Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『シグナル』


監督/ウィリアム・ユーバンク
出演/ブレントン・スウェイツ(ニック)、ローレンス・フィッシュバーン(デイモン)、オリビア・クック(ヘイリー)、ボー・ナップ(ジョナ)ほか







これが長編監督2作目となる俊英ウィリアム・ユーバンク監督が、謎の力を持ってしまった若者がたどる運命を描いたSFスリラー。MIT(マサチューセッツ工科大学)に通うニックは、大学のパソコンにハッキングを仕掛けてきたハッカーの居場所を突き止めるため、友人のジョナスやガールフレンドのヘイリーとともにネバダを訪れる。しかし、そこで何者かに拉致されてしまい、気が付くと政府の隔離施設に監禁されていた。職員の説明によれば「何か」に接触して感染したため隔離されているという。どうにかして施設を出ようと試みたニックは、ある思いがけない力が発動する。(映画.comより)



 以前に予告で観て期待していた『シグナル』を公開初日に六本木ヒルズのTOHOシネマズで。客は大きなスクリーンでいっぱい入るとこにしてはかなり寂しいものだったがまあ仕方ないだろう。宣伝も見ないしこういう作品が好きな人で公開初日に観るくる人は多くはないだろうから。
 『シグナル』は予告を観る限りでは『AKIRA』やその影響を受けている『クロニクル』を彷彿させたのだが、鑑賞した感じでは『インターステラー』の宇宙が舞台じゃない感じで、青春ものに見えるしあのビジュアルとかあのヒロインとか可愛かったし最後の終わり方とか大好きな感じ。SF作品ってやっぱり「時」という空間とかが大事なわけで『シグナル』は小説ではやはり弱い、あの映像だからこそインパクトだったりする。でも、ああいう内容の書いてみたい。




 帰りにエスカレーターから見えた東京タワー。




 昨日、再校ゲラを送って担当さんから今日連絡来てあとは製本したりするのを待つばかりのようだ。
 一応、書影つうか装丁デザイン送ってもらったのを見たら前に言われていた映画のポスタービジュアル通りだった。
 園さんの名前の横にそれより小さなフォントで僕の名前があるからなんだか眷属みたいで、まあファン冥利につきるし園さんファンで役者とか映画製作で関わる人はこれからもいるだろうけどノベライズは僕ぐらいなもんだろうし。
 古川さんが『小説のデーモンたち』かなにかで作家としてデビューするには、才能・実力・運のどれかが突出していればできると言われていた。僕はもちろん運だ。ただ、一年後、三年後、五年後、十年後、その先も小説書いて食べていくには三つ全てが突出してないとどうにもならいのもわかる。デビュー前から一線にいる作家さんによくしてもらっていたおかげでそれはよくわかる。だから、運も実力のうちとか言う人いるけどそれは違うんだって別個のパラメータなんだよなあって。
大塚英志作品好きな僕がいわゆるメディアミックスのひとつである映画のノベライズで世に出してもらうなんていかにもだなあwと思う。
さてさて、次へ次へと動いていかないと。今年の後半で来年への布石を打たねば。