Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『君が君で君だ』


 バルト9で『君が君で君だ』鑑賞。なりきっているという設定だからハーモニー・コリンミスター・ロンリー』みたいなインパーソネーターを描いてるかと思ってたけど、ひとりの女性に対しての想いについての話。
 笑えるところも辛いところもあるけど、人を想うことの誠実さと狂気があってよかった。何回も声出して笑ったんだけど、ホラーは見方変えたらコントになるから笑えるみたいな、なにかへの誠実さや狂気は間とテンポや第三者がいることで反転する。YOU&向井理の所々での淡々とした台詞がツッコミになってて笑ってしまった。
 『君が君で君だ』は阿部和重著『クエーサーと13番目の柱』とかに近しいものはあるのかなあ。