Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『Harvest』

 Dragon AshIKUZONEこと馬場さんが亡くなったとD.A.CREWのメールが来てた。ああ、きついなあ、涙が出てくる。最高にカッコいいベーシストだったのに。ご冥福をお祈りします。


 僕の一番好きなバンドのメンバーがいなくなってしまった。Dragon AshはKjとサクちゃんと馬場さんの三人で始まった。一番年長者で売れなくていろんなバンドを得てオーディションでメンバーになった馬場さんは二人が苦労する分俺が今までしてきたんだって後に語っていた。


 いつも馬場さんのスピーカーには亡くなったhideさんの人形が飾ってあって優しい顔の印象が強い。


 僕が人生で最初にライブでダイブしたのは横アリのGGでDragon Ashの『百合の咲く場所で』だった。前方だったからすぐにダイブは終わったけど落ちる時に見えたのは馬場さんだったんだ。


Dragon Ash - Canvas


僕の思想とも言える一番好きなDAの曲。


メンバーよりコメント
http://www.dragonash.co.jp/info/detail/?nid=296


 僕のDragon ashCanvas』についてのメールが載ってます。 文化系トーク系ラジオLife 2009年5月24日「現代の現代思想」Part3
http://www.tbsradio.jp/life/2009/05/2009524part3.html


ROCK IN JAPAN FES.2006/8/4
 GRASS STAGEへ戻り、Dragon Ashを待つ。大歓声の中現れたメンバー。ニューアルバムのイントロから『Los Lobos』へ。
 『Just i'll say』も聴けたし、ニューアルバムからはイントロも入れて5曲ぐらいしてくれた。
 最初の山場は、僕に取ってのね。『Life goes on』の始まりでKJが語るように言ってくれた言葉でなんだか泣けてきて嬉しくて飛び跳ねた、重力を振り切るって感じで『飛び跳ねろー』の合図で飛ぶ、跳ねる、飛ぶ!


 そのあとの新曲がすごく良くてサビがよくて『色彩』って単語が脳にダイレクトに響いて歌詞もわからないけど飛んで泣いた。その後は生で初めて聴く『Ivory』を。勢いそのままにKJは今回かなり熱いMCをしてくれた。続けていくことの大事さを、ルールや決まりに縛られるなってことを僕らに向けて。


 最近ミクスチャーバンドが減っていることに関して、俺らはミクスチャーのロックバンドなんだって言って始まった『Fantasista』の狂乱ぶりは凄かった。重力なんか関係ねえぞってみんな飛んでた。僕たちを縛るものから、日頃のどうしようもないことから、避けられない悲しみから、僕らは振り切って笑顔だった。
 逃げるのではなく、大事な想いとか大事な人の気持ちとか未来とか希望とかいままでの悲しみとかやるせないこととか全てを引き受けて僕らは笑顔で空に届こうとする。全てを引き受けること、逃げないこと、それを感じていた。


 最後は来てくれたみんなへ、フェスの関係者やDragon Ashのスタッフへ、恋人や両親、仲間たちへ贈るから歌えたら一緒に歌ってくれよと言って始まった『Viva la revolution』。
 最初から大声で歌った。
 歌ってたら泣きそうになって我慢したんだけど、大スクリーンに映るKJの照れくさそうに笑いながら泣いているのを観て泣いてしまった。途中で泣きすぎて歌えなくってしまったけど本当によかった、Dragon Ashを好きでよかった。


 大事なことや忘れた振りをしてしまっていたことをきちんと形にしたいと思った。僕にできることを、きちんとすること。
いつだって、重力を振り切る力を、革命を起こす力を僕らは自らの内の中に秘めているんだと教えてくれたから。


 着替えたのに汗かいた服を脱いで上半身裸で芝生の上に寝転んだらひんやりとして気持ちよかった、生きてるんだなあって。


2007年03月13日
 通路で聴く「Beautiful」はコンクリートで遮られても聴こえてきた。子守唄みたいなやわらかさがあった。
 昨日、スペシャDragon AshスペシャルライブをShibuya-AXで見てきた。マイミクの沙紀ちゃんとライブに行ってきました。


 始まる前に話してた曲、「under age's song punk ver.」や「FANTASISTA」や「ice man」など本当にしてくれてテンション上がりまくりでした。
 20分ぐらい遅れて開始、まあ、今回のライブは無料の応募して当たった人が見れたので初めての人も多かったみたいで、コート着てるのや、バッグ持ち込み、ましてやヒール履いてるおバカさんが何人かいましたが。
 怪我するよ、他の人の迷惑だってことも考えない頭で楽しもうとするのは単なる我がままだから。


 ダイブしたりモッシュされたりして「ありえない」とかキャーとか叫んでた女の子たち、そういうライブなんだよ。
 自分たちがモッシュとかしないなら後ろで観ろよと思いましたが、ツアーが始まればそういうやつはほぼ皆無になるのでいいかなって思う。


 ニューアルバムメインで、新旧織り交ぜてのライブは良かった。ファーストミニアルバムに入ってる「天使のロック」をしてくれたり昔から聴いてるファンにはたまらないものがありました。
 「under〜punk ver.」をまじでしてくれて嬉しかった、いやあ、最高ですよ、最高。


 けっこう好きな「Just I'll say」久しぶりに存在を思い出した「dark cherries」など10周年やってるバンドだからこそ、盛り上げる曲、煽る曲、聴かせる曲、歌わせる曲、中休みでファンやメンバーを休ませる曲など多彩で、さすがです。


 やっぱりKjはカッコいいね、男前っす。年々Dragon Ashのメンバーがロン毛に、かなり長くなっていってますね。
 ベース馬場さんのスピーカーのところにはいつものように亡きhideのぬいぐるみが何体か置かれてました。


 アルバム「LILY OF DA VALLEY」からは「百合の咲く場所で」をしてくれたり、沙紀ちゃんと始まる前にcubeのCMの曲やんねえかなって言ってたら「palmasrock」が優しく鳴った。
 で、狂乱の「FANTASISTA」のモッシュ・ダイブの喜び。


 沙紀ちゃんは4回ぐらいダイブしては戻ってきました。
 人の上を転がっていく沙紀ちゃんを見てたらなんだか笑いが止まりませんでした、最高だよって思って。


 それに2回目のダイブで沙紀ちゃんが一番前の通路(カメラクルーがいるとこ)に落ちかけた時にKjが近づいてきて沙紀ちゃんの手を握ると言うか「ありがとう」みたいな感じで手をタッチしたのがすごくキレイな風景でとても優しい顔のKjでした。


 今日も風邪ですが、昨日はなんとか下痢止めストッパでなんとか耐えました、途中からそんなこと気にしなくなったけど、終わった後完全に死んだ状態になったけど。


 本編の最後「Beautiful」の前に力尽きまして、髪がびしょびしょになりまして、あり得ないぐらいの汗が出て、またも意識朦朧となりながら、海中で漂う海藻みたく勢いで前の方に押されて、やばい倒れると思って、倒れたらみんなに迷惑だって思ってなんとかバー伝って通路に出て寝転んだ。心臓がありえないぐらいの早さだった。


