Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『アイスと雨音』

 ユーロスペースにて鑑賞。松居大悟×MOROHA。中止になってしまった演劇の舞台を軸に、映画と舞台の中間みたいな作品。そこにドキュメンタリー的な一発撮りの要素が加わることで層が重なる。現実と創作のハイブリッド、混ざり合った作品であり舞台で行われるはずだったセリフや役者の役割がそのままスライドして本当ならあったはずの舞台の初日へ向かっていく。良くも悪くも舞台のセリフとMOROHAのラップが強い、そこが乗れるか乗れないかで好き嫌いはかなり別れると思う。