも有名なリスナーの名前が読まれると歓声が起こるのもラジオイベントぽくてよかった。あとレギュラー放送は四回。最後までたのしく聴かせてもらうつもり。
聴き終わってから湯船に浸かる。中腰での作業のせいで腰がかなり痛かったので熱めのお風呂に入ってできるだけ柔らかく、疲れが少しでも取れたらいいやって。風呂から上がってから『川島明のねごと』を聴いていたらうとうとしてしまったので、23時から放送のドラマ『ある小説家の日記』を見るのは諦めて寝た。

 

3月9日
6時に起床して朝のルーティンをして、集積所に可燃ごみを出してからセブンイレブンに行ってホットコーヒーと朝食用のパンを買ってくる。ごみを出そうとしたら、大家さんがごみ袋の上に被せるネットを設置していた。
去年もそうだし、毎年のことだけど春先になってくるとカラスの繁殖シーズンになる。子育てで活発になったカラスはごみ袋を破って中身を食べたり、持っていくので集積所付近に悲惨な光景が広がる。それを防ぐために大家さんがネットをしている。カラスの子育ての時期ですかねえ、とかちょっと世間話。先日、ごみ袋が破られているのをちょっと見たので、そんな言葉が出てきた。
コンビニから帰ってきて、radikoで『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を流しながら横になっていた。昨日、中腰での作業のせいか、まだ痛みが残っている感じがあった。8時には机に向かって、『ラヴィット!』をリアルタイム配信で見ながら、リモートワークをちょっと早めに開始。
午前と午後の作業用BGMは、「三四郎ANN」のファンクラブ「バチボコプレミアムリスナー」のほうで、先週のTOYATA会長の電話生出演回がアーカイブでアップされているもの、続いて金曜深夜に放送した最新回、そして、「バチボコ」での最新回のアフタートークと、三四郎三昧。

児童文庫は読者である子どもに向き合って書くという姿勢が大事|エブリスタ小説大賞2026「青い鳥文庫小説賞」山室秀之&新井桜菜

12時には青い鳥文庫さんとエブリスタで「青い鳥文庫小説賞」をやります。ということで2月に講談社に伺って編集者さんにインタビューしてきたものが公開された。児童文庫に興味ある人は読んでみてください。

【会見レポート】「オールナイトニッポン」新パーソナリティのサカナクション山口一郎、日向坂46正源司陽子の怪談話に興味津々

リモートワークの終わりかけ、18時から「17LIVE」で『オールナイトニッポン』2026年度ラインナップ発表記者会見があったので、見ながら残りの作業を。
「ANN0」のあのちゃんが卒業したあとは「ANNX」をやっていた松田好花さんが昇格することになった。うん、女性になるだろうなって思っていたし、彼女は名前も上がっていたので違和感はない。その流れで、彼女がやっていた「ANNX」は後輩の正源司陽子さんが務めることも発表。正源司さんはTBSラジオ『佐倉綾音の論理×ロンリー』のゲストで出ていたので知ったばかりだけど、一気に駆け上っていくのかな。「ANN」水曜日は乃木坂の井上和さんがパーソナリティーだし、坂系アイドルはやっぱり人気あるんだなってアイドル疎い僕は改めて思ったりする。
で、星野源さんの後を誰がやるんだろうかって期待していたら、サカナクションの山口一郎さんが務めると発表。来年27年が「オールナイトニッポン」60周年らしく、55周年の時には星野源さんがジングルとか作っていたので、やはりそれができる人、ミュージシャンがいてほしいというニッポン放送の要望があったのかなって思ってしまう。山口さんも質疑応答の時にも言っていたけど、星野さんと同学年ぐらいらしいので、年齢的にはベテランの域に入ってきている。山口さんが悪いとは言わないけど、ミュージシャンならもっと若い人を抜擢でもよかったような気がしてしまう。とりあえず、初回は山口さんも松田さんも聴くけど。

仕事終わって風呂に浸かる。腰の痛みはだいぶ薄れた。風呂上がりに『83 Lightning Catapult』最新回を聴きながら一休み。
14時半ぐらいには明日の派遣仕事の詳細がきていた。集合場所が田園都市線の高津駅で去年の12月に一度行ったことのある現場だったので、場所はわかる。その時は一人で搬入を、ほぼ荷上げみたいなことをしたのだけど、その量が一人じゃ無理だろうというものだった。そのときは解体の職人さん二人がその日は特にやることがないのに呼ばれていたので手伝ってくれたからなんとかなった。明日は四人だったので搬出入の量とか残骸撤去の量がすごいのかもと思ってしまう。
「月刊予告編妄想かわら版」の4月号を書き終えて送信した。寝る前に夏帆さん主演ドラマ『ある小説家の日記』見ようと思ったが、ちゃんと見たいので明日帰ってから見ることに。

 

3月10日
5時半にセットした目覚まし、その数分前に目が覚める。二度寝はできないというかしない。起きれてしまった以上、昨日考えていたルート、高津駅までは歩くことにしたので6時には家を出れるように朝のルーティンをして出発の準備。ちょっとだけ『空気階段の踊り場』を聴いた。

家から集合場所の高津駅までは246沿いを多摩川方面にほぼまっすぐ歩いて一時間半ぐらい。Spotifyのポッドキャスト『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい』(ゲスト:石山蓮華)がアップされていたのでお供に。TBSラジオ『こねくと』は聴いたことがないのだけど、石山蓮華さんはそのMC。
前に『佐倉綾音の論理×ロンリー』にゲストに出ていたのを聴いたけど、好きなものに対しての熱量がすごくて、その話題になるとテンション上がって早口というオタク気質のある、声はかなり明るい人だなって思っていた。今回は電柱好きとしての面の話が多くて、平子さんがいうことにかなり「いいポイントついてきますね」ぐらいの感じでたのしそうに話していた。いい人なんだろうなあ、と感じるトークになっていた。


