Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『Father, Son, Holy Ghost』

 今年もあと四ヶ月で、今日は9.11から十年経った。大地震からは半年が経った。考える事が多いし、動く事でしか変わらない事。
 
 今月はYuckの単独ライブ、来月は「貴様に伝えたい、このKIMOCHIを」THE MATSURI SESSION 出演 ZAZEN BOYS/KIMONOS/向井秀徳アコースティック&エレクトリックを日比谷で観て、Girlsの単独ライブに行って、再来月は京都までサカナクションを観に行く。ライブを月に三回も四回も観に行っていた頃に比べると頻度は落ちたけども。体力も金もないと絞っていかねばならないので仕方ない。


Yuck - The Wall (Live at SXSW) 2011



九月に入ってからのツイート
・うとうとしてたら九月になっていた。
古川日出男×黒田育世×松本じろ「東へ北へ」20110709@SARAVAH東京 http://bit.ly/okZRsV
ブックオフで中学生ぐらいの子がマンガ日本の歴史みたいな本を売ろうとしてボロボロだったり線引いたりしてて一冊五円とか、いいものでも百円ですげえ食い下がってて店長が出てきて冷静に値段を言われてた。少年よ、買った時より価値が上がるものの方が世の中には少ないんやで。減価償却やで
・昨日の『都市伝説』を見て今まで名字の由来を瀬戸内海にいた塩飽水軍とかそういう海賊の下っ端だったんじゃないかって説があるんすよから「碇」が石の定規というフリーメイソンのマークから来てて、「本」ってのは昔クリスチャンで聖書から来てるんですよねえと都市伝説化しようかと思う。
・『ガンダム00』劇場版観てるけどなんでこういう話になってんのか。アニメの劇場版はこうなるのか、アニメシリーズでできなかった事を作家性出しちゃうとこうなるのか、あるいは時代的なものが無意識に入り込むのか。ゼロ年代的SFの想像力はどこに向かうのか、現実を取り込んで先にいけるのか?
・『@DOMMUNE---FINAL MEDIAが伝授するライブストリーミングの超魔術!!!!!!!!』を読んでるんだけど@Life954 文化系トークラジオLife「“祭り”の時代」とリンクしてる部分もたくさんあるし@tsudaさんとか菊地さんも出ててなにかシンクロな感じがする。
・「死刑になるつもり」で渋谷のライブハウスに乱入してガソリンをまくとはな、しかも大阪から上京してって。23歳か。欲望もなくなって期待もできずに絶望を通り越して虚無感しかないんだろうか。上京してもそこに希望もないのね、まったく。


・漫画家・西島大介さんのツイート @hiramekimanga ふいに「パパどうやって漫画家になれたの?なれるの?」ときかれて「どうやったらなれるかなーってずっと考えて練習してたら漫画家になりませんかってチャンスが来たんだよ」と答えたら「今いいこと言ったみたい調子に乗っても無駄」と言われた・・・


・@hiramekimangaさんの『凹村戦争』あとがきの「誰にとっても処女作、一番初めに書き上げ形を得た本というのは、忘れられないものだ。その一冊きりで世から消えるにしても、その一冊以降何十冊何百冊、数えきれないほどの本を出版するにしても、初めての本というのはやはり特別。」続く
・続き「一冊の本がその人を「作家」にするなら、最初の本を執筆している時、彼はまだ「作家」ではないのだから。」というのを読んで文庫を買った。最初のを持っていてもあとがきが響くと買う僕のような少数もいる。@hiramekimangaさんの新作待ってます〜、庵野さんとか出るやつね。
・発売をお待ちしてます〜。 RT @hiramekimanga 庵野秀明とリチャード・D・ジェームス。あとYOSHIKI。これが僕の神さま。なんてことだ3人もいる_______I Care Because You Do


・僕のB'z嫌いは留まる事がない。
8月32日らしいので『姑獲鳥の夏』を儀式として読み終える所存です。夏、いや初京極さん。
・幻想的だったりする小説を読むと僕はそちらに引きずられてどうも無意識側に落ちてしまう。だから一気に読む事ができない。『アラビアの夜の種族』読んでる時もそうだったけど。
・例えばAKB48のメンバーが目覚める事のない少女の夢の中で彼女の人格がどんどん分裂して枝分かれしたキャラクターだったら。『眠り姫はキャラクター消費の永久機関の夢をみるか?』
・昭和『仮面ライダー』と平成『仮面ライダー』の間には『仮面ノリダー』があるよね? 
・最近、オススメなAV女優は森ななこです。
・ブログの最近言及したキーワードが 3.11 salyu アイロニー アメリカ キャラクター 映画 監督 原発 古川 作家 自分 小説 人間 世界 存在 日本 批評家 物語 放射能 未来 っていう。


