Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

「百年の孤独」

 資料としてSMAPのアルバムを数枚借りる。五枚で千円のキャンペーン中だが、誕生月で半額クーポンを使ったらそっちの方がだいぶ安かった。とりあえず「らいおんハート」以降を借りた。


 チャットモンチーのサードアルバムを買おうか深夜の店内で悩んだ、前程興味がないというかブレイクしすぎてしまったので熱が下がった感じ。チャットモンチーsalyuはファーストアルバムが出る前からライブで観てたけどどっちも武道館でやるぐらいに売れてしまった。


 チャットモンチーsalyuも少しずつファンが増えていくにつれてアイドルオタかみたいな声援をするヤローが増え始めて嫌な気持ちになったが、salyuの武道館ではそういう輩はあんまりいなかったように思う。チャットモンチーはしばらく観に行ってないけどどうなのか。


 まあ、買わなかったけど。レンタルでいいかなって思った。今月はピート・ドハーティのソロアルバムも出るし、ベン・クウェラーのアルバムも欲しいし。ピートのアルバムはスムーザーの田中宗一郎曰く聞いたらべイビーシャンブルズのセカンドをゴミ箱に入れたくなるぐらいの傑作らしい、ホントか?


 で、深夜の本屋をうろうろしてた。前に買おうと思ったら帯とか背表紙が少しボロボロというか傷んでいたので止めておいたガルシア=マルケス百年の孤独」のキレイなのがあったのでつい買ってしまった、読む本が溜まっているけどこの本は早く読みたいと思っていたので、値段がほぼチャットモンチーのアルバムと同じだったけど。


 以下ウィキより『百年の孤独』(ひゃくねんのこどく、Cien Años de Soledad、シエン アニョス デ ソレダド)は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説。1967年初版出版。日本での刊行は1972年、新潮社から。
 ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表的小説。世界各国でベストセラーになり、ラテンアメリカ文学ブームを巻き起こした。ノーベル文学賞を受賞。2002年ノルウェイ・ブッククラブによって「世界傑作文学100」に選ばれている。


 ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel José García Márquez, 1928年3月6日 - )は、コロンビアの作家・小説家。架空の都市マコンドを舞台にした作品を中心に魔術的リアリズムの旗手として数々の作家に多大な影響を与える。1982年にノーベル文学賞受賞。『百年の孤独』『コレラの時代の愛』が2002年、ノルウェイ・ブッククラブによって「世界傑作文学100」に選ばれる。


 ああ、この人ってノーベル文学賞取ったんだ、僕が生まれた年に。ラテンアメリカ文学って読んだ記憶ないから初かな。
 あと魔術的リアリズムって言葉、近年では森見登美彦桜庭一樹などって書かれてたけどそうなのか? 
 古川さんもそんな感じを受けるが。今年は「われらが歌う時」の上下巻を読んだので月一冊ぐらいは海外の作品を読もうと思う。しかし「百年の孤独」も長いな。


 「ラブシャッッフル」は毎回視聴率が落ちている、先週は7%台に落ちていた。今週話は「リップスティック」の窪塚洋介演じた牧村のトラウマというか苦悩だった種がない、つまり自分の遺伝子が残せないという話に近いことが出てきた。


 ラブシャーで唯一の既婚者である玲子の旦那が種がないのでラブシャに参加し、男たちの面がいいということで彼女は彼らとセックスをしていた。彼女は副総理をしたことある政治家を祖父に持ち、政治家の一人娘、旦那はその秘書で次の選挙で父の地盤を継ぎ立候補するとされている。


 彼女は自分が生んだ子供を将来の総理大臣にしようと計画している、そのためには外見が重要だと知っている。だから男前の種を欲しがった、旦那は種がないのだから至極当然かもしれない。
 アメリカでは精子バンクで高学歴の遺伝子を買って受精しシングルマザーで育てている人もいるし、そんな映画が、え〜とスパイク・リー監督でそういうのがあったような気がするが、でもあれは本番して子供を作ってた気がするな、セレブの種だったかな。


 しかし、なぜに野島さんはここまでダジャレを応用するのか、しかも80年代風の古くさい感じの。言葉遊びは好きだし、野田秀樹作「キル」を観たときもこのおっさん言葉遊びとダジャレ好きだなって思ったけど野島さんのそれは本当に古くなっている感じがする。
 時代性と言語感覚のズレがけっこうひどくなっている感じがしてくる。小説だったら読めることがドラマで役者が話すとまた違うものになってしまう。


 そういえばケラリーノ・サンドロヴィッチさんと緒川たまきさんが入籍したってニュースで見た。緒川さんと僕の好きな役者さんが一緒に歩いているのを何度も見ていたのが別れたんだなあ。ケラさんの舞台はKERA・MAP#003「砂の上の植物群」を観たぐらい。「砂の上の植物群」って吉行淳之介の作品にあるけどそっから取ったのかなあ。


 野島伸司さんの「スコットランドヤードゲーム」の言葉遊びは物語的に意味があったのだけど。彼は80〜90年代に呪縛されてしまっているのかもしれない、だからゼロ年代に耐えれていないのか。


 僕が影響を受けたクリエイターを挙げるとすると野島伸司大塚英志園子温古川日出男の四人だ。人生における最初の間違いをしでかすきっかけは完全に野島伸司さんだ。野島さんの世界観を今の視聴者は求めていない感じが強くする。だから小説を書く方がもっと伝えられる気がする、もっと言葉遊びできるはずだろう。


 テレビだからマックスで彼の世界観を表現しないである程度は視聴者にわかりやすくする、でもそれがズレていたら……。
 きっとゼロ年代に入るぐらいまではきちんと軌道にのっていたはずで、今はその軌道から外れている。だからと言って支持者がいないわけではない。


 「らいおんハート」は野島伸司作詞だ、あれは2000年発売だった。彼からの90年代的価値観の手紙だった気がしてならない。

告白

告白

グレイス・ウェイストランズ(限定生産スぺシャル・エディション)(DVD付)

グレイス・ウェイストランズ(限定生産スぺシャル・エディション)(DVD付)

CHANGING HORSES

CHANGING HORSES

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)