傘もいらないぐらいの小雨は降っていたので少し肌寒い。多摩川を越えて東京から神奈川へ。8時に四人集合。一人は何度か一緒の現場になったことがあったが、他の二人ははじめまして。8時半には現場に移動して、呼んでくれた会社の人と合流。OAタイルの搬入だと言われた。トラック四台で個数を見たら二種類あるけど、合わせたら2200枚ぐらいだった。一枚10キロぐらいあるし、まずトラックに積んでいるものを台車に下ろす、トラックの運転手さんが下ろしてくれるのを積んでいく。
最初のトラックが来た際に雨が強くなったと思ったら、みぞれっぽい。そのうち積もらないだろうなと思うぐらいの雪になった。めちゃくちゃ寒いし、雨や雪が降る中で金属製のOAタイルを受け取るのも積むのも、それを三階の部屋に持っていくのも大変だし、滑ったら危ない。足の上にでも落ちたら安全靴を履いていても骨が折れたり、けっこうな怪我をする。
午前中に四台分を三階に上げて昼休憩。午後からは職人さんたちがOAタイルの下の部分の足みたいなのを等間隔につけていくのを手伝ったり、並べていく補助をした。まあ、結局どんどん敷いていくと積んでいたOAタイルをその敷いた箇所に移動したりするので、最初の搬入以外にも何度も運ぶことになった。で、ほぼ定時の17時半前に終わった。まあ、正直言ってハズレっちゃハズレ。重いから疲れるし、早く帰れるわけでもなし、おまけに雪は降ったし、多摩川越えてるし。

帰りはさすがに田園都市線一本で三茶へ帰還。Spotifyのポッドキャストで『DJ松永Lightning Catapult』『あのと粗品の電電電話』を聴きながら。
「松永ライカタ」は松永が親友の朝井リョウと新宿のタロット占いに行ったという話をしていたが、マンションの一室とか一人しか入れないとか、もしかしたら僕も何度か行ったことのあるタロット占いをしている美音さんじゃないかなって思ったのだけど、どうだろう。
「あの粗品」は「あのANN0」を辞めることを公表したあとに配信されているのだけど、粗品には多少話していたのかな。あのちゃんのラジオらしいものはこのポッドキャストだけになるみたいだけど、できればこのポッドキャストは続けてほしい。
キャロットタワーの地下一階の東急ストアで晩ご飯の惣菜を買って帰り、すぐに湯船に浸かった。寒かった一日の締めは熱めのお風呂しかない。ご飯を食べてからのんびりしていたら眠くなってしまいそう。

13日から公開する『マーティ・シュプリーム』の上映時間を調べたら、観に行こうと思っていたホワイトシネクイントは11時半からしかなくて、ヒューマントラストシネマ渋谷は10時半から、となると悩みどこ。。
日付が変わるとオンラインで座席チケットが発売になるので、なんとか寝ないように耐える。ライティング作業とか読書とかしながら、日付が変わった瞬間にホワイトシネクイントのほうのチケットを取った。ホワイトシネクイントは劇場を『マーティ・シュプリーム』モードというか、いつも押す作品の画像とかを店名のところに装飾したり、壁一面の大きなポスターを配置したりするので、こっちだなって。

 

3月11日
6時に起床して朝のルーティンをしてから、radikoで『アルコ&ピース D.C.GARAGE』と『JUNK 爆笑問題カーボーイ』をBGMにしながら、『群像』最新号に掲載の古川日出男さんの「あるこうまたあおう」最終話『灯台から灯台へ』を再読。

「読者が百人いるとね、その百人は、違った情景を小説の内側(なか)に読むよ。音や、登場人物たちの声だってそうだ。 違ったのを聞いているよ。つまりだ、一冊の本は、小説は、百人が読むと百冊になる。
 ただね。もっと凄いのはね。
 一冊の本をおんなじ人間が十回読んでも、十冊になる。 その理由はね、君がおんなじ人間じゃなくなるからだ。
 いま中学二年生だろう? いまの君が大好きな本を、高校に進学して、二年後に読む。すると印象はいっしょか? 変わるよ。どんなふうに変わるのかはわからない。でも、 変わるよ。それから十年後にさ、君たちが二十三歳や二十四歳になってさ、やっぱり読む。やっぱり変わるよ。
 それでね、
 俺はね、
 生きている間に繰り返して読める本を、それこそ十遍読める小説を、今日から君たちに探してほしんだ。一冊の小説を、十冊に変えられる、その変えるのが自分なんだって感じながら、読んでほしい、生きてほしいんだ。二冊めを読んでいるのも未来の君だし、たとえば高一のね、そして三冊めは、大学生になっているのかもしれない、就職しているのかも、そういう君だ。十冊めを読んでいるのは、四十代、六十代、いいや八十代? はるか未来の君だよ。
 未来の君が読んでいる。
 ということは、その本の内側(なか)に未来の自分がいる。未来の自分が、何人もいるんだ。そういう本を選ぼう。そういうのを君たちに見つけてほしいと俺は心から願っています」
『群像』2026年4月号 古川日出男著『灯台から灯台へ』 P78より

 磯山(いそやま)聖ヨハネ教会跡地。
 福島県新地町の、ほぼ宮城県との境(さかい)いにあるそこを、僕は二度訪れている。案内板が整備されてからとその前と。震災遺構だと言える。こんなことが解説された碑(いしぶみ)がある。 新地町は震度6強の地震に続き、最大波十四メートルを超える津波に襲われたと。磯山地区は戸数十一戸、暮らしていたのは四十三人、
 その夜、
 磯山聖ヨハネ教会に十七人と、
 四匹の犬猫が避難した、
 夕方から小雪が降った、
 礼拝堂にあった石油ストーブを人びとを囲んだ、
 救援を待った
 二度めに僕がそこを訪れたのは夏で、左右に展(ひろ)がったトウモロコシ畑は教会跡地の、跡地に至る石段の、両開きの門(ゲート)のようだった。鐘があった。“祈りの鐘”というのだった。そこに蜘蛛がいた。大きな蜘蛛の巣をかける大きな蜘蛛がいた。風が吹いていた。
 ああ祈りが蓄積しているなと思った。
『群像』2026年4月号 古川日出男著『灯台から灯台へ』 P105より