 体勢を戻して壁に背をあずけてもたれてゆっくりと呼吸をした。
 コンクリートの壁が冷たくて、体が熱くて生きてるなって思った。

 
 「beautiful」がコンクリート越しに聞こえてきた、優しい調べだった。しばらくはそこにいた。
 軽い脱水症状だったからドリンク買って飲んだ、若くねえなあって苦笑しながら、また入ってなんとか最初にいたところに戻った。


 アンコールが始まってデビュー曲「天使のロック」、アルバム「Buzz songs」の隠しトラック「ice man」、アルバム「Viva la revolution」の隠しトラックの名曲「ホットケーキ」はアルバム同様にメンバーがネタフリをして始まる。締めはアルバムの最後の曲「夢で逢えたら」。


 ダンサー二人のダンスもすっげえカッコいい。特殊な形態のバンドだからこそ魅力が増すんだろうな、魅せることもわかってるから。
 観客の温度としては徐々に上がっていったけど、このセットリストでツアー始まったらすごいことになると思う。
 ずっとファンにはたまらない曲ばっかりだったから。


 風邪を早く治して15日、またもや同じAXでツアー初日観たいものです。今度は少し後ろで観るけどね。あー、体力ねえわあ。
 それにしても最高に楽しかった。


2007年06月29日
 Zeep TokyoにてDragon Ashのツアーセミファイナルに。
 マイミクの沙紀ちゃんがライブレポーターに当って誘ってくれたので行ってきた。 もう今日のファイナルは前から行く予定だったので2連チャン。体はきついけど楽しくて仕方ない。
 いつもと同じように始まる。


 Dragon Ashは今年スペシャのLivesに当ってツアー前に観て、三月のツアー初日のAX、ともう昨日になったセミファイナル、今日のファイナル、そんで夏のRIJの五日の大トリで観るつもりなので楽しみはまだあるんですが。


 やっぱり、『Under Age's Song』punk.verでみんな爆発しましたね。
 『Just i'll say』が始まるとすごく嬉しい、この曲は昔から大好きだけど。
 沙紀ちゃんの知り合いのショーゴ君(間違えてたら、ごめん名前覚えられない人なんすよ)とわりと前の方で見てて、『Under〜』で沙紀ちゃんがダイブして行ったが前の最前列ブロックの途中で落ちて先まで行けなかった。


 『百合の咲く場所で』ではいつものようにみんなモッシュしてダイブして飛び跳ねる。
 気が付くと沙紀ちゃんが隣に戻ってきてたので、前の方は隙間があるから行こうと言われて最前列ブロックへ。その途中でかかってきた曲は『EL Alma』だったから、やべえ、と思ったら大歓声。


 裸の上に青のサテン地のベストにハットで筋肉質な腕が、サックスを鳴らしてる武田真治、シンディー登場。いやあカッコいいんだって、まじで。


 僕らは最前ブロックの下手の方で馬場さんの前に、そしたらダンサーが踊るとこがポコッと出てるとこにKJがやってくる、近い、3メートルぐらい。めっちゃテンション上がる。
 ショーゴ君もいつのまにか前に来てた。


 feat.でケツメイシの大蔵とか『Loca Burnin'』では武田真治とアイニが、『Palmas Rock』ではUZI-ONEが登場。


 もう狂乱の『Fantasista』になれば毎度のことでダイブとモッシュで飛び跳ねて行く、汗が滴り落ちて密着度が増す。不愉快な感じではない、共にこの場所を楽しむ一体感がある。


 沙紀ちゃんもショーゴ君もダイブしていった。僕よりもかなりデカイ180以上の人に肩を叩かれてダイブするための台になってあげたりしたら肩がいたい。というか何人も台にしてくれたので終わったら体が痛いです。


 『男子もっと来いよ、元気ないんじゃないの?』みたいなKjの掛け声で最前列ブロック連中の目の色が変わる。
 行くぞってオーラが充満し始めてダイブしていく、その顔は小学生がおいかけっこするみたいな無邪気さと真剣さを併せ持ってて見てるとなんだか楽しくて笑えてくる。


 ショーゴ君はダイブしてKJと拳と拳でタッチしてもらってた。


 音に合わせて自分なりのリズムを取る。
 T-シャツはびしょびしょになって、ジーパンもボクサーパンツも汗でびしょびしょ、こんなに汗かくんだなって思いだした。音が鳴れば体が反応する。


 細胞が動いてる、知らずと笑えてくる、楽しくて仕方ない。


 『few lights till night』『Beatiful』でいつものように本編が終わる。この二曲の優しさはなんだろ、すごく好きな曲。


 アンコールが始まる。『天使のロック』から来るかと思ったら、『Life goes on』だった。生で聴くのは久しぶりかな、デビュー曲『天使のロック』と続き、いつもみたいなBOTSから桜井さんにネタ振りなしで隠しトラックの名曲『HOT CAKE』が始まる。
今日は隠しトラックの『Iceman』はなかったけど、イントロがかかった瞬間にやばいと思った。

 去年の夏のRIJ以来の『Viva la revolution』が鳴りだす。
 開始早々やばい、泣きそうだ。


 パブロフの犬か、戌年だけど。この曲をライブで聴くと反射的に泣きそうになる。というか泣く。去年の夏のRIJでは号泣したし。
 最終的には嗚咽に近い感じで息ができなくなるぐらい泣いた。


 あの時は目に見える世界があまりにもキレイで、一緒にフェスを楽しんでいる人たちの笑顔が百合の花みたいに咲いてて、泣いてるKJを大画面で見て耐えきれなくなった。


 『Viva Viva la revolution』という掛け声を出すたびに目が潤んでくる。というか泣くのを我慢していた。


 KJが両手でマイクを握りしめて僕らのほうへマイクを向ける。
 『Viva Viva la revolution』という声が大きくなっていく、KJの顔はまた嬉しくて笑顔がこぼれて泣いていた。
 それを見て僕はまた笑顔になりながら泣く。


 Zeepの入り口には『ダイブ・モッシュ禁止』と張り紙がされていようが飛んでこいよって言ってくれるバンドがボーカルがそんなにいると思う? いないんだよ、RIJでも同じこと。


 社会が決めたルールなんて関係ない自分が信じることをやれって堂々と言えるボーカルがいるか? 何万人もを前にして。
 

 ロックンロールでしょ、その精神は。

 
 社会のルールなんて関係なく自分が信じることを貫けば社会や世界は敵に回るかもしれない。
 自分が信じることをやるということはそれに伴う責任もきちんと引き受けること。
 それでもそれを貫いたら世界は自分の周りだけは変えることができるかもしれないという可能性、それがロックだと僕はDragon Ashを好きになってから思う。


