Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『ガーディアンズオブギャラクシー』


 春日さんの新著は『あかんやつら』で書かれていたようにひとつの文化やジャンルの衰退は人気がなくなりやがて次世代がいなくなっていくことであり、消滅していくことである。
 次世代を育てられない文化は継承されていかないから終わる。この新書では現場の人たちに時代劇への想い故に挑発をしてかかってこいと言っている。もちろん作品を作って俺をひれ伏せさせてくれと時代劇を愛している人間がここまでいろんな人から文句が出そうなことをガッツリ書いてしまうほどに終わりが近いのだとも読んでいて感じる。
 僕のように時代劇に親しみのない人間ですらここに書かれている時代劇の凋落の原因はわかりやすく時代の変化と共にあったことがわかる。大事なのはやはり人なのだ。現場にいる人たちがいかに機能するか。
 監督にしろ脚本家にしろ役者にしろ、理解あり知識のあるプロデューサーにしろ、それらは現場があってこそ熟成され育っていく。これはどんなジャンルにおいても共通することであるはずだ。
 春日さんは本当に介錯しようとしているのだと思う、怒りながら泣きながらも。そういう想いのある本はジャンルを越えて伝わると思う。










監督/ジェームズ・ガン
出演/クリス・プラット(スター・ロード/ピーター・ジェイソン・クイル)、ゾーイ・サルダナ(ガモーラ)、デビッド・バウティスタ(ドラックス)、ビン・ディーゼル(グルート(声))、ブラッドリー・クーパー(ロケット(声))、リー・ペイス(ロナン)、マイケル・ルーカー(ヨンドゥ)、カレン・ギラン(ネビュラ)、ジャイモン・フンスー(コラス)、ジョン・C・ライリー(ローマン)、グレン・クローズ(イラニ・ラエル)、ベニチオ・デル・トロ(コレクター)ほか
全員が犯罪歴をもつお尋ね者たちがチームを組み、銀河滅亡の危機を阻止する戦いに巻き込まれていく姿を描いたマーベルコミックの映画化作。自らを「スター・ロード」と名乗り、いい加減な性格でプレイボーイなトレジャーハンターのピーター・クイルは、ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体「オーブ」を見つけ、盗み出すことに成功する。しかし、そのオーブは銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、暗躍する「闇の存在」が探し求めていたものだった。オーブを狙う者たちに追われ、凶悪犯だけが収容されるという銀河一危険な収容所に入れられてしまったピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガモーラ、ドラックスと協力して脱獄。たまたま利害関係が一致しただけで信頼関係もない5人は、内輪もめを繰り返しながら逃亡を続けるが、そんな彼らに「闇の存在」の魔の手が迫る。(映画.comより)



 ファッキン棚卸しでいつもの終わりの時間だと間違えてファッキン午後六時半過ぎの『ガーディアンズオブギャラクシー』チケット押さえたらファッキンその時間仕事終わりでファッキン人いねえしで、ファッキン次の九時の回とりあえずファッキン押さえてTOHOシネマズデイらしく1100円×2だからファッキン3Dで観たと思えばファッキンすべて許せる気がしてきたけどファッキンってなんだよ的にファッキン終わるのがゼロ時手前だっつうから炊いた米がファッキンアウトじゃねえか、映画は信頼できる人たちがファッキン絶賛だからそれが救いファッキン連休ってなんだよ!
 観終わった。『ガーディアンズオブギャラクシー』最高じゃん! ファッキン楽しかった。また観に行こう。SF好きなら間違いなく大好きだろ、楽しい夢が爆発だわ、音楽もいいし。チョー楽しかった。やっぱりさ未来の世界や空想の世界にトヨタパナソニックの看板ばっかりなディストピアな世界なんぞ藤子・F先生だってくそ食らえだしむかついて逆ドラ泣きしとるわ、よくそんなもん作れるるわ、カセットテープやウォークマンな古いもの使いながSF全快で楽しいわ。こういう時間最高じゃん!

なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)

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