作中に出てくる磯山聖ヨハネ教会跡地へは、2020年11月30日、のちに『ゼロエフ』として刊行された古川さんのノンフィクションの阿武隈川と常磐線の取材の最終日に行った場所だった。
前日に泊まったのは宮城県の鳥の海でそこから歩いて、ゴールとなる福島県の新地町に、県境を越えるあたりで、日出男さんと僕はこの磯山聖ヨハネ教会跡地を探した。夕暮れが近づいている時間だった。すぐに見つけられなくて、農作業(最北のみかんを作るんだとおっしゃっていた)をしているおじさんに話を聞いてたどり着いた。そういうものもこの『灯台から灯台へ』にも組み込まれて、いや、形になってつながっているのがわかった。
冒頭に出てくるトリケラトプスの子供が置かれていた場所は犬吠埼で、僕が2007年に最初に通読した古川日出男作品は『ハル、ハル、ハル』の単行本で、その表題作のラストで三人の「ハル」は犬吠埼へたどり着いたことを思い出させた。
引用の最初の箇所は日出男さんが郡山市の中学生たちの前でした講演の様子で、そこで語られたのはお兄さんと助手席の話、そして小説は、本のなかの言葉は「それがないのに指している」ということだった。その講演についての箇所にあった太文字の部分は読んでいると涙が出そうになった。「居ない」けど「居る」ということ、喪失と失われないということについて。
終盤で古川夫妻がお兄さんの遺影と共に犬吠駅に向かう車内の場面を読んで、どこか懐かしくなったのは、『ゼロエフ』の最後で日出男さんと僕と見えないけど居る存在が一緒に昼食を食べているお店の座席に座っている場面があったからだと思う。
幻視であり、現実とフィクションが混ざり合って、違う場所へ、次元に、視えれていないものが視える。この豊かさがきっと今の世界に、僕らの日常に必要なものなのだと思った。そんなふうに感じたことを日出男さんに感想として、3月11日という日だからこそメールした。夕方過ぎに日出男さんから返信が届いた。

9時からはいつも通りなリモートワークを開始。TVerで『ラヴィット!』を見終わってから、『星野源のオールナイトニッポン』をBGMにして作業の続きを。このあとのあのちゃんの番組も同様だが、今回を含めてあと四回。
武道館でのオンラインイベントについての放送回になったのは当然だし、紹介できなかったジングルやメールを星野さんがオンエア中に話したりするという補完的な意味合いを持ったものになっていた。

昼休憩になったので今日で四周年を迎えたトワイライライトに行って、熊谷くん夫妻にお祝いを伝えてから、池尻大橋のスーパーに行こうと思ったけど、なんだか歩きたい気持ちになったので代官山蔦屋書店まで散歩がてら歩いた。
二階に『マーティ・シュプリーム』のコーナーみたいないろんなポスターが展示してあった。やっぱり日本版のやつちょっとダサいと思ってしまう。
一階でなんとなく目に入ったちくま文庫の佐多稲子著『私の東京地図』を手に取ってペラペラとめくる。この佐多稲子という作家さんのことを僕は知らなかったけど、装幀の感じとメスヤリ工場とか帯に書いているので興味を持った。東京大震災前後の東京のことが書かれている短篇集らしい。筑摩書房は権利切れてるかどうかはわからないけど、昔の作家さんの作品を編み直したりしてリイシューするのがうまい。

家に帰ってから、『あののオールナイトニッポン0』を聴きながら作業の続き。こちらも31日までとあと四回、今回は「ママ」とあのちゃんが呼んでいるほど仲のいい田中みな実さんが生放送のゲスト出演。意気あいあいとしたやりとりで、あのちゃんもリラックスできているのが伝わる。この二人と一緒に三宅香帆さんが出た『ボクらの時代』の話もあって、三宅さんのことをおしゃべり野郎みたいなニュアンスであのちゃんが言っていた。きっと、三宅さんもこのラジオのリスナーだろうから聴いたら喜びそう。
来週も熊プロとジャンボの二人がゲスト、あと二回はいつもどおり一人でやるのだろう。最後まで見届け、聞き届ける。
夜は東浩紀著『平和と愚かさ』、カポーティ著『遠い声、遠い部屋』、ガルシア=マルケス著『予告された殺人の記憶』を読んで寝る。

『おかえりジョニー』に寄せて|Masafumi Gotoh 


ASIAN KUNG-FU GENERATION『おかえりジョニー』Music Video 

 

3月12日
深夜3時に目が覚めた。用を足して可燃ごみを集積所のカラス避けネットの下に入れて戻る。かなり肌寒い。布団に入ってTVerでバラエティを流しつつ目を閉じる。6時ぐらいに目覚ましをセットしていたので7時に変更する。
目覚ましで起きるが、予定としてはまだ余裕があるので朝のルーティンをしてから、セブンイレブンにホットコーヒーと朝食用のパンを買いにいく。ついでにこの前買ったロロの新作公演のチケットを発券する。5月に舞台を三本観る予定になっているのだけど、どうしてこういうことは被ってしまうのか、謎だ。全部観たいから仕方ないけど、バラけてほしいという気持ちにはなってしまう。
9時に家を出るまで読書をしながら、radikoで『きしたかののブタピエロ』『佐倉綾音 論理×ロンリー』を聴く。「論理」のほうは放送日が11日だったこともあり、東日本大震災当時の話を佐倉さんがしていた。家を出て表参道駅に向かう。その際には『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』をお供に。
去年の10月ぶりに谷中のようで書家の華雪さんの書道教室に行くのだが、教室になっているのは「韋駄天」という陶器専門店の地下一階で、そのお店の最寄り駅が千代田線の千駄木駅。乗り換えもしたくないので、千代田線が走っている表参道駅まで行ったほうが気が楽なので、一時間ほど歩いて駅に向かった。
途中で246沿いの青山ブックセンター本店に行く手前のアイムドーナッツが入っているビルに「カニバブル」の看板と一階部分の窓ガラスに胡蝶蘭とかお祝いの花が外から見られるように置かれていた。ダウ90000の事務所の「カニバブル」ってここなんだという驚きと発見。たまに通っていても気づいていなかった。

2026年前期 | 谷中教室のご案内
谷中教室では月一回、書の歴史・技法理論を学ぶ【書法】と、毎月一文字を取り上げ文字の成り立ち・日本語としての展開を学び、表現する【書芸】の会を開催しています。
2026年前期、
【書法】は、唐代・王羲之以降の書の様相を取り上げます。
文化が爛熟した唐代。やがて後に文化が再興した時代とされる北宋へと繋がります。北宋は革新的な自由主義が求められるようになりますが、その萌芽は唐代の晩期にすでに芽生えていました。従来の王羲之の典型の模倣から、作家の個性や思想が全面に現れ、心のままに書くことを求める書風の萌芽の様相を実際に書くことを通じて味わいます。
【書芸】は、時間にまつわる一文字を取り上げ、その字の成り立ち、日本語としてどのように使われているのかを学び、現代のわたしたちの目を通じ、解釈・表現をします。
【書法】、【書芸】いずれのクラスでも内容に合わせた良質な道具を毎回ご用意しています。日常から遠ざかりつつあるゆっくりと字を書く時間、そして字を書く道具に触れる時間を楽しんでいただければと思っています。
みなさまと学びの時間をご一緒できますことを楽しみにしております。
————————————————-
【書芸】
3月12日(木)
「心」みえないもの