 それが僕なりのロックンロールの定義。


2007年07月01日
 セミファイナルに続き、Dragon Ashのツアーファイナルに29日行ってきた。
 前日ほど前ではなかったがバーで仕切った3ブロック目の先頭というかバーのとこで観る。


 前日の疲れはあったが、かなり飛ば跳ねさせていただきました。


 本編は前日とほぼ変わりなく、『Dark cheries』の代わりにツアー初日みたいに『Public Garden』ラテンver.やるかなと思ったらやらなかったね。不評だったのか?けっこう好きなんだけどな。


 やっぱりみんな『Under Age's Song』punk.verで飛び跳ね、『百合の花の咲く場所で』の優しい共鳴、『Fantasista』での狂乱はさらに最後だと思うとみんな勢いが増している。
 ダイブしていくやつらの楽しそうで必死な顔、KJはギターを持ってない曲なら拳をダイブしてくるやつらに合わせにいく。


 前日同様のfeat.のゲスト陣。
 武田真治のサックスはやっぱりカッコいいと再認識、服装は同じだったけど。
 今見てる『めちゃイケ』の矢部っちの破局でのリラクソン(彼が番組内であまりに驚いてリラクションって言えなかった)とは真逆のカッコよさ、響くサックス気持ちいい。


 前日と違ったのはアンコール。


 28日 セミファイナル・アンコール
 1・『Life goes on』
 2・『天使のロック』
 3・『HOT CAKE』
 4・『Viva la revolution


 29日 ファイナル・アンコール
 1・『Life goes on』
 2・『iceman
 3・『HOT CAKE』
 4・『夢で逢えたら
 5・『Viva la revolution


 ツアー初日 Sibuya-AX・アンコール
 1・『天使のロック』
 2・『iceman
 3・『HOT CAKE』
 4・『夢で逢えたら


 まあ、最終日は前日より一曲増えた。
 『天使のロック』の代わりに『iceman』、『HOT CAKE』演奏時にはKJが携帯かライター、光る物持ってたら出してくださいと言って、僕は携帯を出してずっと光らせ左右に振っていた。
 今回のツアーは隠しトラックの名曲『iceman』『HOT CAKE』やりましたねえ、最初から。『花言葉』とかも聴きたかったな。


 『夢で逢えたら』を久しぶりに聴いた、やっぱりいい。


 最後はやっぱり『Viva la revolution』で感動して『viva viva la revolution』の掛け声しながらでまた泣いた。
 でKJ見たら前日同様に泣いてるKJ見て僕はまた泣く。


 そんなに嬉しそうに泣かないでくれよ。あなたが、あなたの仲間がこんなにも響かせて、僕らの心を動かしてくれるのに、そんなにも嬉しそうに『ありがとう』って顔で泣かないで。


 あの中にいた大勢の人間があなたたちの響かす音でなんとか日々を乗り越えて、音を楽しむことでこのどうしようもなく不平等な、不自由な、哀しい世界で現実と向き合っていく力を、変えるためのエネルギーを僕らはもらっているのに。


 そんなにも嬉しそうに泣く人を僕は知らないんだ、見たことがないんだ。


 かつての一連のバッシングや例の人からのディスでの哀しい出来事で音楽を辞めようとまで考えて、それでも音楽を辞めなかったKJが、彼を支えたメンバーが鳴らす音は、優しい、ただとこしえに優しい。
 闇の中から見つけ出した光は人の心の泉の奥底に届く、悲しみではなく優しさをもって。


 8月5日RIJでまた泣きます。行って観たら泣くに決まってる。


 何万人がしかもRIJの最終日の一番デカイステージのグラスの大トリがDragon AShだよ、みんなで『Viva〜』歌ったら僕は去年同様に号泣すると思います。


 ほんとにキレイな景色で色彩が舞い踊って、重力振り切って飛び跳ねて、笑顔がこぼれて、涙が頬を伝って、ダイブ禁止ですってアナウンスしてるのに『飛んでこい』って言える唯一のバンド、ロストジェネレーションを代表する圧倒的なカリスマ性のあるボーカル・KJ。


 そしてデビュー10周年の今年に大トリ。


 何も起こらないはずがない、きっと希望が溢れる優しい空気になるんだと思う、きっと美しい空間がそこには生まれるだろう。


ROCK IN JAPAN FES.2007 08月05日


 グラスステージへ行く。日は暮れた。夜空が覆っている。
 天候は悪くなっていた、ステージに対して真ん中のほうにいた僕らだったけど、僕らから見て右側の雲は黒く時折雷が光っていた。


 始まる、そうこの景色もこれで終わってしまう。


 いつものようにニューアルバムの一曲目『Independiente』のイントロから来るだろうと思っていた矢先、始まったのは、始まった瞬間に鳥肌が立った。


 イントロではなく、始まったのは『陽はまたのぼりくりかえす』だよ、まじで。最高でしょ。
 つうか始まって『Slow Down〜』って最初の歌詞の時点で泣いてました。曲が進むにつれて声出せなくなっていった、涙が止まらないし、嬉しくてもう涙が止まらなかった。


 2曲目は『Develop the music』で弾ける、飛ぶ、叫ぶ。このリズムって本当に踊るためにあると思う。夜空、突き上げられる拳、みんな踊れ!


 今回のセットリストは9月に二枚のベスト盤リリースもあるし、フェスの最終日の大トリでデビュー10周年であるバンドだからできたものだった、もう最高でした!


 3曲目は『Let yourself go,Let myself go』だった。ひょっとしたら初か、生で聴くの?
 なんか楽しい、きっと昼間眠かったのかはここで使い果たすために温存してたんだな、本能が勝手に。


 4曲目は『Ivory』でガットギターの音とラテンのリズム、これが今のDragon Ashのすごさだと思う、様々な音をミクスチャーロックとして鳴らしてきたバンドだから鳴らせる音。

 5曲目からはfeat.の人たちがツアーと同じように出てきてくれた。
 『Palmas Rock feat.UZIーONE』でした。手拍子が始まる、キューブのCMとして昔使われてた曲ね。


 6曲目は『Life goes on』なんか嬉しい。この曲はまた歌詞で泣けてきた。夜空を見上げた、星が出ていた。周りを見たたくさんの人たちがそれぞれのリズムで楽しんでいた。


 7曲目は『Luz del sol feat.大蔵 from ケツメイシ』でやっぱりfeat.系は盛り上がるね、ケツメイシ好きでもないけどこれで歌ってるのみるとカッコイイと思う。


 8曲目は、イントロでみんなが期待する、来るぞ、来るよ、シンディーがあぁー!
 『El Alma feat.SHINJI TAKEDA』ってことでサックスはもちろん武田真治、これがめちゃめちゃカッコいいんですよ、音も気持ちいいしね。


 9曲目はシンディーはそのままいるってことはアイニが出てきて『Loca Burnin'feat.アイニ&SHINJI TAKEDA』で。
 盛り上げていってくれました。これでシンディーもさよなら。サックスがあんなに気持ちいいものだと知ったのはDrgon Ashのライブで武田君が吹いてくれたからです。よぉっ、男前!


