火曜日はTCGカード提示したら千円で鑑賞できるDayなんで、『止められるか、俺たちを』観にテアトル新宿に観に。若松監督の作品で劇場で観たことがあるのはここ、テアトル新宿で上映してた『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』ぐらいだと思う。
主演の門脇さんや井浦さん、小路監督『ケンとカズ』に出演していた毎熊さんや藤原さんとかみんな面構えがよかった。居心地のいい、自分が好きな場所や関係性はいつか終わるし変わるから、過ぎ去ったあとに残された者には眩しくていとおしい。
音楽が曽我部さんだった。帰ってからエンディング曲をiTunesで購入した。
だいぶ前に園子温監督が「東京ガガガ」時代のことを園さん役を染谷将太さんで撮りたいなって言われていたことを思い出した。そのためにはかつて関わっていた人の協力も大事になるし、ある程度時が過ぎないとできない部分もあるんだろうか。
『アンダー・ザ・シルバーレイク』
昨日、今年のワーストワンな映画を観てしまったので口直しとして『アンダー・ザ・シルバーレイク』をアップリンクで。
毎週『週刊ポスト』に書いてる連載「予告編妄想かわら版」で今週取り上げた『アンダー・ザ・シルバーレイク』を。書いた以上お金もらってるし観ないとなあ、とも思う。ただ、毎週予告編観てオチとか妄想してることの意味不明さはあるけど、来年の六月ぐらいまで続いたら百回になる。そのぐらいの固まりになると謎な映画コラム集の断片にはなるのかなあ。
作中にはLAに行った時に間違えてアスレチックコースを一時間以上かけて登ったグリフィス天文台(ララランドに出てくるあれね)も出てくるけど、アスレチックコースも出てきて親近感。天文台から「HOLLYWOOD」の文字が見えた。あの文字の後ろに隠された○○があるぞみたいな都市伝説みたいな話を聞いたことあるけど、そういう要素てんこ盛りだった。
すっげえわかりやすく言うとゼロ年代の『メフィスト』『ファウスト』出身の佐藤友哉、西尾維新、舞城王太郎が書いてきた世界観、ミステリーをハリウッド、LAに舞台を移してより都市伝説的な要素強めた作品って言えるんじゃないかなあ。