ということで千代田線に乗って千駄木駅を目指していたが、早めに着きそうだったので一駅前の根津駅で下車して「韋駄天」へ向かった。僕はこの谷中教室は半年に一回ほど参加している。書家の華雪さんとは古川日出男さんのイベントなどで何度もお会いして雑談をさせてもらったりしていて、大人になってから筆を持って習字とかをすることはなくなったので、新鮮な気持ちで、おもしろさもあって【書芸】で気になる漢字の時に行っている。参加人数は地下室の広さもあるのでマックス8人でこの日もマックスだった。
最初は華雪さんによる「心」という漢字についての話、どういう成り立ちとかを含めて解説してもらう。それぞれの参加者は申し込んだ時にどんな「心」を書こうかというのはある程度は考えているだろうし、僕も多少は考えていた。そこは華雪さんの話を聞くことでより輪郭が増したり、方向性が変わったりする。11時から13時までの中で最初の30分ぐらいは話を聞いて、そこからは各自書き始める。
書くのに必要なもの、筆(動物の毛など十種類ほどある)と硯(こちらも何種類か)と墨(こちらも何種類か)と文鎮、半紙と最後に仕上げを書くグレードアップした半紙が用意されているので、生徒は何も持っていなくて大丈夫なふうになっている。
僕としては、「心」っていうのはいろんな面がある、多面体だと思っていて、多面体って最終的には円になると思うから丸みがほしいなって思っていた。最初に普通に「心」と書いてみる。ゲシュタルト崩壊じゃないけど、なんでこれで「心」って読めるんだろうみたいな、不思議な感覚にもなる。途中からダチョウの筆にした。
最終的に書き上げたものはそれぞれ思い思いの場所に貼って、書いた人が感想だったり、どういう意味があってそう書いたのかという説明をみんなにする。僕は自分の心臓ぐらいの場所に、そして、半分を貼って、半分はひらひらとさせた。心は揺れ動くものだからという考えを具体化させた。書いたものはどこか心臓みたいな形になっていたのでそのことと多面体の最終系の円としての丸みを持たせたかったと話した。そのあとに華雪さんがコメントをくれる。最後の半紙は一枚を四分割して書いて、その中から選んだものを貼ったが、これが一番気持ちが乗っていると言ってもらってよかった。
終わってから華雪さんにご挨拶して、根津駅に向かって歩き出す。帰りはSpotifyのポッドキャスト『BAD PHARMACY』のマーケティングファッションや頼まれることについての回などを聴きながら再び表参道駅へ。そこからは歩いて家へ。

17時30を過ぎてニコラへ。お店はけっこう混み合っていて、カウンターには知り合いの「o.i.ra」というファッションブランドを手掛けている雄飛がいたので、世間話をしながら、最初は黒ラベルの瓶ビールを飲んで、二杯目はアルヴァーブレンドをいただいた。

風呂に浸かってからライティング作業を。BGMはSpotifyのポッドキャスト『視点倉庫』『永野はミスターTBS』最新回を流しながら。

大ヒットミステリー作家・芹澤環(板尾創路)が階段から転落し、突然この世を去った衝撃のニュースから1年。新作で担当編集者にようやくなれるはずだった江藤恵(夏帆)は、芹澤の未発表の原稿があると妻・真理子(シルビア・グラブ)から聞き、自宅を訪ねる。そこで彼女が見つけたのは、芹澤の残した「日記」だった。突然事故で死んでしまった芹澤の生前の思いが残る宝を見つけ、後ろめたい思いと共に高揚感を抱く江藤。読んでいくうちに、書かれている内容は本物らしいのに、どこか自分の知る「芹澤環」とは違うように思える。「これは、だれが書いたのか」。
一方真理子は、芹澤の死後、彼が自身の悩みを生成AIにだけ打ち明けていたことを知る。芹澤の残した日記にAIとの対話から受け取れる要素を創作として書き足し、江藤に見せていたのだ。
「人生の大事な1ページはいつですか?あなたにとってそれが今なら、私は喜んで新作を書く」と言っていた芹澤の言葉に無意識に呪縛され続けていた江藤。この日記をきっかけに、「人生のチャンスに間に合いたい」と欲望が膨らむ。江藤は真理子に、事故死の直前までの芹澤の日記を構築することを提案する。だが、数々の名作を生み出したヒットメーカーの心のうちを知りたいと思う人間は、この2人だけではなかった。
編集者としての自分にしがみつきたい江藤。亡き夫の本心に近づきたい真理子。2人の欲望が生んだ過ちは、予想もしなかったカオスを生み出していく―。

寝る前にNHK ONEでドラマ『ある小説家の日記』を見る。一時間もない放送時間なので、けっこうコンパクトにまとまっていた。夏帆さん演じる編集者の江藤の後輩(林裕太)が炎上の犯人みたいだが、彼はわりと真面目な小説の読者であり、作家の聖域みたいなところを信じている青年のようなポジションだった。
江藤側には編集者としてヒット作を出したいという気持ちや編集部における進退(家庭に直結する)がかかっていたことで、芹澤の日記に固執していたし、妻の真理子とのある種の共犯関係があった部分がメインだったので、後輩の側からの物語も気になったが、それを描いてしまうと時間的には難しいし目線がブレるからこの形に落ち着いたんだろうなって思った。

