Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『メルマ旬報festival!』@恵比寿ガーデンホール

 昨日の1月25日(土曜日)は『水道橋博士のメルマ旬報』(http://www.webdoku.jp/premium/merumaga/page/s_hakase.html)のフェスが恵比寿ザ・ガーデンホールにて行なわれました。僕も執筆陣なので出演者の中に名前が。不思議な感じです。


水道橋博士のメルマ旬報」フェス開催、豪華連載陣が出演
出演:浅草キッド水道橋博士 / 西寺郷太NONA REEVES) / 岡村靖幸 / 渡辺祐 / 樋口毅宏 / 竹内義和 / 谷川貞治 / 茂田浩司 / 杉江松恋 / 柴尾英令 / 九龍ジョー / てれびのスキマ / 柳田光司 / 碇本学 / やきそばかおる / マッハスピード豪速球ガン太 / 木村綾子 / モーリー・ロバートソン / 松原隆一郎 / 荒井カオル / 相沢直 / 川野将一 / 土屋敏男 ほか
http://natalie.mu/owarai/news/105504


 ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。六時間の長丁場でしたし、後ろの方はイスがない立ち見だったので疲れも足腰にきて今日はグッタリされている方も多いかもしれません。
 連載陣の一人であるNONA REEVES西寺郷太さんが編集長である水道橋博士さんにフェスやりませんか?と提案してからあれよあれよと情報公開しながらいろんなことが決定して昨日を迎えました。
 多忙すぎる中、博士さんやテーマ曲を作ったりされた郷太さんを中心に編集の原カントさんをはじめ多数のスタッフの方々は打ち合わせやサプライズ演出などぶちこめるだけのものをぶちこむというやっぱり過剰すぎてどこにもないフェスを開催するために尽力されたのがよくわかるイベントになったと思います。
 お仕事で海外に行かれて「なぜ俺が行けないんだ!」と言われていたスタイリストの伊賀大介さんは傷痕だけは残すとフェスTシャツのデザインをしていただきました。架空のメルマズというバンドのバンTというイメージで作られたTシャツはやっぱりカッコいいし、こだわりが凄い。




 最後は出演者みんなメルマズのTシャツして登場しました。伊賀さんの傷痕は充分に残った。友達に頼まれていたので一着購入。


 14時開演のオープニングに間に合う出演者は13時ぐらいには楽屋に来てくださいとのことだったので家から一時間少しで歩いて行けるので11時半ぐらいに出発。
 渋谷のスクランブル交差点のセンター街の入り口にある大盛堂書店さんに立ち寄り。二月から二階フロアで「碇本学が選ぶノンフィクションフェア」というミニブックフェアをやらせてもらえることになってその小冊子が先行で配布されるらしいので見に行った。二階フロア主任でフェアやりませんかと言っていただいた山本さんはお休みだったので小冊子を撮って恵比寿に向かう。


 恵比寿ガーデンプレイスに来るのはどのくらいだろう、ここに来るのは恵比寿ガーデンシネマがあった頃以来だろうか。ガーデンホールの入り口には13時前だけど数人のお客さんがいらした。楽屋入り口の方にまわって楽屋に行く。博士さんや郷太さんはリハーサルをされていて楽屋にはヨシキさんにモーリーさん、目崎さんがいらしたのでご挨拶を。
 テーブルの上には各出演者のデッカいネームプレートが置かれていて各自のTシャツやお土産でお客さんに配布するパンフとストレッチバナナとお年賀(メルマ旬報フェスver.TENGA)が。
 通路にはケータリングがあって運営スタッフさんが舞台を映したモニターを見ながらいろいろとお仕事をされていた。
 次第に楽屋に執筆陣が集まりだしてそれぞれに話を。

 
 関西からいらっしゃったエムカクさんに角田さん柳田さん竹内さんは「トーク関西ブロック」としてホワイエと呼ばれるDJブースや物販、スナック綾子(木村綾子さんが伊賀大介さんのスタイリングでスナックのママとして、靴はルブタンだったみたい)ダイノジ大谷さんのごまだしうどんがあるエリアでメインステージではなくこちらでトークだった。各自時間が短いのでめいいっぱい話せるようにというタイムスケジュールだったみたい。あとから僕も観に行ったけどすごいたくさんのお客さんがいた。