 10曲目はここひたち海浜公園の場所で、この場所の歌とKJが言い始まる。ファンにとってもバンドにとっても大事な曲。


 『百合の咲く場所で』が始まる。


 僕は右手を握り、心臓の上に置いてリズムを取る、次第にステージの照明がぼんやりとしてぼやけてくる、この歌詞の意味を噛み締めて歌いながら、頬に温かいものが伝っていく。


 激しく鳴り始めれば拳を高く突き上げて飛ぶ、跳ぶ、飛んで、舞い上がる。泣きながら飛んでる、重力よ消えてなくなれってぐらいにジャンプし続ける。


 重力よ、僕らを縛る全てのことをこの瞬間だけでも置き去りにして僕らは舞う、そう舞い上がるんだ、この音と共に。


 男子元気ないじゃないの〜とか煽ったり、ミクスチャーロックは好きですか!とかロッキンフェスに8年連続で皆勤賞で出てる唯一のバンドでほんとにフェスの関係者とみんなに感謝してるってこと、10年前にはこんなフェスは日本にはなかった、10年前にデビューした時にはミクスチャーってことだけでライブもさせてもらえなかったりしたって、でも今こんないいフェスでみんなとこの空間をわかちあえるってこと、こうやってみんなが楽しんでくれるように世界の人が楽しめたら、そういう気持ちが繋がって世界が平和になって戦争がなくなっていくように輪がでかくなっていけばと。


 11曲目、狂乱を起こせるミクスチャーバンドであることの誇り、それをわかちあえる空間の中で音が弾けて、飛び跳ねろーの合図で重力を振り切る。

 
 『Fantasista』が始まる。
 

 ひたすら飛んだ、どこにこんなに力が残っていたんだろうってぐらい体が音に反応して動く、飛び跳ねる、もうそれだけだ。


 12曲目、この曲ってまたゲストだ。この曲かなり懐かしいよ、忘れてたようだったけど歌えた、覚えてた。


 スケボーキングのSHUNとSHIGEOが登場。


 『Episode 4 featuring SHUN,SHIGEO』が始まる、なんか今日のセットリストはすげえことになってない?楽し過ぎるんですけど。ファンでほんとによかった、最高のライブだ。


 13曲目、去年のこのフェスで発売前なのに歌詞もわからずに聴いて号泣してしまった『few lights till night』が始まる。


 この歌詞の優しさってもう耐えられない、また涙で視界がぼやける、優しく本当のことを歌う『日々は過ぎ最後に絶えてしまうから』と。


 それだけは確実に訪れる真実で、揺るぎないから。
 

 でもそこまではできるだけやっていきたいんだ、泣いても笑っても怒っても喜んでも、その日が来るまでは。


 14曲目、『静かな日々の階段を』が始まる。


 この曲も発売した時から聴いてて好きだし、たまに朝帰っててiPodからこの曲が流れたりすると朝焼けみながら泣いてしまったことがあったりした。
 

 携帯とか出してくださいってKJが言って持ってる人が出す。
 照明が落ちて携帯やライターの灯りが揺れている。
 僕も携帯を出して電源を入れたら少しの間だけ充電してくださいというアナウンスが表示され少しだけ光って消えた。
 後ろを見たらたくさんの光が揺れていてキレイだった。
 終わってメンバーがはけていく。


 すぐにアンコールというか『Viva Viva la revolution』コールが始まる、すぐに出てきてくれるメンバー。


 そして始まる優しい時間の終わり、明日から始まるまた同じようなそれでいてまったく同じ日々なんてない僕らの日常が。


 アンコール『Viva la revolution』が始まる、コールは続いている、KJの顔がサイドに二つあるスクリーンに映し出される。


 僕はコールするというよりは叫ぶように『Viva viva la revolution』と言っていた。


 この歌はもう揺るぎないものだから頬を涙が伝ってもいい、気にしないでしぼるように声を出す。


 スクリーンに映ったKJはやっぱりまた泣いている。
 それを見て僕は少し笑いまた泣く、こんなにたくさんの人がこんな顔できるってことが素晴らしくて、このバンドのすごさは周りの人の顔ををみればやっぱりわかる、僕達のライフミュージックなんだ。


 この先も僕の人生で聴いていたい音。


 最後にKJが『Viva viva la revolution』って言って僕らもそれに応える、それが続く、終わらしたくないゆるやかな優しさが、重力を振り切ることができるこの瞬間が、気持ちが鮮やかになり色彩が舞い上がる時間が終わる。


 溜まっていたものが零れ落ちるように泣いて飛び跳ねた時間が終わってしまった。


 夜空にはイロトリドリの花火が鮮やかに舞う。


 陽はまたのぼり繰り返してく僕達の空をのみこんでいく
 生き急ぐとしてもかまわない飛べるのに飛ばないよりはいい


新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショウ the Final2009年06月13日
 「FREEDOM」ツアーの最終日。のんびりと歩いて渋谷へ行く。公園通り辺りからDragon AshのT-シャツを来た人を見かける。
 AXのロッカーに荷物を突っ込んでからいつものicemanメンバーがいないので裏側の駐車場の方だろうと行ってみるとやっぱりいた、しかも前よりも人が増えてる、けっこうな集団に。そこで話とかしながらのんびりと開場まで待ってたらメンバーが出て来てさらに奥の方へ消えていった。


 今回のツアーは初日の赤坂BLITZしか行ってなくて、ファイナルのAXの二回だけ。いつものメンバーは元気そうで、一人お岩さん状態になっていましたが、ライブに来るといつもいるので安心です。


 入場して馬場さんの側は人がかなりいたので右側のHIROKI さんの方へ。始まるまで話をしてたら二階席にパパこと古谷一行氏がいて、客が手を振ると手を振り返してくれました。
 で、ダンサーのATSUSHIさんの彼女、昨日タモリ倶楽部で見たばかりのYOUさんが現れて同じく手を振ると振り返すになり、Kjの嫁・MEGUMIもいて同じ事が繰り返されました。なんだかアットホームな二階席だぜって思いました。


 「Ivory」でわりと聴いて体を休めたら、おやおやこのイントロはサックスが鳴り響いて、シンディーこと武田真治が登場し「El Alma feat.Shinji Takeda 」が、サックス吹く彼はいやあ、何度見てもカッコいいのです、なんか金髪っぽい茶髪になってた、腕がムキムキです。


 追加から入った「Glory」を初めて聴く、初めて行ったDragon Ashのライブの一つ前の「LILY OF DA VALLEY 」収録曲なので本当に初。今この曲を歌うのはやっぱり歌詞がね、今のバンドが鳴らしている空気と共鳴するからだろう。