新TwitterことXのほうで性加害をした映画監督と裁判をした俳優さんが映画関係の人たちは彼らを許さないという意思表示をするべきだと言っていた。
僕はその名前の上がっている監督と近しい側だったから、ずっと応援していたことで自分も加害者側だと思っていたし、その加害自体を知らなくても周りから見れば近いのだから知っていたと思われるだろうと感じていた。
この日記でもずっとあえて名前を出していない。それは個人的には配慮だと思っている、加害した側ではなく被害を受けた人への。監督が前に出した声明みたいなものは反省を感じられないし、再び応援できるものではなかった。そういうことも前にも書いているし、許せないとか裏切られたみたいなことを言うつもりもない、そうやって自分もひどい目にあったんですみたいなスタンスは違うと思うから。
そして、当然ながら性加害は許されるものではない。だけど、裁判に勝った俳優の人が映画業界をもっとよくするために映画監督や関係者はちゃんと性加害やハラスメントを許さないと表明すべきだと言っていることについては、正しいのだと思うと同時に、なんか正義という正しさの怖さというか、横暴さを感じるところがある。選挙でリベラルが勝てないことで被害者、マイノリティだというような感じにも近い。
正しさというものをふりかざすことについて、僕は数日考えている。表明しろ、しない人は性加害を許すということですよっていう感じの踏み絵のようだなって。Xというリポストできるところで意見表明しろというのはなにか違うと思ってしまう。
僕は監督との付き合いがあったし、作品にも関わったこともあった。彼がしていた性加害のことは知らないで応援していた。そういう自分の時間や関係性を完全に否定し、なかったことにできない。もちろん、知っているからということでそちら側の肩は当然持てない。だけど、Xで意見表明しろということにも何か違うと思ってしまう。そういうどうにもできない気持ちとか想いとかがあるってことは今回のことに関してはないことになっているように思う。
正義を語る人たちからすれば、今回の件や映画だけでなく創作界隈にある被害にあった人のことを第一に考えるべきだ、そういうことをした加害者との関係を排除、断絶して許せないと声高に言っているように見える。わかってるんだよ、許してはいけないことは。だけど、人間はそんなにも簡単に誰かを切り離せないし、関係や時間をなしにはできない。第三者に言われてすることでもない。そもそもそういうどうにもできない気持ちとか思いみたいなことが創作とは切っても切り離せないし、それをしろという人たちの正しさは揺れ動く気持ちを表現できるのだろうか。

 

3月13日
6時に起床して朝のルーティンをして、TVerで『アメトーーク!』のレギュラー番組なし芸人を見ていたら眠くなってきた。今日は有給を使って休みなので8時までのんびり寝ることにした。惰眠惰眠。
起きてからは18時以降にバリューブックスに本を売るために読み終わったものを箱詰めしたりする。radikoで『ハライチのターン!』『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』を聴きながら読書、リモートワーク仕事で読まないといけない資料読み。有給使ってるけど、仕事をしているともいえる。でも、読んでおけば来週以降の仕事が少し減る、これって仕事なのか休みなのか、と疑問はわくが楽をできるようにする、と考えればやっておいたほうがいい。
途中、TVerで『ラヴィット!』をリアルタイムで流していたら、今までにあまりないような『旅サラダ』みたいな中継が入ったり、パパ芸人が杉浦太陽に簡単料理を教わるみたいな、毛色が今までと違う感じになっていた。4月から芸人が減らされて方向転換するみたいなニュースも出ていたが、その予兆に感じてしまう画面だったので消した。そうなったら、たぶん見なくなるだろう。

『君の名前で僕を呼んで』(17)『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)で20代にして2度のアカデミー賞®主演男優賞にノミネート。本作でもオスカー間違いなしと評される今最も時代に愛される俳優ティモシー・シャラメ。そんな彼が今回演じるのは、卓球の世界チャンピオンになって人生一発逆転を狙う“最高の”最低男!? 監督・脚本を手掛けるのは弟ベニーと共に監督した『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶賛されたジョシュ・サフディ。実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て、野心に燃える青年のアドレナリンに満ちた冒険を疾走感とユーモアたっぷりに描出。NY映画祭でサプライズ上映されるや否や「今年最高」「ティモシー史上最高の演技」と熱狂的な賛辞が続出、映画レビューサイトRotten Tomatoesでは97%を獲得し早くも本年度アカデミー賞®の最有力候補として名乗りを上げる。

ストーリー
女たらしで嘘つきで自己中。
だけど卓球の腕前だけはピカ一のマーティ。
NYの靴屋で働きながら、世界チャンピオンになって人生一発逆転を目指す。
そんな中、不倫相手のレイチェルが妊娠、
卓球協会からは選手資格はく奪を言い渡される。
万年金欠のマーティはありとあらゆる手を使って
選手権への渡航費を稼ごうとするが。

11時45分からPARCO渋谷にあるホワイトシネクイントでジョシュ・サフディ監督、ティモシー・シャラメ主演映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』を観るために10時半過ぎに家を出た。行き来のお供はradikoで『四千頭身 都築拓紀のサクラバシ919』を。
今日が公開初日だったので、有給を取って観るつもり満々だった。12月にマスコミ試写で一回観ているけど、やっぱり映画館でお金を払ってみたい。そして、おもしろかったのはすでにわかっているので、パンフレットも買いたかった。
A24ファンとしても今作はアカデミー賞を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の世界興行収入を越えるほどのヒットをしているし、その流れで日本でもヒットしてほしい。洋画作品の公開がどんどん減っている中で、おもしろい作品がヒットしないと観るきっかけとなる上映もなくなってしまうわけで、好きな文化やものにお金は使うしかない、使っていない人たちがなくなってから残念とかいうのは恥知らずで愚かだと思う。
僕は好きなものは買いたいし、お金を払っておきたい。それが少しでも生き延びることにつながると思うし、なくなってしまったらもう元には絶対に戻らないこともわかる。時代の流れでもちろん変わっていくし、止められないものは多いけど、好きなものだからこそちゃんと観るなら映画館で観ておきたい。
金曜日のお昼前だったし、すでに一週間前にTOHOシネマズシャンテで先行上映をしているので観たい人はすでに観ている可能性もあるし、渋谷では一時間違いでヒューマントラストシネマ渋谷でも上映されているからか、観客は10人ほどだった。

「この作品は様々な誕生を描いていることに気づきました。子供の誕生、新しいスポーツの誕生、そして一人の青年が大人になるまで。これは妥協を拒む男が、吸血鬼のような富と権力の旧世界の迷宮や、ニューヨークのローワー・イーストサイドの近親相姦的な世界や、彼を阻もうとする人々の中で、妥協を迫られながら自分の道を見出していく物語です。マーティ・マウザーは揺るぎない自己への信念を持ってます。私にとって、その姿はアーティストが妥協しない姿として映りました。だから、本当に本当に強く胸に響いたんです。『アンカット・ダイヤモンド』のスコアを作った時は新しい仕事という視点で臨みました。でも、今回はティモシー・シャラメ演じるマーティ・マウザーに深く酔いしれ、自分自身を彼の中に感じられるほど没入できて、それが作業をとても楽しいものにしてくれました」
ダニエル・ロパティン「Marty Supreme: Original Motion Picture Soundtrack」日本版特典/宇野維正解説より

「ティモシー・シャラメの時代」を象徴!最高すぎる『マーティ・シュプリーム』を解説【宇野維正のMOVIE DRIVER】 

──マーティを真に理解し、何が彼を突き動かしているのかを理解した鍵となるシーンはありますか?

