Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

〜REST IN PEACE IKUZONE〜 07/04 @SHIBUYA-AX

 昨日は気持ち的には休暇みたいな日程だった。自分が影響を受けて好きなクリエイターに会いにいく。午前十時前には渋谷のツタヤに行って並んでた。
 大塚英志×田島昭宇多重人格探偵サイコ』十七巻の発売でそこで買うと日曜日にある田島さんのサイン会の整理券がもらえたから。小学生ぐらいから二人が組んでた『摩陀羅』を読んで大塚英志原作関連本をずっと読んで影響を受け続けてきた。
 田島さんは年を重ねるほどに絵はめちゃめちゃ巧さを増していった。僕の好きな漫画家でありイラストレーターだった。


 僕が買ってもらった整理番号は13だった。『摩陀羅』シリーズで言えば裏切りのユダヤ、赤の眷属、13番めの使徒であり唯一神殺しができるゲド・ユダヤの番号だ。『摩陀羅 天使篇』は未完のままで気がついたら犬彦綬陀矢と伏姫輝燐は『多重人格探偵サイコ』に出てくるようになっていた。


 僕が高校生ぐらいから連載してる『多重人格探偵サイコ』もそろそろ終わりが見えてきた。僕の人生の半分ぐらいこの作品読んでる。いつか『摩陀羅 天使篇』リボルトできるようになりたいなってずっと思ってる。


多重人格探偵サイコ】最新17巻ブックトレーラー


 部屋の片隅でバタフライナイフを握りしめて世界を呪詛しているような少年少女に届かなければ意味がないと大塚さんがいっていたこの物語。弖虎がなんかロケットランチャーとかぶっ放してるし! 
 でも、バーコード=大量生産=コピー、複製可能な世界に人はどう抗いながら自分のオリジナルティを獲得するかというテーマは今の時代の方がさらに大きな問題になっている。


 夕方にはShibuya-AXに向かう。Dragon Ashのベーシストの馬場さんが亡くなったのでその追悼ライブ『〜REST IN PEACE IKUZONE〜』の初日に。いつもDragon Ashのライブで観る面々と再会できたのも嬉しかった。グッズは右の背中に青い羽がプリントされたのを買った。いつもライブを観る仕切りバーの二本めの前辺りで待っていた。始まると映像が流れ出した。


 馬場さんがスクリーンに映る、それだけで泣けてくる。そして1997年Dragon Ashのデビューから馬場さんの映像をメインにその年の楽曲やPV、PV撮影風景やライブが流される。みんなすげえ若い、ビックリするほどに若い。それが一年毎だからたぶん今年で15周年なんでたぶん45分近くあったのかな。まあ途中で長いなって思ったりはしちゃったけど早くライブ始まらないかなって。


 始まりのイントロは『陽はまたのぼりくりかえす』でそのままメンバー出てきて『陽はまたのぼりくりかえす』でやっぱ泣いちゃう。馬場さんのいつの場所にはベースとアンプだけが置かれていた。不在。だけどみんな楽しもうとしていた。 『陽はまた〜』からの『The Day dragged on』 『Rainy Day and Day』『Drugs can’t kill teens』の流れは懐かしいし嬉しいしテンション上がった。で新曲で昨日から配信された『Walk with Dreams』を。


 この曲は『静かな日々の階段を』とか優しい歌詞のラインで完璧に歌詞わからないけど響いてきた。 『Let yourself go,Let myself go』はKjがギター弾きながらでカッコいいし『Fire Song』のATSUSHIさんの妖艶なダンスはやっぱカッコいい。『Sunset Beach』の優しい波のような寄せては返るようなラインは気持ちが和らいだ。


 『Ambitious』『Run to Sun(新曲) 』『Amploud』『Canvas』 『百合の咲く場所で』『Fantasista 』の流れはミクスチャーロックが好きですかあ!なモッシュとダイブの狂乱でいつものみんなの笑顔が溢れる流れだった。


