監督・原作・脚本:西川美和
主演:本木雅弘(衣笠幸夫(津村啓))、竹原ピストル(大宮陽一)、藤田健心(大宮真平)、白鳥玉季(大宮灯)、堀内敬子(大宮ゆき)、池松壮亮(岸本信介)、黒木華(福永智尋)、山田真歩(鏑木優子)、深津絵里(衣笠夏子)、松岡依都美(栗田琴江)、岩井秀人(桑名弘一郎)、康すおん(大下潤之介)、戸次重幸(田原尚也)、淵上泰史(甲斐くん)、ジジ・ぶぅ(増田耕作)、小林勝也(山本康三)、木村多江(安藤奈緒美(声))、マキタスポーツ(ラジオパーソナリティ(声))、サンキュータツオ(ラジオパーソナリティ(声))、プチ鹿島(ラジオパーソナリティ(声))ほか
「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、第153回直木賞候補作にもなった自著を自身の監督、脚本により映画化。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻を失うが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮は、幼い2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出る。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は幸夫自身にもよくわかっていなかったが……。(映画.comより)
『永い言い訳』は小説とは違う箇所がいくつかあるが、映画にする際にめんどくさいこと(時間、人、金など)は映画用になっていて、どちらも楽しめるというかメディアの差はあるけど西川美和さんはつよいな〜と改めて。気まずさとかは映像のほうが伝わりやすいよなあ、後半に出てくる科学館の人は斜視から吃音に変えられていたり、洋一くんのラストあたりの出来事もかなり違うのだが、映画に出ていた津村哲が書いた小説が、西川美和監督が書いた小説だと思えば、違和感はない。