特定のシーンはないけれど、最初から掴んでいたよ。彼は世界最高の卓球プレーヤーになりたい。そのためには手段を選ばない。それだけだ。

──もし現実でマーティに出会ったら、「自分のためだけに生きている男だ」と思うかもしれません。彼を演じる中で、自分の人生で決してこうはなりたくないと思った部分はありますか? また、彼と友達になれますか?

20代半ばから後半にかけて、人は自然と利己的ではなくなっていくものだと思う。自分の個性を探る段階を過ぎ、自分が何者か分かってくるからね。親や祖父母の世話をしたり、姪ができたりして、自分が宇宙の中心ではなくなる。それは健全なことだ。また、マーティと友達になれるかと言えばイエスだ。ただし少し距離を置いてね。彼のあのモチベーションの高さは尊敬する。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントのドキュメンタリーを見ている時のような、あの凄まじい集中力は大好きだよ。

──雑音を遮断するとのことですが、どうやって雑音を消し、リラックスしているのですか?

文字通りブロックするだけだよ。これはキャリアだけの問題ではないと思う。みんなSNSの返信や自分の仕事に対する評価を目にしたりするだろうけど、これは見ないようにするしかない 。今の文化には、僕が10代だった頃とは違うエネルギーがある。2010年頃に聴いていたヒップホップは、もっと野心的で、頂点を目指すことを恥じていなかった。それは若かった僕に刺激をくれた。でも今は、エリート機関やハリウッドへの恨みのような文化的な倦怠感があり、誰もが神経質で罪悪感に苛まれているように見える。そんなのはブロックしなきゃいけない。16歳の自分が、僕がこうして会見をしていると知ったら、すべては夢のようなことだ。僕はポジティブな『トゥルーマン・ショー』(1998)の中に生きているようなものだよ。具体的には、仕事中はスマホの電源を切っている。集中力を削がれるからね。

──現代の俳優には、ファッションや政治、世論への影響力など、スクリーン外でどの程度の責任があると考えていますか?

正直に言うと、僕の追求は100%芸術的なものだ。ボブ・ディランを演じた影響もあるけれど、彼は「道徳の指針」になることを拒んだ。オーディションに何度も落ち、拒絶されてきた僕が、キャリアを得た途端に「みんなの倫理的なお手本になりたい」なんて言うのは奇妙なことだよ。最近は人々の集中力が短くなっていて、「オーラ」や「ファッション」、「政治的スタンス」ばかりが注目されるけれど、僕に与えられているのは俳優であること、アーティストであることだ。自分をそれ以上の「なにかを牽引する存在」だなんて思うのはおかしい。僕はただ素晴らしい作品を作りたい。仕事に注ぎ込めば注ぎ込むほど、得られるものも大きいんだ。

ティモシー・シャラメ ロングインタビュー 『マーティ・シュプリーム』と俳優としての覚悟

このインタビューはパンフでも使われていたけど、合同取材を元に編集したと書かれているのでそのためだと思う。パンフでも宇野維正さんが文章を書かれていたので、サントラと合わせてどちらとも宇野さんが関わっている。

マスコミ試写で観たのが12月なので三ヶ月ぶりぐらいで二回目。試写で観た時もすごくおもしろかったし、好きな作品だと思ったけど、二回目の今日の方が響いたし、なんだか泣けてしまった。そしてもっと笑えた。
主人公のマーティは最低野郎だといえる。自分の夢、卓球で世界一になるためには手段を選ばない。渡航費を稼ぐために詐欺みたいなこともするし、女性も利用しようとする、欲望が露わになりすぎている。だけども、卓球に関してはマジで真剣だ。練習もちゃんとしているし、ピンポンと言われると卓球だとすぐに訂正するところは元卓球部としてはとても好感も持てる。
彼の最低さ、有害な男らしさみたいなものが疾走していく。逃げているようでもあり、生き急いでいるようにも見える。この瞬間、この刹那だけがすべてだというかのように欲望に従う。そして、計算高く人を簡単に利用したりするけど、自己愛が強くまだクソガキでもある。冒頭の人妻である幼馴染との仕事をサボってのセックス、最後にそれが具現化するというところは青年が大人になる、覚悟を決めるという成長を見せていくことになる。
マーティを演じたティモシー・シャラメが自分に一番近い役どころと語っているのを読んだけど、だからこその温度感と真実味が溢れている。最低野郎だけど、最高だと思ってしまう自分がいる。
この映画はジョシュ・サフディ監督が手掛けて、Netflixで配信されている彼が手がけた『アンカット・ダイヤモンド』とは相似形、双生児的な関係性にある。物語の時代は今作が1950年代後半で、「アンカット」は2010年代とまったく違うけれど、どちらの主人公も年齢は20歳近く違うのにほぼ同一人物的だと言えるし、ローワー・イースト・サイドに住んでいるなど共通点が多い。だけど、同じく疾走するシーンがあっても今作のマーティは「生」に向かっているのに対して、「アンカット」のハワード・ラトナーは「死」に向かっている。
今作は良いところも悪いところも含めての人間を肯定している、だからマーティに自分を重ねていく。だから彼のことは他人ごとではなく自分ごとになっていく、俺の物語になる、という話を「MOVIE DRIVER」で宇野さんが話されていたが、まさにそう言うことなんだろう。
自分という人間のくだらなさとか愚かさとか思い上がりとかうぬぼれとか大人になれなさとか、それでもまだ希望を捨てきれずにいるとか、この人生を謳歌したいとかセックスしたいとか欲望まみれでどうしようもない自分を否定されたら生きていけない。でも、この映画はそれを肯定してくれているから、自分の映画だって思えるし、重なっていく。
舞台は第二次世界大戦から15年も経っていない50年代後半、日本選手が出場している時に渡航禁止が解かれたという話も出てくる。つまり、マーティやライバルのエンドウは大戦中には生まれていることになる。そう、幼少期に戦争を体験した世代だ。この作品は戦後のアメリカや日本を描いていて、マーティのある種の傲慢さは戦後のアメリカ的なものでもあるし、そして、物語を通じて彼は成長していく。その変化が変われるかもしれないという希望を感じさせる。
ティモシーにはマイケル・B・ジョーダンやレオナルド・ディカプリオにアカデミー賞主演男優賞でやって栄冠を手に入れて欲しい。もし、そうならなくてもこの映画は残るし、ティモシーの代表作になる。