 出演者にリリー・フランキー(予定)とあったんだけど、そろそろ始まるのかなみたいな頃にリリーさんいらして本当に出るんだ!と思ったらなんとリリーさんが前説をするという贅沢な使い方というか出演。町山智浩さんが終わった後のリリーさんに映画観たよみたいな立ち話をされていた。
 オープニングでとりあえず集まっている執筆陣で舞台に。博士さんがくす玉を割ろうという時にマッハスピード豪速球のガン太さんのデコピンでくるみが割れるくだりと三又又三さんが乱入してオフィス北野芸人さんたちの絡みがあって、あんなに近くで三又ダンスするときのパンツ一丁のスタイルの三又さん見れてよかった。
 ガン太さんにデコピンされて本当に痛がっていたし、本当にくるみ割ってた、あの破壊力なんなん。
 森脇健児さんとのラジオがあり時間がおしていたこともあってシンデレラエキスプレスの渡辺さんがオープニングで途中退場というか急がないと新幹線に間に合わないってことで帰られた。でも、どうしても出たいと言われて来られたのも博士さんとの縁というか絆なんだなって。博士さんがくす玉割ってスタート。


 楽屋に戻って執筆陣はそれぞれに交流を。専門学校のシナリオの授業で教室で落語を観せていただいた談慶師匠が楽屋にいらした。僕が観せていただいた時は立川ワコールというお名前の時。
 十数年ぶりにお会いできた。それも博士さんと目崎さんの繋がりで。目崎さんと慶応の同級生で目崎さんのお友達が落研で談慶師匠と一緒だったという。本当にご縁があるなあ。談慶師匠は杉江松恋さんのトークの時にゲスト出演することが急遽決定!


スナック綾子に行きましょうと目崎さんたちと。ヨシキさんと柴尾さんはもう飲んでたw
 休憩になって一気にお客さんがホワイエにドバッと出てきてお酒を頼んだりごまだしうどんを食べたり、物販でTシャツを購入されたりしていた。僕も知り合いの方々とお話を。樋口さんの担当編集者の牧野さんや中島さんもいらした。
 樋口毅宏さんの新刊『甘い復讐』が来週の発売を前に先行販売&サイン会で速完していた。僕も早く読みたい(借りて撮りました)。



 メインステージではスペシャトークで博士さんと町山さんに松原さんのトークがあり、各ブロック毎に一時間ほど分かれていた。
 ホワイエではトーク関西ブロックから樋口毅宏さんDJからのモーリーさんのDJという流れ。樋口さんDJやりかた知らないからスタッフさんに教えてもらってCDずっと流して普通にお客さんにサインしたり写真を撮ってた。京都から樋口さんに会いに来たお客さんもいた。 
 モーリーさんのDJでヨシキさんノリノリで踊ってたし、モーリーさんヨガ取り入れてた。本当に多才な方だ。


私の愛した◯◯トーク1「なんとなくプロレス格闘技の話」
谷川貞治さん×茂田浩司さん×相沢直さん×九龍ジョーさん×やきそばかおるさん+三又さんにやきそばさんが呼んだキックさん。
 キックさんのダウジングを外しw 絶対に負けないじゃんけんで三又さんと勝負するも……。三又さんやっぱり芸人さんだなと思った。キックさんがおいしくなるように絡んでた。


私の愛した◯◯トーク2「なんとなくテレビ、ラジオ、映画の話」
柴尾英令さん×高橋ヨシキさん×土屋敏男さん×川野将一さん×マッハスピード豪速球・ガン太さん。
 ヨシキさんの紹介してた自主映画がもうね、絶対に地上波では無理というかバカバカしくてw
 どこの時間帯だったか忘れてしまったのだけど電波少年でお馴染みのT部長こと土屋さんと少しお話させていただいたけどすごく物腰の軽い優しい話し方をされる人だった。有吉さんの事を聞いたらあんな風に凄くなるなんて思ってなかったよって言われてた。あの番組に出る人は使い捨てに近くて、二度売れるなんて本当に凄いんだよって。 アイドルで売れて何年か仕事ない時代があってどん底を見ているから有吉さんはひとつひとつの仕事をほんとうに丁寧にしてるから地力がすごい。お仕事はされないんですかって言ったら断られるだろうなwって。もしするなら武さんや松本さんクラスと接するぐらいの感じになってるんだよ、もはやと言うニュアンスの事も言われていた。
 北野武さんと松本人志さんの二人の番組『たけしとひとし』は一回目の後に地震があってそういう雰囲気じゃなくなったから二回目以降はできなかったと教えてもらった。