・編集者・藤原ちからさんのツイート @pulfujiko 盲目的に作品だけに打ち込むのが作家であるとの考えはある程度通用するかもしれない(変人か天才ゆえに周りがやむなくサポートしてくれる場合)、でもね、例えば麻雀で自分の手元しか見てない人って絶対弱いでしょ。まぐれ当たりが通用するのってせいぜい一回だよ。


古川日出男×小島ケイタニーラブ「東へ北へ」20110709@SARAVAH東京 http://bit.ly/oehNhw 今年すげえ小説は金原『マザーズ』なのは間違いないけど古川さんの『馬たちよ、光はそれでも無垢で』は3.11以降の現行世界を書いた小説として僕は忘れない。
・『ヴァリス』『聖なる侵入』『ティモシー・アーチャーの転生』を新訳でまとめて出してくんないかな。『ユービック』映画化するみたいだし、フィリップ・K・ディックの幻視者としての作家性が浮かび上がるように。当代の幻視者スティーヴ・エリクソンの最近の小説も翻訳されて出てない気もする。


・編集者・太田克史さんのツイート @FAUST_editor_J 戦友と書いて「とも」と読める存在がいる・いた人の人生はきっと幸福だ。


・『姑獲鳥の夏』五分の四終わり。まあ、ちょいと今考えてるやつとネタかぶりがあったりするけどまあみんな考えるネタというかそういう状態を使いたいと思う、そういうやつが。岩井俊二さんの『ウォーレスの人魚』とも通じるそういうネタというか状態だね。となると独自な感じにしないとインパクトないな
・『ジェットマン』の最終回三話ぐらいをDVDに前に焼いてもらって見ていたので今日の『ゴーカイジャー』は話が繋がってわかりやすかった。死んだはずの人だけど年は取ってましたね。メンマかっ!と思いつつもシナリオがデータベース消費で長年積み重ねてるから出来る話だった。
・読書会で本日の『ゴーカイジャー』のジェットマンの内容をかいつまんで話したらみんなの反応がよくて帰って見返そうと思ったらソッコーで消していたっ、ぐふっ。『ディケイド』並みに過去のデータベースを上手く活かしたシナリオだった。宇野さんがネ申回だとツイートしたのはわかる。
・『ハザード』『アカルイミライ』の頃のオダギリジョーみたいな空気感のある度胸あるフリーな役者とか表現者いないかな。なんか諦めてないのに鬱屈して体からヒリヒリとそれが溢れ出ているような蒼い炎のような。
・今、園子温監督『ハザード』の最後の方のオダギリ(シン)が渋谷駅から渋谷を歩いているゲリラ撮影観てる。スタバ前で集団に絡まれてナイフで応戦してる。周りの一般が映るけど、その視線がとりあえずリアルだ。


・マンガ原作者・大塚英志さんのBots @otsukaeiji_bot よく人はオリジナリティとか今までにない作品をつくりたいといいますが、意外とものを描くということは、実は僕たち人間が共通に持っている何かを繰り返しそれぞれのやり方で掘り返していって、その共通のものを掘り起こしたのが、いわば作家の力であるといえると思います。(atプラス05号p81)


・電話で話す。思いついた事や自分の解釈を。当然両者考える事や見えるものは違うが他者の視線が入ると繋がらなかったものが繋がったり判断つきかねていたものに判断できたり面白がったりできる。そういう時に作家に編集者が必要なように、何かをやる時は誰かにアイデアを話すのがいいのだと実感する。


・明日Girlsのセカンドアルバム『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』発売なのかあ。ファーストの時のアストロホールでのライブもよかったしアルバムも期待。で寝るわ。


Girls - 'Vomit'


