Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「Stay(春夏秋冬)Gold」

 深夜の休憩時間にいつも通り本屋に。昨日は朝二日走ってなくて走ったら思いっきり寝てしまったので昼間行動できなかったのもあって。来週で走り始めて一ヶ月になる。週に四か五日走っているが、いかんせんまだ始まったばかりというのも大きくて体力がまだついていない。
 と感じるのも寝たらけっこう深く寝てしまう。体力が付いてきたら無駄に寝なくてもきちんとした時間で目覚めて疲れもさほど残らないはずだ。だが、まだ疲れて目覚ましの時間を過ぎても寝ていたりする。ここが課題だなと思う。おそらくは痩せてくると同時に体力も付いてくると思う。


 ストイックさがまるでない肉体から脱皮、あるいはメタモルフォーゼしたい、けっこう切に思う。二年前に買ったわりと高めのジャケットをこの一年まるで着ていない、腕がぱつんぱつんで、腹の肉のせいでボタンが締まらないしキュッとしまったウエスト部分がまるで締まらない。
 そう言えばファッション誌を買わなくなって、ショップに顔を出さないようになってから一気に太った気がする。タイトな服が着れなくなったらある種の諦めが出てきてなあなあな感じでずるずる太った感じだ。ジャケットにカビがはえないうちに着れるようにならないと。


 あとは体力問題。一番大事な時に必要になってくるものはきっと集中力と精神力と体力だろう。きっと何度か過ぎてしまったけど人生を決める大事な瞬間や出来事に対してその三つを最大限に発揮しないとどうにもならない時がある。それらを発揮した後どうなるかなんて、はっきり言ったらあとは運次第だ。だけども集中力と精神力を支える土台は体力だ。
 それらを全て注ぎ込んでどうにもならないことはどうにもならない。全力を出したって運がなけりゃ、物事は上手く噛み合ないと僕は高校の頃から考えている。運を連れてくるのは人との繋がりだから。それは日常の中にあって、きっかけも導きも混ざり込んでいる、悪意や嫉妬なんかと一緒に空気に混ざり込んでいる。出会う人が、出会った人とどう関係するかで空気中にあるそれらがスゥーと入ってきてその後に影響するような感覚。


 長距離ランナーの孤独の裏にはストイックな肉体と長期戦を戦い抜ける体力がある。

 
 で、深夜の本屋で今読んでいる「ユービック」の作者・フィリップ・K・ディックの代表作である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」「流れよわが涙、と警官は言った」の二冊を買った。読めるとしても十二月入ってか来年の頭ぐらいになりそうだけど。




 ↑なんで同じ装丁のデザインなのに大きさが微妙に違うんだ。刷ったのは今年の六月と九月になっているのに、なぜだ? 


 でヤングエースの最新号も買った。読むのは「新世紀エヴァンゲリオン」「多重人格探偵サイコ」「黒鷺死体宅配便」ぐらいだけど。三つとも一応ハリウッドで映像化される予定だったかな。
 後者二つの大塚英志原作作品の映像化権はハリウッドの制作会社が買ったみたいだけど、今更「多重人格探偵サイコ」を映像化しても九十年代ならまだしも、これから先にやるなら監督と脚本すごくないとしょっぼいサスペンスムービーになってしまいそう。


 「新世紀エヴァンゲリオン」「多重人格探偵サイコ」は全然進まねえ、恐ろしいぐらいに。「多重人格探偵サイコ」の田島昭宇氏が筆が遅いのは、あの絵を書くのに時間がかかるのはもうわかりきっているんだけど、それにしても展開が進んでない。すぐに過去に戻って、原因だとか始まりを描くので進んでる感じがしなくなっている。
 田島さんが楽しくなって本当はあったプロット飛ばして渡久地菊夫を暴走させた辺りが一番面白かった気もするが。「多重人格探偵サイコ」をハリウッドで映画化したらキャストはアメリカ人だったりするんだろうけど、そうするとなんか「セブン」みたいになるのかも。「セブン」ぐらい凄いといいけど。


 「新世紀エヴァンゲリオン」の漫画はアニメと微妙に違う箇所もあるけどある程度物語を知っているのでまあ、それほど先が知りたいってほどの欲求はないけど漫画版はアニメや映画版と違う結末なんだろうな。実際に「ヤングエース」って売れてるのか? 今の所「エヴァ」の付録というかフィギュアでなんとか売り上げ立てているように思うけど。


 実際に付録なくなって「新世紀エヴァンゲリオン」「多重人格探偵サイコ」の連載が終わったらどうなるか? 角川で前に「少年エース」から「多重人格探偵サイコ」が移籍したりした「コミックチャージ」の見事な惨敗ぶりを見るとずっと付録をつけていく路線を止めれそうにはない。
 ファッション誌で付録をつけて売り上げがいい宝島社を見ていると雑誌+付録という、記事になにかプラスでもしないともはや読者は買いはしないのかもしれない。情報ならサイトで見れるとなると実物の効果がデカイっていうことだろうか。


 宝島社が今募集している小説の賞の賞金額見る限り、この出版不況の中で利益あげているとしか思えない。



 朝走っているとだいたい毎回見る顔は同じで習慣づけて散歩している人や走っている人は多い。犬の散歩の人がわりといるし、夫婦で歩いている中年を越した方を見る。たまに猫がひょっこり現れてはささっと僕の気配を探りながら逃げて行く。今日はDragon AshのBestを聴きながら。


 「百合の咲く場所で」「Patience」「morrow [Al Ver.]」でテンション上げて、なんか久しぶりにSteady & Co.が聴きたくなって聴きながら走った。聴きながら今年のカウントダウン、僕が行く日に復活して出てくれないかなって勝手な事を考えながら。
 「Sorrow」「春夏秋冬」「Only Holy Story」「Stay Gold」を曲を飛ばしながら聞く。高三ぐらいだったかな、CD出たの。十年以上経っている。家を出て口が渇くのでチュッパチャップス舐めながら走った。今日わかったことはチュッパチャップスは三十分ちょうどぐらいで舐め終わる。


 帰ってパソコンをオンにして友人のブログを見ていると「落ち」た的なブログだったので↓を。


Steady&Co. - 春夏秋冬


Steady&Co.- Stay Gold

流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)

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新世紀エヴァンゲリオン (11) (角川コミックス・エース (KCA12-11))

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