私の愛した◯◯トーク3「なんとなく本やコラムの話」
目崎敬三さん×荒井カオルさん×杉江松恋さん×木村綾子さん×樋口毅宏さん×てれびのスキマさん×堀江貴文さんに僕、サプライズゲストで談慶師匠に園子温監督。
 基本的に楽屋にあるモニター声出てなくてNマネさんや運営スタッフさんがいる音だしとかのエリアじゃないとトークで何言ってるのかわからないので自分が出てるここぐらいしかいまいちわかっていないというね。
 樋口さんは高尾山に博士さん親子と岡村さんに登頂したことについて。杉江さんはタモリ論についての話から立川流の落語家さんと交流があるのでという話から談慶師匠が登場。その流れから九龍ジョーさんが若手の立川流の一押しを紹介。九龍さんが前に冠ラジオをされた時にも電話出演されていた立川吉笑さんなどを紹介。
 てれびのスキマさんはタモリさんの家系図を。スキマさん春ぐらいに連載をまとめたものとタモリさんの本の二冊でるらしい、すげえ。
 僕の隣には堀江さんが座っていらしたのだけどスキマさんのタモリさん家系図見て「マジか、どうやって調べてんだ」と驚いてた。木村さんが太宰の自意識過剰さを表す写真のスライドショー、目崎さんは文春の編集長についてで博士さんに完全なプレゼン。荒井さんはノンフィクションについてで猪瀬さんからもらったサイン本などの話も。
 テーブルに置かれていたストレッチバナナについて堀江さんに博士さん『徹子の部屋』に出た時に股間のとこでずっとやってたんですよって言うと興味を示されてストレッチバナナでストレッチを始めるのを隣りで見てた。堀江さんの出所後に行なわれた『刑務所なう。シーズン2』のサイン会に行っていたのでとても不思議な居心地だった。木村さんと堀江さん博士さんは『平成教育予備校』共演されていてその事を堀江さんから聞く。数ヶ月で堀江さんはニッポン放送株でフジともめて降板されたみたい。わりとみんな知らないんだよねえって。ここでも星座が見えた。


 僕の出番になって「私の愛した園子温」ということ博士さんと出会ったきっかけが園子温監督だったお話。テーマについて博士さんと話すと思ってたらなんかプレゼンってことになっていて、やべえ博士さんがどんどん聞いてきてそれに答えると思ってたから特に考えてなかった。あと普段人前に立つ事ないから緊張しまくると思ってケータリングも食わずに食ったらなんか出ちゃいそうだしと思って、でもステージから客席見ると人いすぎてもうよくわかんないw
 ステージには何分経過とかスタッフさんからの指示とかいろいろモニターに出ていた。モニターに園さん呼び込んでくださいって出たんで園さんを紹介したら、出てきた園さん高円寺のライブの時同様に全裸で股間を天狗のお面で隠すという格好で現れた。まったく聞いてなさすぎたから驚きと爆笑で僕の声を拾ったマイクの音量デカすぎて音が割れちゃったらしい。すいません。
 博士さんと園さんのトークを後ろから見る。園さんの丸出しのケツを見ながら、なんなんだこの光景は。
 園さんに導かれて博士さんと出会ってただの小説家志望のフリーターなのにステージに出て、園さんのケツを見るってさあ、面白すぎるよ。無敵だよ園さん。
 それから堀江さんが著書『ゼロ』について話されていた。ネットで冒頭を無料公開してそれで初刷りは全部はけたと。今ネットを有効的に使えば売れる本はきちんと届くという話。
 博士さんとの縁を大切にされているから忙しい時間の中でも出演されたんだろうなあ。僕は堀江さんにはすごく感じのいいお兄さんという印象しかない。



園子温監督と堀江貴文さん2ショット。高円寺ライブで戦ったお二人が再び。


 このブロックが終わって服を着た園さんにご挨拶。今年初めてお会いした。年末に新作『ラブ&ピース』のお手伝いに行ってお会いしたぶり。園さんになんかブックフェアやるんだってと言われて、なんで園さん知ってんだ?と思いながらスクランブル交差点近くの大盛堂さんですっていうと「あそこかあ」って。
 よくよく考えれば僕が園さんを追いかけるきっかけになった映画『HAZARD』の最後の方ではオダギリジョーさん演じるシンがスクランブル交差点を渡ってしばらく渋谷を歩いているシーンをゲリラ撮影していたし、渋谷の宇田川カフェで園さんとばったりお会いして『地獄でなぜ悪い』の編集観に来るかって誘っていただいて二人で電車乗って編集室行く時にスクランブル交差点で信号待ちをしてて、「東京ガガガやるときここを封鎖したじゃないですか。その時どんな気持ちだったんですか」って聞いたら「最初はやっぱり緊張したけど一歩踏み出したらもう勢いで行けた」って教えてもらったんだよなあ。
 なんか奇妙な一致というかね、あるんだよね場所とか点と点が繋がって線になっていくなにかが。
 メルマ旬報執筆陣も水道橋博士さんによって見えないものが可視化されてどんどん繋がって星座を形成しているのが目に見える形になっているわけで、それが一気に集まったのが今回のフェスだった。