・京極さんの『姑獲鳥の夏』を今2011年に読んで面白かったけど最初に出たの1994年の17年前の九月だった。そんな前にこういう小説世に出てたけどその頃は野島伸司信者だったから・・・。あと大塚英志信者なので内容に関しては驚きがなかった。でも小説としてすげえなあと2011年に思う。
・小説なら「放射能の雨」と表記できるし説明を文章で書ける、映像なら崩壊した街だったり不穏な空気を感じさせるシーンを入れる事で日本というよりは被災地や東日本の不穏な空気感は出せる。それらを無視して現実を書く方に向かうかそれを完全に出して行くか。二極化するかな。
マイケル・ジョーダンを越えるアスリートいないよなあ。
黒木メイサの需要と供給の謎。
園子温監督「10年前に書かれた漫画は、終わらない日常の退屈さ、むなしさみたいなものが若者の意識の中にあったが、3月11日の震災を受けて“終わらない日常”から“終わらない非日常”が当たり前になってしまった。そういう若者を描きたかった」@ベネチア映画祭にて
・去年『冷たい熱帯魚』が監督週間で呼ばれたから今年からコンペ出品できるようになったんだっけな。『ヒミズ』で金獅子取ったら急に評価するんでしょ、国内のメディアさん方は。『愛のむきだし』のベルリン映画祭の時もすぐに報道したのがパンチラ出まくり映画なのにNHKぐらいだったしさ。
・と呟きながら僕は向田さんの『冬の運動会』の文庫を読むわけだが。
・『冬の運動会』面白いなあ、ドラマとか見たことないけどシーンが浮かんでくるし台詞がいいなあ、掛け合いが。
・『冬の運動会』の菊男は根津甚八さんなのか。根津さんのイメージが『若葉のころ』の剛くんのお父さんのイメージしかない。
・『冬の運動会』で菊男が親父にリッパーズハウスで二階から煙草を降ろして肩が焼けたのを読んで伊坂幸太郎『チルドレン』だったか、着ぐるみ着た陣内が自分の親父を着ぐるみのままぶん殴ったのを思い出した。
向田邦子冬の運動会』読了。やっぱり凄いなあと思いながら惹き込まれた。しかし、当然ながら今の時代ではその流れや終わり方、あるいは本宅ではないもうひとつの拠り所の家から本宅へ男たちが戻るくだりがどのくらい有効なのかと考える。ドラマは当然時代の流れと呼応するから。でも凄い。


・とりあえず、自分の中のやりたかった事だけ全部ぶち込んで風穴開けることができれば、なんか傷痕ぐらいは残せるかもしれない。
・Girlsのセカンド『Father, Son, Holy Ghost』買ったら宗(@soichiro_tanaka)さんのライナーだった。宗さんと初めてお会いしたのはGirlsのアストロでのライブだった気がする。
・Girls聴きながらディック『聖なる侵入』読もう。アメリカの音楽と文学。
・哀しい顔した青年が夜のプールに堕ちていく。
大仁田厚の流血シーンを夢に見るなど…。
・『AKIRA』オマージュだと思っていた部分が無意識化に『エヴァ・破』のオマージュになっていた事。
星海社文庫ひぐらしのなく頃に 解』目明し編(上)読んでる。解答編の最初の一巻。これから毎月刊行で最終巻「祭囃し編(下)」が出るのが来年の五月みたい。来年の五月って先のようなあっという間のような。
・来年は「昭和87」年か。
・『渡久地菊夫の失敗』『試作品神話』(ドラマ版『多重人格探偵サイコ』の続編の方)な『多重人格探偵サイコ』のスピンオフの系譜を星海社で出してくんないかなあと思ったりね。
星海社文庫ひぐらしのなく頃に 解』目明し編(上)読了。アニメを見たのはだいぶ前だったからわりかし内容を忘れているもんだなあ。
・iidaphoneのCMにスーパーカー『STROBOLIGHTS』使われてるけど、昔の曲が威力あると同時にメンバー二人いるLamaにとっては逆効果じゃないのかな、みんな観たいのは聴きたいのはスーパーカーでしかないよっていう磁場を越えられるのかな。一度ライブ観た限りではきつい感じ。
・「桃太郎」の鬼は寅の腰巻きに丑の角、これは陰陽道の鬼門にあるのが虎と牛、桃太郎のお供の戌酉申はその反対側にいる。っていう陰陽道を広めるためのお話らしい説があるけど瀬戸内海で考えたら老夫婦に生まれた子供が島々の豪族をぶっ殺して宝を強奪したと考える事も可能。


・「聖杯」を巡る『Fate/Zero』読んでるけどこれって書いた虚淵玄さんがシナリオ書いた『まどマギ』同様にその世界のシステムを「聖杯」だったり「契約」で覆す物語なのか? どっちも最後まで読んで見終わってないからわからないけど。