「Glory」特に二番が好きなんですが。
 <長く連なった雲の向こうには 大きな空つつむオーロラ/この街じゃネオンで染まり 終わりなき夜のとばり/永遠に続くようでも一期一会なんだ人生は/もう一度なんてねぇぜ しっかり息を吐き出して光と生きよう>


 ここでうるって来ました。いっつも忘れてしまってることをふいに気づかされてしまう感じ、僕らはやがて終わるっていうどうしようもない揺るぎない真実、大切な人も大嫌いな奴もいずれいなくなる、僕自身も。じゃあ、どう動いていくか、終わりあるこの哀しきも楽しき人生をどう選ぶか、当たり前すぎて重要すぎる事柄が僕の中で響く。


 この流れで同じアルバムの「Sunset Beach」が、初日に聴いたけどこの辺りはおとなしい、客が体を休めるテンポの曲、ゆっくり聴ける。
 初めてロッキンで聴いた時に歌詞も知らないのに号泣してた「few lights till night」はやっぱりすごく優しくて前半の終わりの激しくなる部分では飛び跳ねてたけどここで歌われるのも「Glory」と同じような事柄です。


「few lights till night」
<大概な壮絶を耐えているんだろ? 幸いな小説を期待しているんだろ? 君が好きな戸を開いていいんだよ 日々は過ぎ最後には耐えてしまうから>
<曖昧な情熱を静寂の中抱け 幸いな小説を生活を中描け そう願いを灯せcry 折れない心でfly>


 ここからは「静かな日々の階段を」「Velvet Touch feat.Gotts,Yasu(MY-B) 」「Mixture 」「繋がりSunset 」の流れで。
 「静かな日々の階段を」は大好きなのだが「Morrow」の方が最近は好きです、まあ初日聴いたからいいんだけど。
 「Velvet Touch feat.Gotts,Yasu(MY-B) 」ってのはサッカーボールでテクニックで凄技してる人が端にいたんだが、終わってはける時にようやく気づいたのでまったく見えなかった。「Mixture 」はわりともみくちゃでしたね、辺りが。「繋がりSunset 」は静かに聴いてました。


 ここからが昨日の重要な所です、ファンとしては「百合の咲く場所で」が始まってKjがハンドマイクになったらダイブしなきゃ、っていうパブロフの犬状態に周りがなりました。
 僕も当日ダイブする気がなかったのですが、始まった瞬間に周りの空気感が変わって、そうだファイナルだし飛ぼうって思って、今までダイブしたのが一度だけでGG07の時のこの曲だったので行こうとしたらダイバーに乗られ飛ぶどころじゃなかった、逆に人上げたし、モッシュがすごかった。


 「Dear mosh pit」は初日同様にスクリーンに歌詞が出てみんなで歌う感じで、なんかKJうるうるしてるみたいに見えました。でわりと盛り上がる「La Bamba 」からSBKの二人が登場して「Episode 6 feat.SHUN,SHIGEO」が。Kjがすっげえ楽しそうだった、SHIGEOの声はきっとコウモリですら落下させれるね。


 KjがMCで「こんな時代からこそ抗うことが大事なんだ」、「ミクスチャーロックは好きですか!」でいつもの通りの狂乱の「Fantasista」が幕を開けた。この曲もハンドマイクなKj。この曲は実はそんなに好きじゃないのだが、「百合の咲く場所で」のリベンジをここでダイブするしかねえと思い、前線へ。


 ダイバーを発射してくる人の近くでタイミングを窺いながらサビで飛んだ、人の波の上で回転しながら前方へ、片手はハンドマイク、片手は泳いでくるダイバーと拳を合わせるためにステージのぎりぎり前まで来ているKjのもとへ。泳いで、うん、あれは泳いでる。ダイバーって名付けた人は的確だ、人の波が前へ進めてくれてダイバーは進む。


 回転しながら天井をしっかり見たりなんかスローな感覚でものを見えている感じだった。泳いでいった先にはKjが。ステージとの隙間でスタッフが落ちる時に抱えてくれるその前に、僕は拳を真っ直ぐに伸ばしてKjも拳を伸ばしてくれて拳と拳でタッチして落ちた。よく考えたら初めてだった拳タッチ。Kjに触ったのはバイト先でKjがビーフジャッキー買った時のお会計以来でした。


 すぐに戻って飛び跳ねた、あれ? けっこう体力もってるなって思いながら。狂乱のダイバーが泳ぎに泳いだこの曲が終わって、やるんじゃないかって聴いてた曲が。E.L.Tの持田香織が登場して「Wipe your eyes feat.Mochida Kaori 」が、NHKのライブとGG07で聴いて以来。さすがツアータイトルが「新進シャンソン歌手総出演」です。前の二回ともモッチーの声が小さくて聴こえなかったこともあったので心配だったけど今回は聴こえた。


 この曲の最後の方でKjが歌う「取り留めのない夜にめぐるmorning それぞれのlife story またベッド抜け出し Brighter day さあパレットで色足して Fly awy はかない世界で泣かないでfriends 語らい出会いまた笑いプレゼント 日々はずっと確かに回る 君もきっと何かが変わる」って部分がなんか響いて、ズサって刺さった。

 最近怠惰な生活というかきちんと動けなくて日々の生活に追われて本来のやりたいことができなくていいわけが増えてて、これじゃいけないってわかってて、でもなんか上手く気持ちが動かなくてそういう自分がすげえ嫌いになってて「なにやってんだろう」って思う事が多くて、そういう心に届けてくれた感じがして泣いた、涙が浮かんだ。これで上手く動き出せるっていうか背中を押してもらえた気がした。


 全然関係なくもないけど、高校の時に初めて見たライブというか有名人ってE.L.Tだったんだよね、ほぼ十年経ったんだけど、東京で持田香織を見るってなんか感慨深いものがある。あの時は世界で一番可愛いと思ってました、だって芸能人見た事なかったし、今は落ち着いた感じですが、年取った感じがあんまりしないのがさすが有名人というか表舞台に出続けてる人だなあ。


 本編の締めは「運命共同体」で。ここまで18曲もしてる。アンコールはいつもの「Viva Viva revolution」コールで。アンコール一発目は今回のツアーでお馴染みになった「Let yourself go,Let myself go(Samba Carnival ver.) 」です。これはオリジナルの方が好きなんだけど、だってこのver.乗り辛いから。


 二曲目は「まだやりたいって我がままを言う人が」的なニュアンスで武田真治再登場!「Bonita feat.Shinji Takeda 」でサックスじゃなくて、楽器にまったく疎いんでわかんないけどクラリネット?をシンディーは奏でてた。ズルいわ、かっこ良すぎるし、音いいし。
 亡くなった忌野清志郎さんのツアーにもシンディー参加してた気がする映画「不確かなメロディー」にも出てたはずだ。そう考えると清志郎さんとも同じステージに立ってるしDragon Ashとも同じステージに立ってたりとこの人のサックスのレベルってプロがきちんと認めるほどのものなんだな。