園さんと記念写真。

園さん樋口さん木村さんと。


LIVE 西寺郷太さん弾き語り+サンボマスター山口隆さん弾き語り。
 郷太さんの声は優しく沁みるなあ、ノーナ・リーブスライブぜひ見に行かねばと思った。郷太さんは博士さんをサポートしながらテーマソングも作り、連載の最終回も書いて送るという寝ずの状態だったはずだけどいつもの笑顔だった。疲れてても出さない郷太さんすげえなあ。
 フェスの前日に急遽参加できることになったサンボの山口さんはいつも通りだけど大滝さんやキャロルに清志郎さんに真心のカバーを。音楽ってやっぱりすげえなと改めてお二人の演奏を聴きながら思う。楽屋でも音のでるモニター前に集まってノッていた。
GREAT ADVENTURE FAMILY 真心ブラザーズ

↑山口さんがアカペラで歌っていた曲、本当に素晴らしかった。



 みうらじゅんマガジンの編集をしていた樋口さんと数年前にお仕事をしていたサンボ山口さんも久しぶりに再会だったみたい。どんだけ縁があんねんこの界隈。
 この頃に酒井若菜さんがなんとか間に合いそうみたいな話を木村さんが言っていて編集の原カントさんが「ああ、知らない番号から着信あったけどあれ酒井さんなの!」って折り返しで電話していたり。マキタスポーツさんも来られて樋口さんとお話してた。僕もマキタさんにご挨拶を。マキタさんと樋口さんの記念写真を樋口さんのスマフォで撮りました。


水道橋博士さん×渡辺祐さん×岡村靖幸さん(最後の十分ぐらい岡村さんライブ)
 トーク部分はいずれメルマ旬報の連載に載るのかな、と思うけど最後にサプライズで岡村さんのライブ。すげえカッコいい!としか言えないものを見れた。僕は岡村さんのライブ観るの初めてだったけど噂通り凄かった。スターさがパないっ。


 エンディングは残っているメンバー全員メルマズのTシャツを着用してステージに。なんとか間に合った酒井若菜さんが博士さんに花束贈呈ですごい久しぶりの再会だったみたい。
 終わった後は楽屋フロアでお疲れさまでした〜と皆さんで拍手して終了。楽屋で酒井若菜さんにご挨拶したら「前に私を表参道で見かけたってツイートしてましたよね」って言われて、ええ?と思ったんだけどそういえば自転車で帰る時に表参道の交差点近くで酒井さんに似てる人が撮影しててあの女優さんって酒井若菜さんかなって呟いたことがあった。
 「あれ私だったんですよ」って。やっぱりそうだったんだ。『木更津キャッツアイ』大好きだった僕としてはモー子に会えたという感動があって人生ほんとうに何があるかわからんなと思って記念写真をお願いしたら快く一緒に撮っていただいた。やばい、ちょう可愛い。

木更津キャッツアイ』見て「びーるびーるびーる」と言っていた12年前の自分に自慢したい。そのうち出会えるよって言っても信じないだろうなあ。ちょうど東京に上京する年にやってたんだと思う。ドラマの半分ぐらいは実家で見てて最後の数話は東京で見たんじゃないかな、映画化してシネマライズに「日本シリーズ」は三回は観に行ったんだ。
 ちなみに打ち上げで三又さんともお話させてもらえたんだけど『あまちゃん』に三又さんご本人役で出演されててその経緯は博士さんが『週刊文春』で連載されている『週刊 藝人春秋』で三又さんの回に書かれている通りなんですかって聞いた「あの通りだよ」って。三又さん語らなくても博士さんが代弁しているという。クドカンファンな僕にはこの二人にお会いできた事も凄く嬉しい出来事だった。


