Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『ニンフォマニアック Vol.1』


水道橋博士のメルマ旬報』vol.47が昨日25日に配信されました。連載「碇のむきだし」では小説『(This Is Not just) Song For Me』の第一部『空をなくす』一回目です。イラストは前回の『PaRaDE』に引き続きusiさんです。今、書店に行くとusiさん装丁イラストの書籍が何冊も新刊のところにあるので探してみてください。


原さん(下の文章の僕とは編集の原さんのこと)のツイートより

『メルマ旬報』vol47、編集後記の写真。左からスハンさん西寺阿楠さん目崎さん木村綾子さん碇本くん伊賀大介さん郷太さん松崎まことさん僕。
↑『文藝』掲載の樋口毅宏さんの『断罪』に出てくるスハンさんだよん。


 編集後記での原さんがあげてる三茶会の写真に写っている伊賀さんのTシャツは伊賀さんの連載で書かれている『青春の殺人者』Tシャツです。本当にみんな大絶賛でした。カッコイイぜ!
 それとメルマ旬報の木村綾子さんの連載で書かれている話は少し聞かせてもらっていた井の頭線で出会った神様みたいなおばあちゃんの話だった。誰も悪くないけど起きてしまったトラブルを解決するのが自分しかいないそんな絶体絶命のときに話しかけてきてくれた見知らぬ人の言葉が状況を反転させていく。





 『Young,Alive,In,Love』3巻カバー外したら木村勇さんのマンガだった! 
 三巻読み終わる。長谷川和彦監督『太陽を盗んだ男』、樋口毅宏著『テロルのすべて』、園子温監督『希望の国』に連なるものと当然異なるものがあって、放射能原発、テロについてこの四作品を通じて体験するのはかなりいいと思います。
 

 あと『Young,Alive,in,Love』百人帯から二年経ちましたね。
http://jumpx.net/yail1000/
すごいメンツの中に紛れておりますが、こういう時はやりたいって言ったもん勝ち! で最果タヒさんとか大森靖子さんとか今話題な人たちも参加してたんだなあといまさら気付く。



最悪で滅茶苦茶で容赦のない世界に対抗する唯一の方法。
最高に滅茶苦茶に容赦なくやること。


 『ディエンビエンフー』最新刊も読了。『凹村戦争』のあとがきに書かれていたこのことを思い出すような無茶苦茶な展開、故に容赦なく西島さんはやりきることを決めているのだと思う。

 

阿部和重 伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』 2014.11.28 発売!|特設サイト
http://hon.bunshun.jp/sp/ctb
 二人が共闘、共作の本が出るのか。阿部さんも伊坂さんも好きな作家さんなので合作は非常に楽しみ。ふつうに考えればコルク案件というかコルクのところにいる作家さん同士だからかなり勝負かけてくるのかなあと思ったりもするけど。




監督/ラース・フォン・トリアー
出演/シャルロット・ゲンズブール(ジョー)、ステラン・スカルスガルドセリグマン)、ステイシー・マーティン(若いジョー)、シャイア・ラブーフ(ジェローム)、クリスチャン・スレイター(ジョーの父親)ほか


デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を2部作で通して描いた。ある冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマンは、怪我をして倒れていた女性ジョーを見つけ、自宅に連れて介抱する。怪我が回復したジョーに何があったのか質問するセリグマンに対し、ジョーは幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める。主人公ジョーを演じるのは、「アンチクライスト」「メランコリア」に続いてトリアー監督作に出演するシャルロット・ゲンズブール。8つの章仕立てで構成されており、「Vol.1」では第1〜5章が描かれる。(映画.comより)





 今日は起きてからそういえばラース・フォン・トリアー監督『ニンフォマニアック』が公開だなって思ってwebで予約してヒューマントラスト渋谷に向かう。vol.1が今日からvol.2は11月1日からみたい。
 第三章の辺りでうとうとしてしまって気がついたらユマ・サーマンがめっちゃ子供連れて怒ってた。全体的にはジョーがセリグマンに今までのことを語る感じで幼少期からの性への目覚めから話しだす。そこにセリグマンのフライフィッシングの話なんかも交えながら展開していく。哲学的というかヨーロッパだからなのか話する内容がそういうものやインテリな感じ、普段からけっこうこういう話をしているのかもしれないなって思う。確かユリイカのラース特集で園子温監督も書かれていたけど芸術だとかを許容して生活の中に溶け込んでいるのだろう、しかもそれが普通に一般的な映画として観られているしヒットする。


 日本で公開なので陰部にはボカシがかかってしまうのは仕方ないけどやっぱりボカシあるほうがエロさというか卑猥な感じがしてまうのは前からだけどこれはなんとかならないのだろうか。『アンチクライスト』とかもそうだったし。
 若いジョー演じているステイシー・マーティンとか『渇き。』の小松菜奈みたいな雰囲気だけどガッツリ脱いでるしフェラとかセックスのシーンもしているけど海外では当然なんだよなあ、日本だと間違いなくできないし。それがいいのか悪いのかどうなのか。ただ、女優さんが脱いだり絡んだりするシーンがあるのは映画とか物語上必要ならば当然なはずなのに、そういう部分が隠されてなくなっていってAVの方が特化していったみたいな特殊な状況に日本はあるんだろうなあ。
 この映画ウトウトしたのはあるけどもとりあえずvol.2観ないとなんとも言えないなあ。

藝人春秋

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