Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『恋は雨上がりのように』


 『恋は雨上がりのように』をTOHOシネマズ渋谷にて。『帝一の國』の永井聡監督。やはり手堅くテンポよくおもしろい。ファミレスのコック長は『恋人たち』の篠原さんだし、最初にクレームいれてるのインディーズ映画を支えてる木村さんだったはず。メインじゃないとこにそういう役者さんたちがいるのはやはりいい。
 かつて小劇場系の役者がクドカンや三谷作品でメジャーな作品に出て、今や多くの人が知ってるような流れはこの数年のインディーズ映画にあるんじゃないかな。クドカンみたいな存在感に、新しい時代だと感じさせる映画監督が今のインディーズから出れば、今いる人たちが2020年前後にヒット作品を作るか新しさを感じられたら次のディケイドを牽引するんじゃないかなあ。ただ、どのジャンルというよりも同時多発的に現れだして時代の流れができてくるんだと思う。周回遅れみたいなやつが逆に次の時代では新しさと結びあったり懐古的に評価されたりとか、映画に出てきた言い方をすれば、執着してやめなかったやつが浮上してきたりもするだろうしね。
 大泉洋さん演じる店長がすごく大人としてあきらに向き合っていたのも好感を持てた。