 僕が酒井さんと記念写真を撮ったのを皮切りに俺も俺もと執筆陣が酒井さんに写真をお願いするというw どんだけシャイニングボーイやねん。樋口さんも撮ってもらいなよって言ったら恥ずかしがるから聞いたら酒井さんめっちゃタイプらしい……。酒井さんにお願いして酒井さんと樋口さんの2ショット写真を樋口さんのスマフォで撮ったらすぐに待ち受けにしてたあの人。そして、これが今まで一番樋口さんに感謝されたっていう出来事になりました。


 楽屋に戻っていらした博士さんと樋口さんは来週のNHKラジオ『すっぴん』のゲストで樋口さん出るらしいので打ち合わせをされていた。終わってから博士さんに写真をお願いして一緒に撮っていただいた。

やっぱりTENGAを持たないとね。


 縁というものは不思議なものだなと思う。博士さんが様々な分野や人に興味を持って本を読んだり映画を観たりだけじゃなくて実際に会って話したりネットでやりとりしたものがここまで繋がっていく過程が目に見えてわかるというのは凄いことで、やはり百瀬さんの「出会いに照れるな」を実践されているからなんだ。
 シブカル祭。2013 フレフレ!全力女子!編のキャッチコピー「世界がつまんないのは君のせいだよ。」(http://blog.magabon.jp/kazetorock/2013/11/post_1149.html風とロックサイトで画像見れます)ってことにも通じてる。今の自分の世界がつまらないなら面白そうな人に場所に向かっていくしかない。そこで受け入れられるかはわからないし、いい結果だけじゃないけど「出会いに照れるな」精神で動き出せば自分の世界は嫌でも変化していくんだから。
 

 果たして『メルマ旬報festival!』第二回目はあるのか? それはいろんな要素があるから全然わからないけどこうやって執筆陣が出会って互いの顔を認識できたってのは今まで以上に熱量が増しそうだし、購読者の皆さんも書いてる人の顔が浮かぶと親しみを持ってもらえたりするのかな。
 博士さん郷太さん、原さんスタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。楽屋では普段メルマ旬報でしか知らない方々が集まるという博士さんの星座が具現化した世界で嬉しいやら恥ずかしいやらでしたがやっぱり行ってよかったです。
 

 イベント中に配信された最新号vol.30の「碇のむきだし」では古川日出男戯曲×蜷川幸雄演出×上田竜也主演『冬眠する熊に添い寝してごらん』について書いています。古川さんの代表作『聖家族』文庫上下巻で出ますのでこちらもよろしくです。
古川日出男、「聖家族」を読む



 終了後のフェスの打ち上げではスナックとゲイバーの二軒を貸し切りにしてどちらも行き来自由だったのだが、原カントさんとゲイバーに行ったらゲイの方々はスナックに手伝いに入れ違いで郷太さんの『噂のメロディ・メイカー』に出てきたあの阿野さんと編集者の田辺さんがカウンターに入ってえせオネエとして接客してた。
 阿野さんは哀しい終わり方をした某アナウンサーさんとの恋の話をしてくれた。話をする毎に上手くなっているみたいな恋愛漫談で笑っちゃった。編集者の田辺さんはノーナ・リーブスの曲をカラオケで歌っていて上手かった。郷太さんの周りは芸達者な方々ばかりだなあ。
 紅一点の木村綾子さんが荒井由美『翳りゆく部屋』をカラオケで歌いだしたらみんなで合唱みたいになってなんだか園子温監督『気球クラブ、その後』みたいだった。
 博士さんとも打ち上げでお話できてよかった。本当にお疲れさまでしたとしか言えないです。目崎さんと放送作家の松崎さんと一緒に三茶に帰ってサンキングで一杯飲んで解散しました。

楽屋に置かれていた園さんが使わなかったネームプレートもって帰っちゃいました。やっぱりこれは僕が持って帰らないとね。


エレファントカシマシ『翳りゆく部屋』


 素晴らしい一日だった。でも、これが人生最高の日だって言いたくない。博士さんをはじめとする皆さんが作り上げた場所にちゃかり居させてもらっただけなんだ。本当に運がよくて縁の繋がりだけで。ただそこに居れるっていうことは実力や才能とは違うけど絶対に必要な要素だと自分でも思うけどそれだけじゃ先には進めないこともよく自覚している。
 この『メルマ旬報』関連の方々も前からよくしてもらっている『文化系トークラジオ Life』界隈の方々も、それとは違う関係の中で前からお世話になっている方々にあいつもなんとかがんばってるなって思ってもらえるようにやっていくしかないんだ。