Back For The Future

ドク役のじいさんまだ生きてたのか?別人なのかわからない。英語もほぼわからないけどなんとなくわかるね。


スマパンの『ギッシュ』『サイアミーズ・ドリーム』のデラックスエディション出るのか。『サイアミーズ・ドリーム』は買おう。


Letting Up Despite Great Faults - "Teenage Tide"

このバンドのPVはいっつもキラキラしてるなあ、青春の煌めきだ。次のアルバム楽しみだなあ、前回の来日見逃したし。


・あれっ?誰だっけルパンとかアニメを小説で書いてみたかったってラノベの元祖みたいな女性の作家さんって。僕は "Teenage Tide" みたいな煌めきの映像を文章にしてみたいのと同時にそれが壊れていくのが同居してるものが書きたい。
・今期は勇者ヨシヒコしかドラマ見てないなあ。まあ面白いからいいけどね。
・『ひぐらし』新刊に『Fate/Zero』五巻を読んだ。読み手を引き込む展開とか流石だ。まあ、自分がそれできるかはわからないがいろんなものや書きたいことをぶちこむしかないなあとも思う。
山田孝之とか小栗旬とかこういうドラマに出るとめちゃくちゃ楽しいんだろうなあ、味気ない二枚目の主役とかやるよりは。
宇野常寛著『ゼロ年代の想像力』文庫版購入。飯食ったら四万一千字のインタビュー読む。僕ラジオとか社会学とか批評とか興味なかったのにこの五年近くでだいぶそっち側に傾いたなあ。ドラマと単館映画好きなだけだったんだけど。まあ、流れに身を任せて。
・メモ・原発は自分たちで産み出したにもかかわらず制御できずに暴走してしまうシステム。この「原発」を「○○」に変えて物語れるかなあ、ふむふむ。
・『ゼロ年代の想像力』の四万一千字のインタビュー読み終え。『LPの時代』からの流れで読んだのもあるけどやっぱり宇野さんの姿勢は真摯だ。自分にどうフィードバックしてくるかはこれから。ディックや伊藤計劃さんや円城塔さんや西島大介さんと共もハヤカワ文庫に並べたら帯のピンクがやけに目立つ。
・この所ずっとGirlsのセカンド聴いてるけどボーカルのクリストファーは十五ぐらいでアメリカのカルト教団から抜け出した人なんだけどどうも『1Q84』の青豆と被る。前者は音楽家で後者は暗殺者だけど。日本だと幼少期オウムにいて脱退して逃げ出して有名になったみたいな感じに近いか。
満島ひかり映画祭的なのがあるんですね。みんな今活躍してる吉高由里子満島ひかり園子温映画に出た事でブレイクしたんだぞ〜、つうわけで次にブレイクするのは『ヒミズ』で茶沢さんな二階堂ふみって事で。
・YuckもGirlsもライブ会場が渋谷duo music exchangeかあ、あそこ柱が邪魔だからなあ。かと言って最前の方は正直最近きつい。熱狂しながら客観視したい。ここで一番よかったのはファーストの時のCSSかなあ。
松坂桃李ってシンケンレッドか! 今気付いた。
・女性ベーシストがいるバンド(他男の場合)ってたいていその女の人の前に開場と共にファンが争って陣地を取りますよね。


・十年前の9.11はセブンイレブンの弁当工場で上京資金貯めるためにバイトしてて夜はテレビ見て寝れず。その日のお昼の食堂でつり下げられたテレビから旅客機がツインタワーにツッコむのを両親ぐらいの年のおっちゃんやおばちゃんのパートとセブンの弁当の余りとか食いながら見てた。十年はやっ。
・今日のゴーカイジャー中々コント度が高くて面白い。前回のネ申回とはまた違って。前回のはデータベースを正しく消費して歴史があるから出来た脚本だったと思うけど。
・フォーゼの脚本は劇団☆新感線の座付作家の中島かずきさんみたいだけど劇団☆新感線の舞台もこんなテンションなのかなあ。
仮面ライダーが「都市伝説」化されてる世界?


ヒミズ (2012) 7 Min Clip

・日本人初の快挙!『ヒミズ』19歳染谷将太と16歳二階堂ふみがそろって新人賞マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞! http://bit.ly/pbuD8w 園さんの役者起用はさすがだなあ、おめでとうございます!

ヤック

ヤック

Father Son Holy Ghost

Father Son Holy Ghost