Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『ハローサマー、グッドバイ』

 上方に見える首都高から白馬、いや翼が生えているペガサスに乗った吉宗、いやいや松平健が飛び降りてきて僕の目の前に。そしてその刹那に僕の右腕が宙に舞い白馬は僕の血で赤馬に染まる。周りではマツケンの眷属たちがマツケンサンバを踊り出している。


 というのが頭に浮かんだ。前から白馬に乗った吉宗こと松平健が246を走ってきたりしたら面白いなって思ってたんだけど夏が終わる前でに書こうと思ってる話がもうなんだかポップな感じなバカバカしさもいれたくて、頭に浮かんだのが松平健feat.白馬だった。
 で、話は右手を失う男の話だから、あっでも失うといっても諸々の流れがあって『AKIRA』の鉄雄の暴走した手みたいななんだっけ『K.O.F』に出てきた鉄雄みたいなキャラのゲージ溜まった時の超必殺技みたいな暴走をするような時にマツケン登場で叩き斬られるっていうワンシーンありかなって。


 『さようなら、ギャングたち』みたいのを今やってみたらとかなんか考えてたらそういう話が浮かんで来た。自分の肩甲骨の痛さとかもあって、あとは昔本屋でバイトしてた時のお客さんですごくキレイな子で右腕の肘から下がない人を見た事があってその印象が未だに残ってる。


 舞城王太郎著『阿修羅ガール』にいきなりグッチ裕三が出てきたようなもので、『阿修羅ガール』に対抗して『毘沙門ボーイ』とかありかなって思ってたんだが、さっき久しぶりに緑道をジョギングしてその途中の神社のとこの石碑に『毘沙門』ってあった。まあ、さすがにそのタイトルはないなとも思うが。

 
 で、日経BPのアンケートに答えたら図書カードが当たって送られてきたので『文化系トークラジオ Life』の「Life 夏の1冊」で紹介されたマイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』を近所の書店で買った。ハヤカワSF夏フェスもしてて気になったが。『ハローサマー、グッドバイ』ってタイトルがすでにいいし。

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

阿修羅ガール (新潮文庫)

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ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)