帰りに道玄坂のアパホテル横にあるうどんやでいつものざるうどんと天ぷら三種盛りを。明日の派遣仕事の詳細がLINEで来ていた。また学芸大学駅の現場だった。ヤバいのは土曜日なのでそこは営業しているにもかかわらず、僕が班長というのも最悪だが、四人だった。つまり、これは屋上に運んだ机や椅子を天井や床の作業が終わった二階に下ろす可能性が高い。問題は階段。クソ狭い。上げる時もしんどかったし、ギリギリだった。下ろす方が絶対にしんどいし疲れるだろう。そして、この現場は早上がりになることはない、17時までやる。その間、机や椅子を下ろし続けていたら握力とかもなくなるので、休憩しても回復はしないので、時間がかかればかかるほどどんどん持てなくなってきつくなる。昨日今日と休みで楽しんだから、その分のマイナスなのだろうか、明日は耐えれても明後日も同じだったらさすがにボロボロになる。

東日本大震災に関しては、先週の金曜日に発売された「群像」誌に、2023年8月からのことを書きつづけているノンフィクション『あるこうまたあおう』の独立した最終話「灯台から灯台へ」を発表して、自分に言えること、いま自分が言いたいことは言った。その原稿は150枚をはるかに超えているのだけれど、要するに「言いたいことを言う」ためには枚数が要る。私が不思議なのは、たとえば震災という巨大な出来事に関して、ほとんど誰もが「ひと言で(メッセージを)語ってください」と求めているような、あるいはほとんど誰もが求められてしまうような、そういう風潮で、言えるんだろうか? ひと言で、まとめられるんだろうか? 「悲しいです」とか? 「まだ怒ってます」とか? 「防災は大事ですね」とか?

言えない。

私たちはメッセージを言葉にする訓練を受けている。学校教育がそうだし、社会に出ても、やっぱりそうだ。でも、これは危険な訓練だ。基本的に紋切り型になるし、つまり、誰かの〈受け売り〉になるから。大切なのは「自分が何を言いたいのかを、自分がその魂の奥底では何を考えているのかを、ふだん暮らしていると気づけない」という事実に、どういう形であっても気づくことだと思う。たとえば、目の前で誰かが、何かが事故に遭おうとしている。その時、自分が実際の場面でどうふるまうのか?

それは、その〈実際〉が到来する瞬間まで、わからなかったりする。

だから、不用意に語るのは危険だ。
特に、不用意に「正義」や「正論」を語るのは。

〈古川日出男の現在地〉時間について 2026.02.28 – 2026.03.13 東京・埼玉・大阪・京都

古川さんのブログが更新されていた。単行本『夏迷宮』は4月中には出るみたい。『灯台から灯台へ』と東日本大地震についても書かれていたが、ここで出ている不用意に「正義」や「正論」を語るのは危険だという話はこの数日間、僕が監督の性加害におけるXでの諸々で考えていることに近い。

帰ってきてから、radikoで『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』とradikoスペシャルな『太田光と15 人のしゃべり手』(ゲスト/クリス・ペプラー)とニッポン放送ポッドキャスト『オズブラウンのニッポン放送・札幌テレビ 超!圧縮計画』SPep.2 最終回!テレビのロケ先決めよう 計画を聴きながら、この日記を書いた。

 

3月14日
5時半前に目が覚めた。6時に目覚ましをかけていたので諦めて起床して朝のルーティンをして、radikoで『JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』を聴きながら出発の準備。
6時半前には家を出る。残念ながら金曜深夜の『三四郎のオールナイトニッポン0』は日本アカデミー賞のスペシャルラジオのためお休みだった。とりあえず、行き帰りはSpotifyのポッドキャスト『BAD PHARMACY』の続きを。
帰りに聴いた「学校」についての回で上出さんがムツゴロウさんこと畑正憲さんのドキュメンタリーを撮れるかもしれなかったけど、持ち込んだNetflixが『全裸監督』のヒットもあってドラマにしたいという話になり、ムツゴロウさんがじゃあ自分が書くと言ってボツになったという話をしていた。
実家には父親の本棚にムツゴロウさんの本が何冊かあった。父は動物王国とかにはまったく興味がなかったので家でテレビ放送していたものは見ていなかったけど、ムツゴロウさんは雀鬼、麻雀がめちゃくちゃ強い、あと天才すぎて変人だということを言っていたので、僕は小学生ぐらいから「あの人は動物好きなんだけど、ヤバい人だ」という認識をすでに持っていた。
絶対に上出さんでムツゴロウさんのドキュメンタリーを撮るべきだった。あとあんなある種突き抜けてしまった天才/変人は昭和にはいても令和には現れないと思う。今はSNSのせいで中途半端な人でも数字を取ろうと振る舞うことはできるが、たがの外れた天才はそうそうに出てくるわけがない。あれはある種の閉じられた空間やなんらかの抑圧の末に出てしまう宿痾みたいなものだと思う。