 前の『RAMPAGE』ツアーの初日と最終日に行ったんだけど僕が大好きで『文化系トークラジオ Life』にも僕の思想ですって応募したほど影響を受けている『Canvas』は僕が行った日には演奏されなくてその事だけがすごく心残りで日記とかに書いたしいつもDragon Ashのライブに行って仲良くなったIcemanっていうコミュニティのメンバーにも言ってたんだけど昨日はやってくれた。


 イントロが鳴って僕は歓喜の雄叫びを上げた。そしたら近くにいたIcemanの友だちの清水くんとかヒロシさんが僕に握手してくれたりハグしてくれた。なんかそれだけで感激してしまった。終わって出て話をしてたら『Canvas』流れてmanaさん今日聴けてよかったなって思ったって言ってくれたまちゃことか嬉しかった。


 『Canvas』聴けただけで本当に嬉しかったんだけど僕は『百合の咲く場所で』をやるならどうしてもその時にダイブしようと決めていた。人生ではじめてダイブしたのはGGの横アリの『百合が咲く場所で』だった。あの時は前方から飛んだからすぐに終わったけど落ちる時にスタッフに抱えられる前に見えたのは馬場さんだった。
 今書いててこの夏に書き上げるつもりの小説の最終章のタイトルを『百合の咲く場所で』にしたかったからどうしても飛びたかった。で二個めのサビの前にいつもライブにいるダイバーを飛ばしてくれるオレンジ色のサッカーTの人がいたら飛ばしてくださいって声かけてサビ始まった瞬間にダイブさせてもらった。


 ダイブして人の上を転がされるように泳いでいる時ってやっぱりスローモーションな世界に見えるんだよなあ、しっかりといろんなものが目に入っている。あれはすごく不思議だな。真ん中に泳いでいって落ちる瞬間にはKjがハンドマイクを両手で握りしめてるのが目の前に一メートルとかそのぐらいでしっかり見えたんだ。ただ『Fantasista』みたいにKjと拳タッチはできなかったけどね。しかし飛べて最高だった。
 で廊下に出て脱水症状と過呼吸になりかけだったから水二本買って座り込んで壁に背中を預けて休んでた。スタッフの人に声かけられたけど少し休んだら大丈夫ですって言って壁越しに『Fantasista 』聴いてた。


 戻って『静かな日々の階段を』、そして『Viva la Revolution』に。『Viva la Revolution』でいつも大泣きだけど最初だけ泣いたぐらいだった。途中でまたしんどくなったから外に出て休んでた。体力すげえなくなってるなあって苦笑しながら。で戻ったら終わってスクリーンに馬場さんの映像が映って『Lily of da Valley』が流れててステージのベースとアンプに照明があてられてキラキラ反射して光ってた。


 馬場さん今までお疲れさまでした。そしてやっぱりDragon Ashが大好きだなあ、あのかけがいのない空間、ファンの人達。モッシュとダイブと笑顔が溢れるライブ。


 そして帰って服脱いだら痛えなって思ってた右腕の脇腹や脇の辺りに呪いか?と思うほどの真っ赤な線がいくつもついてた。ダイブした時に下で前に送ってくれた人の指の後が内出血で線になっていた。


 またいろんな想いの中前向きに動き出せそうです。新曲の歌詞もすげえいいし15周年ベストアルバム『LOUD&PEACE』も楽しみだ。そして僕はやるべきことをやるだけだと決意も新たにできた。


セトリ(2ちゃんねるから取ってきたけどたぶん合ってると思うんだが)
01.陽はまたのぼりくりかえす
02.The Day dragged on
03.Rainy Day and Day
04.Drugs can’t kill teens
05.Walk with Dreams
06.繋がりSunset
07.Ivory
08.Let yourself go,Let myself go
09.Fire Song
10.Sunset Beach
11.Ambitious
12.Run to Sun(新曲)
13.Amploud
14.Canvas
15.百合の咲く場所で
16.Fantasista
17.静かな日々の階段を
18.Viva la Revolution


Canvas

ロザリオイエティ 田島昭宇ラフmix画集

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