THE MAD CAPSULE MARKETSのベーシストであった上田剛士のソロユニットAA=のツアーラストライブを山村さんとSHIBUYA-AXに観に行く。開場後三十分後の七時に入るがすでに人でいっぱいで熱気で蒸し暑い。外は冬が一旦戻ってきていて肌寒いというのに。ファン層的に二十代前半から三十代のMADのファンであったろう人たちと年齢層は広い感じを受ける。
僕が一番好きなバンドはDragon Ashでライブに行くと思うのだが、彼らのように十年以上のキャリアになるとデビュー当時からのファンで就職してもライブには絶対に行くと言うファン、年齢的には三十前後と新しくファンになったり昔はこれなかったけど来れるようになったファンが混じる。僕の感じだと僕ぐらいに二十代半ばから後半にかけてはわりとライブから姿を消しているような気がしなくもない。
就職とかで来れなくなったりとかの理由で本気で好きでないと来ないような気がする。特に男が。AA=はMADのファンだった人たちがMADでのライブ以来の上田剛士を観ることになったのだと思うが熱気がやばい、始まる前から汗が出るほどの熱さがそこにはあった。
僕も想像してみた、Dragon Ashが無期限休止とかで五年後とかにライブがあったらこんな熱気がライブハウスにあるのだろうと。始まった瞬間からモッシュとダイブの嵐、さすがに最初からダイバーが人の波を泳いで行く。モッシュも激しく強い。
ボーカルはBACK DROP BOMBのボーカル・白川貴善 、ギターは児島実、ドラムはRIZEの金子統昭という布陣。で「FREEDOM」が激しくカッコいい、でも思ったよりも爆音ではない。二本目のバーの前にいたが耳が痛くなるほどでもない、生音でやってるから?
映像がジャケットの豚だったり、アンチアメリカ的な反戦的なもの、レーザーを使った七色のが会場を走る。AA=というユニット名はジョージ・オーウェル作「動物農場」の一文All animals are equalの略かららしい。
CDを出しているレーベルが坂本龍一をはじめとするアーティストとエイベックスが共同で設立した音楽プロジェクトcommmons(コモンズ)であり、そこは環境問題にも力を入れているので、彼の意志と共有されるものがあるのだろう。しかし、映像もかなりかっこ良かった。あと、MCで上田さん話すけどすごく低姿勢な感じの人で感じがよかった。前にいた女の人が「TAKESHI様!」って言ってた。そういう存在なんだなあって。
それにしてもモッシュの激しいライブだった。あんまり聴いてなかったけど生で持ってかれた。いやあ、THE MAD CAPSULE MARKETSの全盛期を知らないけども彼のカリスマ性は凄いと感じれた。アンコールは一曲だけ、でも本編でアルバムの曲を全部したので、「FREEDOM」をもう一度やって終わった。
AA=「FREEDOM」
以下セトリ。
4LEGS GOOD, 2LEGS BAD
I HATE HUMAN
FREEDOM
LOSER
ROOTS
ALL ANIMALS ARE EQUAL
ELECTRIK
PEOPLE KILL PEOPLE
STARRY NIGHT
NEW HELLO
PEACE!!!
R.I.P.
ENCORE
FREEDOM
昨日は寝てすぐに目が覚めたら十時過ぎでWBCを見た。某SNSでマイミクさんの実況を観ながらの観戦は中々楽しかった。そういうのしたことなかったので、そういえば夜バイトのためにWBCを普通に昼間の試合は全部観たと思うけど。
同時間にやっている高校野球がまったく注目されないのは可哀想だと思う、が仕方ない。結局国と国の戦いの方が盛り上がってしまうものだから。それにしても最後の最後でイチローがっていうのはさすがとしか言えなくて。そういう星の名の元に生まれている人っているんだなって実感する。
「彼女の音楽はさながらストロークスをバックバンドに従えたビョーク?はたまたザ・ジャムに加入したジャニス・ジョプリン?」なんて言うから気になってしまっていたIda Maria(イーダ・マリア)のファーストアルバム「Fortress Round My Heart」を本来目的だったPete Dohertyソロアルバム「Grace / Wastelands」のDVD付きを買うのを待っていて発売日が同じだったので日が変わり給料日になった休憩時間に深夜のツタヤで買ってしまった。
それにしても「Grace / Wastelands」の通常版ばっかりでDVD付き盤がないのかと諦めそうになったけど定番のPのとこに一枚だけ残ってた。この辺りでピートのソロアルバムを買う人間がそんなにいるとは思えないのだが入荷数が少ないのか?
イーダ・マリアは凄くカッコいいですね。正直ライブで観たいと思う感じ。パンクだしポップだし生で観るとどうだろうか?
彼女は「共感覚」を持つ人らしい。
「共感覚」とはある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりするのもらしい、そういえば映画の「ギミーヘヴン」はそれをテーマにしてたなあ、宮崎あおいと主人公の江口洋介がそれを持ってて、で安藤政信さんはまた死ぬ役だったけど。レオナルド・ダ・ヴィンチやスティービー・ワンダー、マイルス・デイビス、宮沢賢治などがそうであったのではないかと言われているらしい。
Oh My God (Official Video)
でも、こういう感じのアーティストって日本に来なかったり、来れなかったりするようになるんだよなあ、感じとしては。ピートなんか入国できないわけだしさ、もうできるんだっけな? リバティーンズをライブで観た時にはもうカールだけのボーカルの時しか観てないし。代官山ユニットのイベント出待ちして一緒にカールに写真撮ってもらったのは凄く嬉しかったけどやっぱりピート・ドハーティのライブは観たいものだ、と言ってもイギリスに行く金なんてないのでぜひ来日してほしい。The Vinesはクレイグ・ニコルズの状態が悪くて結局来日公演キャンセルしたし、やっぱりねって感じであるが。
ゼロ年代のカート・コヴァーン以降のロックンロールのアイコンとして彼の後を継げるものを持っていた二人が日本に来れないと言うのはやっぱりもったいないというか、まあCD出してくれるだけマシかもしれないけど。
ピートはこんなに才能あるのに、スキャンダラスな人間としての扱いの方が本国では大きいのだろうし、チャールズ・ブコウスキーの小説読んでるとピートとかぶる所が多々ある。一方はドラッグまみれで一方は酔いどれで、で共に詩人としての才能は素晴らしいのに。
Smashing Pumpkinsはオリジナルメンバーだったドラムのジミー・チェンバレンが脱退しちゃったよ、おいおいビリー・コーガン! ズワンも速攻で解散してメンバーの悪口を言ってからソロでAXのライブして次に日本に来るのは君らが言う所のスマパンとしてSmashing Pumpkinsとして来るって言ったのに。「Zeitgeist」アルバム出してから来日してねえし、ジミー脱退しちゃうし、君は才能は溢れているのにやっぱり人間性に難があるとしか思えなくなってきたよ。
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