駅の改札で他の三人と集合。みんな何度か一緒の現場になったことのある人たちだった。机や椅子を運ぶと思っていたが、それは昨日終わっていて、三階に運んでいた二階の机とかに入ったものを入れた段ボールを階段で下ろす作業だった。バケツリレー的に四人で運んだけど、それだけで午前中が終わった。そして、足腰がやられた。重いものをあるけど、階段がきつい。
午後からも残りの部分を下ろした。そこから二人ずつにわかれて、他の二人は三階のOAタイルとかタイルカーペット関連の手伝い、僕ともう一人は二階の運んであった机とかをレイアウト通りに並べ直して、机に貼ってある番号と同じ段ボールをその上に運んだ。机と棚がわりとレイアウトからズレていたのでそれを二人で動かして、その前に一回「島」ごとに運んでいた段ボールを机から下ろすという無駄感、最初から言ってくれたらもうちょっと効率的にできたのだけど、と思いながら定時前それをやった。
14時過ぎには明日の派遣現場の詳細が来た。東京駅集合だった。東京駅は歩くと二時間半ぐらい、8時40分集合だと6時に出たら間に合う。今日よりもしんどい現場じゃないだろうから歩いてもいいかもしれない。悩みどこ。
ほぼ17時に終わったので歩いて帰る。夕暮れ時、重いものをずっと運んでいたので室内は床や天井を張り直したり、エアコンとか空調も新しくしているので起動していないので寒いのだけど久しぶりにけっこう汗をかいてしまった。で、休憩とかで体を休めると汗のせいで冷えてしまうという悪循環、疲れるし汗もかくのに冷えるし、なかなかハズレ感。
帰りにスーパーで晩ごはんの惣菜を買って帰ってすぐに湯船に浸かる。洗濯機を回しながらご飯を食べて、『NOBROCK TV』を見たりしてのんびり。

【特別企画】ティモシー・シャラメ と 川口功人(デフ卓球) がゲーセンでバトル!  |  映画「マーティ・シュプリーム」公開記念 


マーティのライバル役のエンドウはデフ卓球(聴覚障害のある選手による競技)の川口さんなのだけど、ティモシーが彼が所属しているトヨタのYouTubeチャンネルにでているのってなんかすごいことなんじゃないか。
実際動画の中で司会をしている方がティモシーは今回の来日では『王様のブランチ』『めざましテレビ』とこれにしかメディアには出演していないと言っていた。川口さんのおかげで出てくれたと言っていたけど、そういうところはちゃんと顔を出す、出演するというのがスターだな。
映画自体は反戦映画だと思うんだけど、デフ卓球選手の川口さんが起用されたことも含めてこの映画は驚くほどいろんな要素が詰まっているし、それらがよりプラス魅力さを増すことになっていると思う。
ライティング作業をしたいけど、もう体が疲れ切っているから諦めて甘いお菓子とか食べてゴロゴロする。明日乗り切れば多少モードが変わると思うのだけど。

 

3月15日
5時半過ぎに起床して朝のルーティンをして出発の準備。今日の派遣仕事は東京駅の丸の内南口改札に8時40分に集合だった。歩いていくと二時間二十分ほどかかる。集合時間が遅いので電車は使わずに日曜散歩がてら6時少し過ぎてから家を出る。
ミッドタウン日比谷にあるTOHOシネマズ日比谷まで歩いていくとほぼ二時間かかる。有楽町と東京駅はそこから二十分もかからないイメージ、246沿いを歩いて渋谷に出てから六本木通りをずっとまっすぐに歩いていくと溜池山王に、そのまままっすぐ進むと霞ヶ関の省庁エリアに入る。桜田門のところから皇居外苑に入って少し進んで二重橋前駅がある左のほうに東京駅が見えてくる。


改札前で今日現場が一緒の人と集合して、歩いて数分のビルに。産廃ごみを出すのだけど、トラックが14時と15時の二回。午前中は養生したり、床が天井とかクロスをした時の糊とかが落ちて汚れている部分を清掃したりした。昼休憩あとに産廃ごみを地下一階の荷解きエリア近くに運ぶ。一台目はわりと予定時間よりも早くきて、廃棄するタイルカーペットを積み込んだ。最初の二トン車で半分以上は積み込んで、二台目はガラ袋とか養生のごみとかで多い量ではなかった。
すぐに来るかと思ったらずっと来ずに15時半とかを過ぎてやっときた。積み込んで作業終了。15時前には来るみたいな話を読んでくれた会社の人がしていたが、電話も通じず遅れたせいで15時過ぎには終わっていた仕事が16時を過ぎてしまった。やることもないし、それが終われば帰れるのになぜか来ないという無駄な時間。
帰りは国会議事堂近くの永田町駅の地上出口まで30分ほど歩いて電車に。渋谷駅で降りて残りも歩いて帰る。

今日は行きはradikoで『脳盗』と『オードリーのオールナイトニッポン』を聴いていた。『脳盗』は土日で赤坂で開催した「盗-TOH- Energized by Red Bull」の初日の後に収録したものだったらしい。なぜかラジオでそのイベントのチケット販売を予告していなかったので、お知らせをした際にはすでにチケットが売り切れていたということが起きてしまっていた。
「オードリーANN」は若林さんが喉の休養後の初の復帰回。まだ本調子ではなさそう。話にも出ていたが声帯は筋肉なので使っていないと声が出ないみたい。となると一人暮らしだったり、人と話す機会がないとどんどん声は出なくなるし、筋肉は衰えていく。
コロナパンデミックの最中、人と会わなくなって話す機会がなくなっていった頃に自分の声が小さくなっている、出しにくいと思ったのは筋肉の衰えだったんだな。
帰ってからすぐに湯船に浸かって疲れを取る。昨日は机とかのレイアウト変更や重い段ボールを運んでいて、今日もトラックにタイルカーペットを積み込む時に荷台に乗っている運転手さんに渡していたら、利き腕の上腕二頭筋と腕橈骨筋がつりそうになった。風呂に入ってるとそこの痛みがより感じる。筋肉痛だったら超回復したりするのかな、でも、これが筋とか痛い感じだから筋肉がつくかんじではないのだろう。
洗濯機を回してご飯を食べてから、日曜の夜なのでradikoで『川島明のねごと』『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を聴きながらライティング作業と読書。

「本当に日本が終わる。作戦の失敗は許されない」-。“東日本壊滅”さえ危惧された福島第一原発事故。最悪の事態に備え、ある作戦の準備が密かに進められていた。爆発した原子炉などに大量の砂や水を投入するという、チェルノブイリ原発事故で行われた「石棺」を参考にした作戦。最大の課題となったのは「誰が命を懸けるのか」-。極秘作戦から15年。埋もれた計画の全貌に、スクープ資料と関係者100人以上への取材から迫る。

途中でNHKスペシャル『原発事故 埋もれた封じ込め作戦』をNHK ONEで視聴。古川さんの『ゼロエフ』の取材時にNHKのドキュメンタリー撮影があり、放送もされたのだが、その時のディレクターだった籾木さんが取材チームに加わっている番組。

今回はこの曲でおわかれです。
Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World (Official Music Video)