 続いて不公平だってことで再度SBKの二人が現れて「Episode 4 feat.SHUN,SHIGEO」を。懐かしい〜、登場はkjが真ん中でSHUN,SHIGEO,DRI-V,ATSUSHIが左右に二人ずつで赤Tで決めポーズを作って始まった。


 DRI-Vさんこと千葉ちゃんのパントマイムと後ろの映像がマッチした初日に見た、それから大好きになった「Big Town Rhapsody」が追加公演からなくなったのは残念だ、あれすげえいい曲だと思う。


 終わって二人がはけたら、Kjが「さっき思いついたんでこの曲やります」って始まったイントロが、イントロが、イントロがね、NirvanaSmells Like Teen Spirit」ですよ、でしたよ、びつくりですよ。カバーやるの? みたいな。イントロだけかなって思ったら最後まで歌った。いやあ、歌ってる本人が一番楽しそうだったなあ。
 しかし、レアだなあ、自分たちのツアーのファイナルだし。KjはNirvanaSmashing Pumpkins大好きなのもわかるし、スマパンの曲歌ってくれた最高なんだが、みんなわからないからなあ。
 

 ステージ横にいたSHIGEOがすげえノリノリで聴いてた、そういえば二人で「LAST DAYS tribute to Mr.K」のアルバムに「injurious」って曲やってたな。
 

 そして「iceman」が始まって、最初の方でまたダイブして泳ぎました。一度外に出て飲み物を買おうとしたら外じゃないと買えないって張り紙があって諦めて戻ったら歌わずにMCになってて、この曲はドラムのマコちゃんとデビュー前に作った曲でそれを三十過ぎてもできる事がみたいなことを言っていた。で、俺ら(Kj達)と同じ年齢の人もたくさんいるでしょ、十代、二十代ってDragon Ash聴いて育った人もいるだろ、ってもうそこでみんが歓声、でKjが「俺らもDragon Ash聴きながら育ったんだって」言った。そこからまたダイバーは飛んでいったけど。


 気が付いたらicemanメンバーが近くにいた、なんだか安心。そして始まってしまったラスト「Viva la Revolution」。いつもは号泣なんだけど昨日は一瞬うるって来てそこで止まった。泣いてる場合じゃないって思って、きちんとこの曲を見て聴いて動きたいと思った。


 終わってしまった後にはスクリーンにツアーの場所やスタッフの名前が流れて、最後に「Fin.」って出て拍手して会場を出た。メンバーでAXの前で撮った。それからいつものメンバーにバイバイして僕は家路に向かって帰った。


 やっぱりフェスで観るのも楽しいけどワンマンツアーが一番楽しい。とりあえずダイブ二発成功!


Dragon Ash RAMPAGE TOUR @SHIBUYA-AX 1/28 初日
 朝起きて用事済まして昼は寝てた。で三時ぐらいに起きて渋谷に歩いて向かってる時に携帯でTwitter見てて何気なくメッセージ見たらTBSラジオの阿部ちゃんと「Life」のプロデューサーの黒幕こと長谷川さんから来てて今日金曜日の『キラ☆キラ』の水道橋博士さんの「ペラペラ」で僕のブログから園子温監督『冷たい熱帯魚』評を博士さんが使ってくれたとのこと。二人とも番組のスタッフだから教えてくれたみたい。だけど爆睡してたんです。


 で、さっきポッドキャストで聴きました! 博士から僕の名前が、そして文章を小島慶子さんが読んでくれてる。
http://podcast.tbsradio.jp/kirakira/files/20110128_hakase_pera.mp3

 まあ、聴いたのさっきなんですけどメッセージ読んでテンション上がったまま渋谷に行ってShibuya-AXに。で、おそらく前のツアーファイナル「新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショウ the Final以来のDragon Ashライブ。


 僕あんまりフェスで観たくなくてだってダイブ禁止だしさ、彼らのライブはモッシュとダイブがありきでワンマンの空気が最高すぎるから。


 Icemanメンバー探して合流し作ったT-シャツを去年のと今年の二枚ようやくお金を払って、申し訳ない一年以上も払わないで。二年振りとかそのぐらいにな感じになってしまってたけどみんなの空気はいつもでDA愛に溢れていて安心だ。


 Cというおそろく遅い番号だったけど入場まで一月下旬にT-シャツで待つ事のなんたり寒さか、トイレ行っても隙間を拭ってKjの前のグティ君らがいる辺りに合流した。


 ニューアルバム『MIXTURE』は初期衝動が螺旋階段上った感じでスキルと経験を得てさらにそこにあるようなアルバムで新旧のファンが楽しめると思う。


クッキーシーンに書いたレヴュー
http://cookiescene.jp/2010/12/mixturevictor.php


 で、Introから始まるとダンサー二人の身体の動きに見とれたりしながら周りにいる人達の幸せそうな顔ね、僕もだけど。待ちに待ったツアー初日の熱は優しい朝日のようにしかし音が鳴れば一気に急上昇してそこはモッシュとダイブの咲き乱れるステージでおもいおもいがそれぞれの楽しみ方で楽しむ。


 ダイブはどうしようかなって思ってたけどイっちゃいました。一曲目の『RAMPAGE』で。あんなに周りの連中が最高な顔してダイバーで人の波の上を泳いで飛んでいったら行くしかないっしょ的にダイブ。僕はDragon Ashのライブでしかダイブしないので超絶久しぶりに。


 ワンマンの素晴らしさはモッシュ&ダイブがありきで、ダイブする時は周りが手伝うし、僕も『百合の咲く場所で 』で二回とも途中で落ちたりしたけどすぐに引き起こしてくれたりガードしてくれたり、靴ひも結んでるやついたら周りが囲ってくれるんだよね、すごく僕はそれが誇らしい。だから余計にワンマンの空気が好きだ。


 ニューアルバムの曲はすごくライブ向いてるというかミクスチャーロックは大好きですか!っていうKjの声のようにDragon Ashファンには堪らん。しかし『Revolater』に『Invitation』とおいおいここでこれかよっていう懐かしい曲も。


 なんかでダイブもう一回したんだけどなんだったっけな? 楽し過ぎて記憶が曖昧だなあ。『Face to Face』とかよすぎるから。でも、『Economy Class』とかの詞が響くんだ。『Fire Song』でのATSUSHIのダンスというか動きが炎みたいに揺れていて妖艶さがあって千葉ちゃんのダンスもだけどダンサーが二人いるロックバンドって観た事ないとイメージ沸き辛いと思うけど二人の動きが静と動が音楽に身体を与えていてその事をもっと評価してもらいたいと思うんだ。


