「地球の上にビザもなく」 - Spiral Fiction Note’s diary

　「ヤングエース」に表紙が「多重人格探偵サイコ」で、弖虎が描かれていた。田島昭宇さんの書く線が凄く好きだ。表紙の弖虎の色の淡さとか佇まいとかの感じは昔の「摩陀羅」を思わせる、僕だけかもしれないけど。

　連載中の「多重人格探偵サイコ」は犬彦も登場して主要キャラは集まったのでわりと一気にクライマックスに突入してエピローグになって終わるんじゃないかなあと。同じく今号から大塚英志さんが原作の「八雲百怪」が移籍してきた。
　これで「ヤングエース」では大塚英志原作の漫画は「多重人格探偵サイコ」「黒鷺死体宅配便」「八雲百怪」の三つが連載されている。

　角川での大塚さんの力というか影響力とかを思わせる。しかし、「サイコ」「黒鷺」もハリウッドの会社が原作権買っているので上手く行けば海外キャストでの二作品が観れそうだ、でもなんか頓挫しそうだ。

　今、読んでいる青山真治著「地球の上にビザもなく」と前に出た文庫「Helpless」の表紙は田島昭宇さんで、僕が古川日出男さんの作品をジャケ買いしたのは「サウンドトラック」の文庫の表紙が田島さんだったのがデカイ。きっかけとして好きな漫画家やイラストレーターの人が表紙を手掛けていると手に取ってしまう。そうやって大事な作品に出会うこともたまにはある。

　田島昭宇さん、中村佑介さん、浅野いにおさん、西島大介さんがイラストとか表紙を手掛けていると手に取ってしまう。

　「アメトーーク」は東野さんのプレゼンした「大阪だより」で、高校の先輩の千鳥さんを久しぶりに全国区の番組で見た。「M-1」ではいい成績出せないけどトーク磨いてこうやってチャンスをつかんでもっと出てほしい。
　番組の冒頭のナレーションで「僕たちも萎縮せずがんばります」と言っていた。これは先週土曜日の「めちゃイケ」の番組に対してのアンサーだ。岡村さんが終始「萎縮するな」と言っていたことに対しての明確な意思表示だ。

　最近はある程度好きな番組しか見ないけどもずっと見ている番組には本当に萎縮しないで多少は世間の意見を無視して吹っ飛ばして新しい風を吹かせてほしい。これからバラエティを作りたいと思う子供のたちのために。

　平気で放送中に「おま○こ」と言ってしまう、まあ自主規制なんで言っても問題ないらしいけど、「名言」の回とか「オザケン」の予告で普通に言っていたそんな「文化系トークラジオ Life」の「2010年2月28日「小沢健二とその時代」Part3」配信。