Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

『劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル』

 朝仮眠に近い睡眠を取って新宿三丁目のバルト9に。副都心線が停まっていたのでJRで新宿へ。土曜朝の九時前は人もまばら。
 僕らが観た13階は『電王』の劇場版の初日だったらしくめちゃ混み。『仮面ライダー』凄いな。というわけで僕と平尾さんは『劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル』をスクリーン7で。


Onitsuka Chihiro鬼束千尋− Gekkou月光(Live)

↑『トリック』のテレビシリーズ1の主題歌だったような。


ストーリー
最強の霊能力者が村人を治める、因習に閉ざされた山村。“カミハエーリ”と呼ばれるその霊能力者が亡くなり、次代のカミハエーリを選ぶため、村では古くからの掟に従い全国から霊能力者を集め、「霊能力者バトルロイヤル」が開催されることになった。妖術を使う男・鈴木玲一郎(松平健)、カミハエーリの末裔・中森翔平(佐藤健)、時間移動の女・高階美代子(夏帆)、不死身なお人・伏見達郎(藤木直人)、未来が見える女・村尾園子(片瀬那奈)、踊る霊媒師・相沢天海(戸田恵子)らが参戦する中、優勝者が手に出来るという財宝をせしめようと、自称・超絶美人霊能力者の山田奈緒子仲間由紀恵)も現れる。さらに、愚かな風習をやめさせるために物理学者・上田次郎阿部寛)が、招かれ渋々やって来る。生死を賭けてトップを競う、恐ろしくも馬鹿馬鹿しい闘いがいま幕を開けた……。


 いつも通りのゆるゆるな流れです。山田奈緒子上田次郎のやりとりと小ネタを楽しむ悪ふざけ的堤幸彦作品ですね。いつも通り山田は上田に『貧乳』と呼ばれ、どこかしら仲間由紀恵の顔が疲れているような気もしなくもないですが。


 『トリック』『ごくせん』とここまで固まってしまったイメージから脱却できないもどかしさが漂っているようにも見えます。この二作品の呪縛から解き放たれるのは十年以上かかりそうだなあって。
 昔の江口洋介みたいなもので、昔だとロン毛で『ひとつ屋根の下』でのあんちゃんのイメージがあったのにもはや消えているのは時間といろんな作品によるものかなって。まあ、大学生ぐらいは『ひとつ屋根の下』知らないとかもあるかもしれないなって終わった後に飯食いながら話したけど。


 一番面白かったのはマツケンこと松平健さんですかね。『トリック』はテレ朝で、『暴れん坊将軍』もテレ朝ということの流れで『暴れん坊将軍』的なネタが非現実過ぎてよかったかなあ。


 なんか村人でアダモちゃんが出てたんだけど『ひょうきん族』をまったく見た事がないのであんまり笑えないんだよなあ。


 まあ、夏帆がいいですよね。この映画。夏帆ファンは観に行ったらいいと思う。いやあ、『天然コケッコー』のそら役みたいな感じで田舎の子で方言が可愛い。いやあ、最後の方のオチとかはまあいただけないというかなんかで観た記憶があるし、本当に翔平は気が付いてなかったの?みたいな。


 気が付かなかった事がひどいよって思う。まあ、夏帆が重要キャラではありますね。『トリック』はまあ掛け合いや小ネタが大事なのでトリックがしょぼくてもいいっちゃいいんだけど。


 『劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル』は夏帆松平健の『暴れん坊将軍』ネタがオススメです!


 で、さっきNHK教育で『新ビバリーヒルズ青春白書』を初めて見た。存在はしってたんだけど。僕は前シリーズ『ビバリーヒルズ高校白書』や『ビバリーヒルズ青春白書』がけっこう好きで見ていたのでこの感じ久しぶりだなって。
 『フレンズ』とかもろもろの海外ドラマがヒットする前からNHK教育とかで休みになるとまとめてやってたりして見てて、海外ドラマは『ビバヒル』『アレフ』『フルハウス』ってイメージがどうも抜けない。


ビバリーヒルズ青春白書#213(終) 1/5

ビバリーヒルズ青春白書#213(終) 2/5

ビバリーヒルズ青春白書#213(終) 3/5

 ↑この最終回観てなかったんだよなあ。

 前シリーズのすごいとこはビバヒルに転校してきた双子の兄妹を軸に高校から始まって就職したり転職したり、付き合ったり別れたり、付き合ったり別れたり、つうか穴兄弟、棒姉妹かみたいな人間関係なんだけど、本来主人公であったはずの双子の妹のブレンダが外国に行った設定で途中で消えて、主人公だろうっていう兄のブランドンも途中で降板して出なくなった。で、彼がいなくったのでケリーが主役扱いになったんだよね。

 これは日本のドラマだとなくて、ワンクールドラマじゃ無理。アメリカのドラマは人気あるとずっとシリーズ続けて行くから観ている人は何年もキャスト見ているからできる手法。

ビバリーヒルズ超青春白書

↑なにこの吹き替えコントは。


 『90210』はビバヒルの郵便番号らしいよ。すげえキャストの入れ替わり具合。確か高校ぐらいとか見てた時は後期のシリーズでケリーがレイプされたりドラッグしたり、で、もう一回されそうになって相手を射殺したような気がするんだが。その辺りでお腹いっぱいになって最終シーズンは見てないんだよなあ。


 『新ビバヒル』にはケリーとブレンダがその後で出てて、観た時に主人公の家庭の、ここも前作を踏襲して父親が校長として母親の経営する学校を経営するために引っ越してきた兄妹が主人公で、そこのお母さんがどっかで見たことあるなって思ったら『フレンズ』のジェシーと結婚したレベッカ役の人だった。


 兄が養子で黒人なんだよね、そういうアメリカの部分は入れてて、絶対に家族と肌の色が違うってことで悩むだろって、そこから一悶着あって成長する過程を描くんだろうなって思うけど、それすらが白人至上主義みたいな感じもしなくもないけどどうなんだろう。まあ、黒人の人とかの視聴者の人が彼に感情移入しやすいのかもしれないなあ。


 あとメインの彼や彼女らが高校生っぽくなさすぎるのは前シリーズからだけど。ヤンデレみたいのが出てきたりとかあと哀しいぐらいにデブだとかブサイクとかがメインにいないんですよね。『ふぞろいの林檎たち』のようなサブに感情移入できないじゃんみたいな。


 まあ、ドラッグを学園祭でやりとりしてた女性生徒が熱血教師に捕まって主人公たちの父親のとこに連れて行ったら、この事は誰にも言うなみたいなやりとりで彼女が言った言葉が「わたしは刑事で麻薬潜入捜査しているから邪魔しないで」って! 凄いわ、この展開。で、二人きりになって「本当は何歳なんだい」って聞いたら「25よ」でなぜキスをするんだ、で終わりって。


 やばいハマって毎週録画してしまいそうだ。

いつの間にやらまるっと10周年! トリック大感謝祭オフィシャルBOOK (TJ MOOK)

いつの間にやらまるっと10周年! トリック大感謝祭オフィシャルBOOK (TJ MOOK)

ビバリーヒルズ高校白書 シーズン1 コンプリートBOX [DVD]

ビバリーヒルズ高校白書 シーズン1 コンプリートBOX [DVD]