 千葉ちゃんの前のツアーでの『Big Town Rhapsody』でのスクリーン前のダンスとか最高だったもんなあって今でも思う。
 

 『FIRE SONG』の歌詞が今日開場前にずっと脳内リフレインしてて「生まれたことに意味なんてない だからこそ火花散らせてやれ」って。刻まないとね、何かに繋がるような事を。Dragon Ashのライブでなんか腐ってたものとか陰なものを吹き飛ばせるというか僕にはとても大事。僕の人生のサウンドトラックだから。


 『Sky is the limit feat.TAKUMA』で10-FEETのTAKUMAが参加。初日にはシンディーこと武田真治は来ないか、最終日は来そうな気がする。というかだいたいツアー最終日にはシンディー観てる気がする。


 『Revive』もやった。もし『Canvas』してたら号泣メーン!でしたね。で、『百合の咲く場所で』はやはりダイブじゃあと思ったら二度落下しました。いやあ、リベンジしたい、この曲は実は「GG07」で人生初ダイブした曲だったから。


 で、ハンドマイク持ったKjでこのイントロと言えば狂乱の『Fantasista』に突入する。ダイバーがKjめがけて飛んでいく。この時は一番前の柵とステージの間に落ちる前にダイバーに拳をKjが合わせに来てくれるから余計にみんな飛ぶ、だから僕も飛んだ。人の上で転がって押してもらって自分での動いてステージ目指していく時ってなんだか少しだけ時間が遅い感じがする、Kjはダイバーを観て微笑んでるのが僕にも見えるのでできるだけ中央に転がっていく。


 Kjと目が合った拳タッチ、ちょんと合ったその刹那、ダイバーが多すぎるのかスタッフが少ないのか抱えられずに床に普通に落ちて左腕強打。だけど脳内エンドルフィン出まくってるから特に痛くない。帰ってみたら擦り傷みたいに赤くなってるだけだった。

 年賀状に使っていた「轍になって消えない明日に 今は行こう決して振り返らずに」というのは『Slash』から。これが聴きたかったですよ、いやあ聴けてよかった。で、『Rock Band feat.SATOSHI,KO-JI ZERO THREE』ね。やっとライブで聴けた感じでしたがいやあ、カッコいいわ。バンドした事ないけど気持ちはわかるし、続けてきたバンドじゃないと説得力ないしね。さすがな一曲。


Dragon Ash Rampage Tour ファイナル in ZEPP TOKYO 2011年04月24日
 日曜日。朝起きて投票に行ってきて録画してた『ボクらの時代』を見ていたら松田龍平×瑛太×新井浩文トークでみんな『青い春』出てたんだね。新井君はDragon Ashの「繋がりSUNSET」のPVに出てたねという事で二日前のツアーファイナル話へ。


 松田龍平は『46億年の恋』、瑛太は『アヒルと鴨のコインロッカー』、新井浩文は『松ヶ根乱射事件』が好きな映画です。


Dragon Ash/繋がりSUNSET 【PV】


 
 今回のRampageツアーは初日と最終日というまあいつもDragon Ashのツアー始まると最初と最後の日に行ってます。


 この三ヶ月のうち三月十一日以降は色んな事が変わってしまっただけに遠い気がする。このツアーの初日に感動と興奮と心地よい疲労感と共に家に帰ると着ていた電報は僕にとって数少ない可能性と希望だった。


 13時までバイトして家に帰って諸々して渋谷からZEPP東京へ。東京テレポート駅に降りたらすぐにマイミクの初日に会って友達になったしみちゃんと会ってそのまま会場に行くと入り口前のロッカーにはいつものiceman CREWのメンバーがいた。
 まあ毎年作ってるT-シャツが今年は『REVOLATER』で赤だから目立つ、というかライブ中でさえも赤シャツはだいたいこのCREWのメンツか知り合いなのでわかりやすい。僕はそのT-シャツを昼間のバイトで着ていて去年の水色を着ていってました。


 始まる前は馬場さんとサクちゃんの前の方の前方にいた。千葉ちゃんのダンスも見えやすいなあと思って。で、イントロ始まるよね。一気に人の流れが流動化して真ん中寄りに動いて『RAMPAGE』で幕開け。さあモッシュとダイブの世界にようこそ。


「踊れ感情のままrough ride 届け単調な日々surprise」


 前方エリアにいるやつらはモッシュとダイブありきな連中だしのっけから攻めていく。しっかし笑顔が咲き誇って楽しい。でアルバムの流れで『SOCIABLE DESTRUCTION』からの前作アルバムから『Mixture』のリズムで踊る。


「World have lots of attractions」
「We got something mixture light」


 で『Revolater』で加速するフロア。爆音と速度を増して行く。ATSUSHI&DRI-Vのダンサー二人の体の動きが音楽に輪郭を与えて躍動感は観ている者にダイナリズムを伝える。本当にこの二人がいるかいないかでDragon Ashの音楽はまったく違う伝わり方になってしまったはずだ。そういう意味でもライブで彼らのダンスがもたらすものを感じてほしい。


「今だ手上げろ無茶なHeads now!」


 静かな始まりの『Life goes on』みんな上へ飛んでクラップハンズ。やばいすでに目が潤み始めるがまだまだと我慢しジャンプ。『ECONOMY CLASS 』は歌詞が好きで前アルバム収録の『Big Town Rhapsody』同様に少し地味だけど良曲だと思う。からの10-FEET・TAKUMA参加の『SKY IS THE LIMIT』へ。しっかしKjの嬉しそうな顔。仲間と一緒にやることができる幸せをしかと噛み締めているように。


「朝を待てずただ 夜に狂いそうなせつなさ 照らすのはその意思だけ 今はほら燈火抱け」
「If you want to change your place, the first thing, you must change yourself」
「出る杭になればいい 笑いたい奴は笑えばいい 修練後ケツ蹴ってやんな 10年後お前がベテランだ」


 僕は『AMBITIOUS』と『繋がりSUNSET』って出た当時はあんまりピンと来なかったんだけどライブで聴くとどんどん好きになってくるタイプの曲だなあって思う。ATSUSHIさんの妖艶なダンスから『FIRE SONG』。炎の揺らめいているが肉体を通して伝わる。
 Dragon Ashはセトリとかあんまり変更なかったりするんだけどもライブバンドとしての完成度はやっぱり凄いと思う。Kjを中心にメンバーチェンジもせずに逆にメンバーが年々増えていく事でより強固な信頼感があるからこそのライブとそこに集うファンとの繋がり。
 ミクスチャーロックバンドとしてかつての仲間のバンドたちがいなくなっても生き残り、それでも伝えて行く想いが溢れ出して僕らの細胞に入り込んでいる。


「何も持たずからっぽな両手 すべて掴んで存在の証明」
「僕らはずっと持ち寄っては そうさ寄りそってた」
「生まれたことに意味なんてない だからこそ薔薇咲かせてやれ 生まれたことに意味なんてない だからそう火花散らせてやれ」
 

 『Dear Mosh Pit』では近くにいたicemanメンバーと肩を組んで歌った。どうだ青臭いだろ、そして最高です。Dragon Ashを中心にしてキャンプファイヤーやってるみたいな誇らしげ。そしてピーとなったら飛び跳ねて周りとぶつかりあって笑顔が飛び散った。ダンス・ダンス・ダンスなナンバー『La Bamba』でさらに加速してみんなはちゃめちゃに踊って跳ねる。『REBELS』は疲れだしててちょっと体休めてました。


「そう互いに肩組み合い さあ歌えば友と呼ぶのだろう」
「誰かのステップなんかそう気にしない デタラメなまんま」
「Get your head up, burn the breeze」


 そして感涙ものの『静かな日々の階段を』が。やっぱり歌詞が今まで以上の意味を、僕らにはその背景がある。
 この無慈悲で無平等な世界で抗えないどうしようもない巨大な力の前に立ちすくみ呆然とし、どうしようもない哀しみと怒りが覆うこの現時点で。僕らが当たり前だった世界は一瞬で崩れ落ちた。
 そして僕らが暮らしているこの世界はいろんなものを犠牲にしてやってきた現実に潜む真実を僕らに突きつけ、資本主義社会の上の方では本当の事を僕らに伝えないし教えないし政府もそいつらときちんと繋がっていてという事実だけは表面化させ、おかしい事にみんなが気づき、考えだした。
 僕は何かを探してまた動き出すしかないのだろう、考えないようにさせられていた世界から自らの意志と自分で考える事によってでしか事態は改善されないのだと思う。


(LIVE) Dragon Ash - 静かな日々の階段を


 からの『百合の咲く場所で』が始まり、よっしゃあダイブじゃあと二番目のサビで飛んだ時に転がり始めたら後ろからダイブしたやつが僕の上に来て下の人達の間隔もそこまで詰まってなかったので落下する。背中打ったけど周りの人達が起こしてくれてセーフ。『ミクスチャー・ロックは好きですか!』で鳴りだした狂乱のロックアンセム『Fantasista』でモッシュとダイブが咲き乱れて汗だくでみんな笑顔。これは飛べねえという位置だったのでダイブしていく連中を押し上げたりしながらモッシュ


『停電とか余震とかでイライラしてたんじゃねえの? もっとデタラメになっちゃえよ!』『俺たちはミクスチャー・ロック・バンドだから、それがただ好きでやってるだけだから、こんな時に気の利いた言葉も言えないんだけど。みんなのほうがいろんなこと考えてると思うけど……俺たちはミクスチャー・ロック・バンドだから、こうやってライブをやることで想いを伝えられると思うんで。またライブに足を運んでください!』というKjのMCが響く。


「みんな必死なんだ 負けんな いねぇぜピンチランナー
「川の流れは冷たくて 胸が張り裂けそうになって 外の陽の光が眩しすぎて ここで歌ってる」
「くだけ散ろちゃちな境界線もう」


 年賀状に歌詞を使わせてもらった『SLASH』からアルバムの最後の曲『ROCK BAND feat.SATOSHI,KO-JI ZERO THREE』へ。「Rock band」という歌詞を自分の願いや想いや夢に変えてイメージしたら音楽やってなくても僕の歌だと思えるこの曲。本編ラストは『TIME OF YOUR LIFE』で締める。


「轍になって消えない明日に 今は行こう決して振り返らずに」
「夢見た理想と現実 あらがい鳴らすディストーションと旋律」
「友よ旅立ちの時 つまずいた足で貫いて先へ」


 本編終了後にスクリーンにはメンバークレジット後に『BUILD AGAIN SINCE 3.11』という言葉。そこからサクちゃんの松山千春『大空と大地の中で』を徳島のカラオケ大会のような場所で歌っている映像が流され、何気に上手いので再度メンバー登場すると案の定「千春」コールが起きる。


 アンコール一曲目『陽はまたのぼりくりかえす 』から来るっ! いやでもKjが着てる赤いT-シャツってさあ、iceman CREWのメンバーが作った今年のやつじゃん!!!!!!


 そういえばメンバーの長であるヒロシさんと数人が入り待ちして建ちゃんにT-シャツ渡したって言ってたけど、着てるよ、Dragon Ash好きすぎるメンバーがたくさんいるiceman CREWの作ったT-シャツをツアーファイナルのアンコールから着てるっ。凄すぎだし届いてるんだと思うと泣けてきた、正直に言うとみんなの事を思ったら泣けた。でCREWのみんながいるとこに少し下がって顔観たらそうだよなあって。きっとみんなの中でもとても大事な時間になったと思う。


「ただ吸い込む空気さえも むしばまれそうな時代で それでも何かをさがして夢を見続ける人もいたりして」


 ずっとやりたい事をしようと足掻いている自分にはこの曲は背中をいつも押してくれる。で二曲目が『天使ノロック』で一気にみんなモッシュとダイブで暴れだす。ここでこの曲は楽しすぎ。14年前のデビューミニアルバム収録曲だぜ〜。
 で噂には聴いてたけどもツアーの追加からやってるらしいBOØWY『Dreamin'』カバーで『今日、布袋(寅泰)さんも観に来てんだよ! そんなんじゃ伝わんないんじゃないか?』とどうやらいたらしい、布袋さん。
 『運命共同体』の優しさとフィナーレ感は終わりの寂しさもありつつ。


「つねに君をとりまく他人の無責任な力まかせの言葉で われを失いいつしか消える 孤独を集めるようになる」
「そんなやつらは好きじゃない 俺はそんなにバカじゃない」
「時に集まった数千の兄弟へ 響け空前のshow time」


 そして最後はやっぱり『Viva la Revolution』で「Viva la Revolution 」コールをしながらやっぱり泣いてしまう。パブロフの犬かってぐらいにこの曲ライブで聴くと泣いてしまうのは周りのみんなもマイクを向けているKjも泣いているのもあったりするけどこの曲も歌詞が今さらに響いてしまう。


[LIVE] Viva La Revolution / Dragon Ash


 Dragon Ashの音楽も大好きだけどiceman CREWのみんなやライブに来るファンの人達の空気がやっぱりライブでしか体験できないしそれが本当に心地よくて優しくてそういうのがデカいなって思う。モッシュとダイブとかワンマンでしか味わえない部分もあるしね。二年後にはアルバム出してまたツアーしてくれるかな。


 終わって外で馬場さんが募金をしていたので募金して握手した。温かくて大きな手だった。


 アンコールのKjのicemanの赤T-シャツの姿。カメラがKjの背中から撮ってると背中のデザインが背後のスクリーンに大きく映ってるのと観たら泣けちゃったんだけど、想いという強くてまっすぐな願いって伝わるんだなって。それが僕らに残された最後の希望のように。

The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1

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The Best of Dragon Ash with Changes Vol.2

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FREEDOM(初回限定盤)(DVD付)

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MIXTURE DVD -VIDEO MIX & DOCUMENT-

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